サンホラ雑談スレ
15:★ぐっこ2004/05/25(火) 22:51
19 名前: 惟新 投稿日:2004/02/09(月) 02:47
>『魔法使いサラバント』
ちょっとわかりにくいですよね。
 >古の罪と罰の円舞曲 ランプに閉じ込められていた
 >今から 私を出してくれたマスター さあ願いをどうぞ叶えましょう
 >三つの願いすべて 叶えたら 少女は再び
 >ただ冷たい砂の下で 幾千の孤独に震える
ランプの魔人である少女は罪を得てランプに閉じ込められている。
そして三つの願いを叶えてしまえば、少女は再び孤独の闇に繋がれてしまう。
 >目覚めれば砂が巻き上がる 丘の上で抱かれていた
 >黒髪の美しい少女 泣きながら微笑んでいた
        (中略)
 >そして、彼は願った。
 >吹き荒ぶ風は砂を巻き上げて 若い旅人の行く手を阻む
 >旅の道連れは一頭の駱駝 長い黒髪の少女が一人
長い黒髪の少女=黒髪の美しい少女(魔人)だとすれば、
魔人である少女は「古の罪と罰の円舞曲」から解放されたことになります。
願いを三つともは使わなかったのか、もしくは、
一つ使ってランプの魔人(黒髪の少女)の解放を願ったか。
私の解釈を申しますと、
 >失われた者のために願うより いま目の前にあるものを見詰めて…
から、まずは自らの救命を願い、
 >そして、彼は願った。
から、恋人の蘇生を祈り、“それだけだった”。
つまり、三つ目は何も祈らなかったんじゃないかと考えています。
…ただ、
 >旅の道連れは一頭の駱駝 長い黒髪の少女が一人
としか描かれていないところから、
 魔人の解放を願う→サラバントが身代わりに
なんていう(((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブルな展開も可能ではあります…

いずれにせよ、何を願ったか、あるいは願わなかったのか。
この曲における聞き手への委ね方は、普通に感心しました。
だってすごく驚きましたもの! どういうこと!? って。
その効果を狙ったというのなら、おそらく大成功なんじゃないでしょうか。
1-AA