下
サンホラ雑談スレ
234:★玉川雄一 2004/11/05(金) 20:13 さすが、これだけ人が集まると様々な切り口があって 互いに解釈を補完しあえるものですね。 とはいえそろそろ袋小路もチラホラと見えてきたようで。 4thの収録曲は「Ark」や「Yield」以外にもあるのですから、 現時点での公開内容だけでは解明できないポイントも当然あるのでしょうね。 公式サイトのRevoさんのコメントにもありましたが、 >1、8曲目に関しては意味の分からない部分もあると思うのですが、 >それらが本編においてどう繋がってくるのか、 >次回作『4th(仮)』に向けて期待を膨らませて頂ければ幸いです。 私らそうとう踊らされてますねえ(^_^;) でもこうして皆さんのご意見はとてもためになるので この掲示板がもっともっと賑わったらいいなあ。
235:惟新 2004/11/06(土) 18:46 踊り踊るもまた楽し♪ 様々な意見、見解を聞いて理解の一助とし、より深く味わうのももちろんですが、 こうして同じ作品についてアレコレ話すこと自体すごく楽しいですよね。 そういえば、正解のない袋小路は私たちの世界そのもの、でも諦めないで、 ってのがクロセカだったような気もするなあ。 どんな切り口でくるだろうかと私も4thが楽しみです。 今回の2作品にも思いもよらない仕掛けがあったりしたら 正直(;´Д`)ハァハァっすよもう。仮面の男といい、ホント謎だらけですからねー。
236:セキモリ 2004/11/07(日) 23:31 ちょっとネタ切れ停滞気味? なので、ちょっとわからないことを質問。 殺戮の舞台女優が犯罪史に現れたのは3回。 1回目は父親殺しでしょうけれど、2回目は? 養父が殺したのは誰なんだろう? それと、最初のナレーションでミシェルの生涯は短かったと言ってるのに、 3回目の事件で「干からびたような老婆」になってるのは何故だろう? 以前に考察されてることなのかもしれないのですが、Logが無いので分 かりません(TT
237:★ぐっこ 2004/11/07(日) 23:57 (゚∀゚)! 揃いも揃ったり! やはりイロイロと考察しがいのある楽曲ですやね。 しかしまあ、確かに情報量が限られているため、手詰まりになりますやね… 続きは本家の追加情報と、4thですな。 >Ark そういえば、冒頭のボコボコいってる音から、試験管やフラスコの類を当然のように 連想しますが、「彼ら」がやってるのは、本当に「人体実験」なのかなあ、とふと疑問が。 「禁断の器官(海馬)に手を加えて」っていうのは、マジに脳手術ないし投薬改造をした… というわけではなく、彼らの持つ「欲望・欲求」に一方向のバイアスをかける、というか 「汝の望むことを為せ」と嗾けているのでは…。そういう「海馬に(間接的に)手を加えた実験」。 「新しい世界へと羽ばたける自己暗示」という言葉を見て、そう感じますた。 >仮面の男 あくまで視覚的印象ですが、「監視卿」にとっても、彼の出現は想定外ではないかなあ、と。 監視卿が、実験を行っている組織、ないしその組織を監視している機関の者であると仮定すれば、ですけど。 仮面の男は、彼らにとっては全くの第三者として、舞台の影から不意に登場する謎の存在…という印象です。 それにしても監視卿自身の正体もアレですなあ…。 「"〜神にでも成った心算なの?"…か」という、過去を思い出しての自嘲じみた呟きと、「在りし日に〜 〜少女の声で囁く…"楽園へ還りましょう"」の部分は、いずれも監視卿自身の体験っぽいですし。無くした 薬指は、彼が陥ちこみかけた自分の「アーク」を断ち切った跡なのかも。 >Yield じつは昨日、我が社でISO9001の「マネージメントレビュー」つう重要な会議がありまして。 で、わたし品質管理責任者(押しつけられた)の身ですから、議長役勤めてたわけですな。 しかしながら、考えていたのはこのYieldの歌詞の中身だったり(^_^;) 大丈夫か弊社の品質管理! んで、やはり考え直したのですが、「落ちた首」はどうにも男っぽい、という印象。 このへん、惟新様の考察の後段とかと同じ。「手に入らないのなら…」という展開ではないかなあ、と。 となると、女二人が残るわけで。で、仮面の男が+1。それから立ち去るのが二人だから、一人は仮面の男、 女二人のどちらかが、そこに残るのでしょうけど… ここから先は考察の圏外ですた(^_^;) でもまあ、仮面の男登場のタイミングが、3-1+1-2の数式の「最後」になっているから、 彼を数式に入れてしまうこと自体、間違いかもしれませんけど… 相変わらず仮面の男の目的は不明ですが、とにかく彼が拉致あるいは勧誘のために出現している のならば、4thでは必ず「集められた者たち」のこの後も分かるわけで、期待大!
238:アンタレス 2004/11/08(月) 00:53 >セキモリさん 2回目は・・・・やはり養父『Armand Ollivier』が『Michele Malebranche』を殺害した、 としか読み取れません私には。 絞殺・死体遺棄未遂事件の「未遂」は死体遺棄が未遂・・・ですよね? 絞殺まで未遂だったら「死体」遺棄にはならないでしょうし(^_^; じゃあ何で3回目があるんだ!?って話になりますが、彼女がどんな魔法を駆使したのか はわかりません(笑)でもどういうわけか生き返って、その状態を保つために青少年達を 拉致ってたのかな〜とか思っとります。そして結局は足りなくてあぼーんだった、と。 1回目が1887年、2回目が1895年、そして3回目が1902年・・・幼い少女だった1回目の頃 から、足掛けわずか15年しか経ってない。でも最期は老婆・・・謎ですね。 ちなみに1回目の事件は「屋根裏の少女」、2回目は「檻の中の遊戯」として『ぴこリロ』 こと『Pico Magic Reloaded』に3曲まとめて収録されています。 ヤフオク相場が異常に高騰している昨今、1日でも早く『Pico Magic Double』をリリース して欲スィ・・・Revoさん頑張れ〜☆(≧▽≦)/
239:アンタレス 2004/11/08(月) 00:56 しまった!3回目は1903年だった・・・・ ルーアン郊外の廃屋に逝って来ます(爆)
240:★玉川雄一 2004/11/08(月) 01:10 >セキモリさん この件に関しては、『Lost』や『Pico Magic Reloaded』を聴くことができればある程度は明らかになります。 絶版CDも再販かかるといいのですけどね。新規ファンのためにもぜひ! ええと、以下のような展開になります。 これはアンタレスさんのご意見としてご教示頂いたもので、私としても目からウロコでした。 ■(初舞台「パパの幸せを描いてあげる。」en 21 novermbre 1887) 実父「Joseph Malebranche」の凄惨な変死事件 この部分は、『Pico Magic Reloaded』に収録された『屋根裏の少女』という曲に該当します。 同CDの補則解説に拠れば >その昔フリ−DLで発表していた曲です。 >3年程前の曲で、マスタ−もこれしか残ってません。 >他の曲と比べ明らかに音が悪くて申訳ない。 >結構人気のあった曲で、判り易いRevoメロですね。 この曲にはボーカルはなく、「詞」のみが存在します。 メロディだけ聴いていると分からないのですが、「詞」では惨劇が繰り広げられていて しかもなまじ間接的な描写だけにガクブル度も倍増… ■(二度目の舞台「もう一度この手で彼女を…」en 30 juillet 1895) 養父「Armand Ollivier」の手による絞殺・死体遺棄未遂事件 ここは、『Lost』および『Pico Magic Reloaded』に収録された『檻の中の遊戯』という曲に該当します。 その曲は、『屋根裏の少女』のメロディを踏襲しつつ新たな詞とボーカルが書かれたもので、 それを読むとある人物が「彼女=愛しい女性」を殺害してタイーホされています。 『檻の中の花』の内容と照らし合わせると、加害者=オリビエ、被害者=ミシェル? 被害者の女性は少女であることを思わせる描写があるので年齢は低そうです。 ただこの被害者がミシェルだとすると、『檻の中の花』で語られた「三つの事件に関わった」という 証言と矛盾を生じてしまうんですよね。この時点で死んじゃったら…ねえ? すると絞殺の段階で既に未遂で、犯行途中にミシェルの謎カウンターを喰らってオリビエは既に発狂し、 彼女の息の根を止める前に“半狂乱で笑いながら”庭に穴を掘っているところをお縄となったのかしら? この辺はイマイチ不明です。ただ『Pico Magic Reloaded』の補足コメントでは >『Lost』収録時とは、違う位置付けになるよう意識しました。 >多少、新鮮な発見があるのではないでしょうか? とあるので、『檻の中の花』の視点からだとどうにかして辻褄が合うようにはなっているみたいです。 ■(三度目の舞台「少年の液体は仄甘く」en 4 fevrier 1903) 「Michele Malebranche」による青少年連続拉致殺害事件 で、ここは『檻の中の花』の曲中ですぐ続いて語られていますね。 二番目のご質問にも絡むのですが、三つの“舞台”の日付が 一度目の舞台…1887.11.21(“殺害遂行能力に疑問の声が上がる”年齢) 二度目の舞台…1895.7.30 三度目の舞台…1903.2.4(老婆ミシェル) となっているわけで、それぞれにおいてミシェルが当事者だったとするならば計算が合わない。 それにご指摘のように「短い生涯」というのにも矛盾しているという。 こちらの問題に関しては私とアンタレスさんのやりとりでも謎のままでした。 本当に何か魔法でも駆使したのかしら? あるいはこれらの日時は実際の事件発生ではなく、ノエル・マールブランシェ(←こいつ誰よ?)が 著した連作幻想戯曲『檻の中の花』の舞台の発表時期を表したものなのか…? CD発売当時を知る方は何かご存じないでしょうか。
241:★玉川雄一 2004/11/08(月) 01:16 あー! 時間差でアンタレスさんが先に! 久々にまとめて打っとくか。 -----________ \ | / ---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ -------------- 。 ←“三度目の舞台”の年度を一年間違えたアンタレスさん -- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ────____ / ── ̄ ̄ / / \ //|  ̄ / / \ ┼┐─┼─ /| │ / / \.. ││─┼─ | . . . .││ │ ∧ ∧ ( ) ←殺戮の舞台女優 ζ \.__ ミシェル・マールブランシェ ( \ξ ∫ \ \ ∫ ゙ l \ \、 _____ ( .) ) く (二二二二_____) │ | ノ ゙^^^ 七人目の獲物がルーアン郊外の廃屋へと向かう… -----________ \ | / ---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ -------------- 。 ←オフラインの時間差でケコーンしてしまった漏れ -- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ────____ / ── ̄ ̄ / / \ //|  ̄ / / \ ┼┐─┼─ /| │ / / \.. ││─┼─ | . . . .││ │ ∧ ∧ ( ) ←殺戮の舞台女優 ζ \.__ ミシェル・マールブランシェ ( \ξ ∫ \ \ ∫ ゙ l \ \、 _____ ( .) ) く (二二二二_____) │ | ノ ゙^^^ 続いて八人目が… ルーアン郊外の廃屋は大賑わい('A`)
242:夜型人間・シドウミツキ 2004/11/08(月) 03:58 「Elysion」の発売から2週間近くが経ち、今作から触れた方々の間にもだんだんと謎解きが流行り始めてきたようですね。 音楽性については十分に分かる内容でしたが、物語性についてはこれ一つでは謎が多すぎるということで、 今までの曲同士の相関図を作ろうと思っているのですが、一種の少宇宙じみてきてなかなか上手くまとまりません。 いっそのこと、Wikiサイトにでもした方が楽かも? それはそうとして、Malebranche三部作についての私なりの解釈を書いてみるとしましょう。 これは結構前から考えていたので、それなりに自信のある考えです。 まず、絞殺・死体遺棄未遂についてですが、死に掛けたのではなく、死んでから甦ったのではないかと私は考えます。 なぜならば、養父Armandの「もう一度この手で彼女を・・・」という台詞から、殺害がこの一度きりではないことが分かるからです。 また、Micheleが男性の血液を必要としていたことからも、彼女が普通の人間でないことが見て取れます。 彼女がなぜ不死の身体になったのかについて手掛かりは少ないのですが、 もしかすると、実父Josephが彼女を殺そうとしたときから既にはその兆候はあったのかもしれません。 その後、"識られざる幕間劇"のように隠れて血液を摂っていたところがいつしかArmandの知るところとなり、 危機感を抱いた彼によって殺害されたものと考えられます。 一方、ArmandがMicheleを最初に殺そうとした時、彼はまだ比較的に正常な思考を持っていたはずです。 しかし、殺したはずの人間がその度に甦ってきたとしたら、そりゃあ発狂しても仕方ありません。 結果彼は、彼女が死ぬまで殺し続けなければならないという"檻"に囚われてしまいます。 (忘れるまで思い出して、失うまで逃がさない) その後Micheleは13人の青少年の腐乱死体とともに干からびた老婆の姿で発見されますが、 これは、不死の身体であったことの代償ではないでしょうか。 つまり、男性の血液を摂取する限り彼女は生き続けることができたのですが、それだけでは孤独な生でしかない。 他人に愛されてこその人生であるという思いから、自分を愛してくれる人を探していたのでしょう。 (元を辿れば、子供の頃の「私 お友達が 欲しいな・・・。」という言葉が既にその始まりだったのかもしれません) しかし、その思いが極めて偏執的であったために、結局彼女を愛してくれる人は誰一人見つからなかった。 ならば生きていくことは苦痛にしかならないということに気付き、彼女は自殺(血液の摂取を止める)に至ったのです。 (愛を無くしたこの世界に・・・ 捧ぐ...お別れの挨拶) 老婆の姿となったのは、今まで不死の身体であったことの反動でしょう。 "自称天才犯罪心理学者"M.Christphe Jan-Jacques Saint-Laurentが言うところの"檻"、「我々も同じ檻の中にいる」というのは、 すなわち、誰かに愛されながら生きていたいという願いに他ならないと私は考えます。 と、ここまで書いたところで誤って一度消してしまったので、それこそ私が干からびかねない状態でした(^^;) 言うまでもありませんが、以上は私独自の解釈ですので、彼女の不死性などを取り除いて考えるのもまた面白いと思います。 他に気になる点と言えば・・・ ・Micheleの没年が1903年、そこから「死後一世紀」ということは、 Christphe Jan-Jacques Saint-Laurentの生きている時代は2000年代、つまり現代。 連作幻想戯曲「檻の中の花」とは、本当にただの戯曲なのだろうか? ・このMalebranche三部作と「Ark」に繋がりがあるとは考えられないか? 共通点としては、"檻"という単語が出てくることと、偏執的な愛の物語であるということ。
243:セキモリ 2004/11/08(月) 09:03 情報量が多すぎて、思考をまとめるためにもWikiサイトが欲しいです。 >ぐっこさん 落とした首が男だったバージョンは私の考えではどうにもまとまりませんでした(^^; 女2人が残ったのなら、相当な波乱があっただろうなぁ・・・。 >アンタレスさん やはり、「Pico」2作品を聴かないことには詳しいことは見えない ようですね(^^; 「檻の中の花」は、戯曲としてまとめたもので、事件それぞれの情景 は、それぞれの曲を聴かないことには・・・。 再販を希望しますっ! >玉川雄一さん >シドウミツキさん 濃い考察ありがとうございます! やはり、ミシェル=吸血鬼説は有力なのですねぇ。 しっかし、こういったやりとりがあることを見越して「Elysion」の 選曲をしたのだとしたらRevoさん、相当な商売上手…。 ピコ聴きたいー!リリース超希望ですっ!
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