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サンホラ雑談スレ
215:セキモリ 2004/11/02(火) 20:49 はじめまして。Elysionで初めてSound Horizonを知り、クロUを勢いで購入したセキモリと申します。 「薔薇の騎士団」と「黒の教団」でググってみたらここに流れ着きました。 いやー、今ようやくのこ板を読み終えたのですが、CD2枚だけではわからなかったナゾが解けるわ解けるわw と、これだけでは何なので、皆さん語ってない方向から話題投下おば・・・。 Yieldの歌詞には無い、唄のみのパートについて、私なりの解釈を。 「3、不安定な数字」女2人、男1人の状況。 「3−1、模範的な数式」3人のうち1人の首を落とすこと。 問題となるのは個の性質ではないという歌詞から、男女2人は少なくとも 両思いの関係にあり、凶行に及んだのは残された女だと思われる。 「3−1+1−2、最後に現れたのは仮面の男」ナゾを孕んでいるのは この部分ですね〜。 「それは首じゃないか」と言ったのが娘の両親で、この両名が手引き をして完全犯罪を成したと仮定し、なおかつ、数式に両親は含まれない とすると・・・。 両思いの男女とそれを見つめる娘(3) 片割れの女の突然の「失踪」(−1) 失意の男に取り入り、幸せを手にする娘 やがて生まれる子供(+1) 男女の死。もしくは失踪?(−2) 残された子と、現れた仮面の男。 彼等が消え去った後、荒野に取り残されるのは・・・。 妄想が膨らみまする(^^;
216:那御 2004/11/02(火) 22:04 私も「その人」=「兄」説に同意。 まず、はじめの時点で、二人は既に愛し合う関係にあり、「妹」視点では幸せであった。 しかし、「兄」視点では、それは禁断即ち「背徳」であり、 限りなく同一へ近づくこと(「妹」視点による「楽園」)に葛藤(「律すれば律する程堕ちる」)。 ※「兄」視点・・・禁断=「背徳」の愛への堕ちた日々→背徳の箱舟 遂に「冷たい言葉の雨」を浴びせて「妹」を拒絶。 「妹」は「兄」の変貌に動揺し、信仰へと逃避。そこでアークなるものを与えられる。 ※「妹」視点・・・愛=同一化への欲求と、拒絶への憎悪(とまで言い切れるかなぁ?)→愛憎の箱舟 「妹」は「兄」を殺害。 「兄」の最期・・・頭を過ぎる歪な愛の記憶→「兄」も同一への欲求を持っていた? ところで、 ・仮面の男がラストに登場しますが、これが一体どういうことを示しているか。 ・「箱庭を騙る〜心算なの?」が誰の誰に対する発言か。 この2点私は全然解らんのですが。 前者は、「仮面の男」の実態が掴めないので、これは4th待ちでしょう。 後者は、2回目にこのフレーズが出てくる際に、「『〜心算なの?』か・・・」 となっていることから、監視卿が聴いた発言だと思われますが。 「妹」→「兄」の発言を監視卿が聴いたと考えると不自然な気が・・・ となると、「失った筈の左手の薬指が虚しく疼いた」のフレーズから、 これは以前監視卿が(禁断の?)愛を交わした人間から受けた発言であると考えたのですが・・・ >セキモリさま いらっしゃいませ。あらぁ、Elysionに堕ちちゃった方ですねw 数式に関しては仰る通りかと。 子供が一人残され、現れたのは仮面の男。この子供は孤児・・・ Chronicle 2ndと繋がりが出てきたような、違うような・・・ 以上を考慮して、仮説として、仮面の男が教団から派遣され、 昏い過去を孕んだ子供を集めている・・・と考えられなくもない。
217:ロック 2004/11/03(水) 02:49 こんばんわ。ちょっと見ないでいるうちに濃いい書き込みが沢山!! 大好きな歌姫シリーズも、蟹・・・もといベアトリーチェ・シズカ・ロサ・カニーナ様 の本格的参入でますますヒートアップしてるし!(笑) 「歌姫ぶっちゃけクリニック」の今後の動向がますます気になりますねv それはそうと皆様のArk考察凄い深いですね(・・;) ひとつひとつ真剣に読んでたらかなり時間かかりました・・・が・・・面白い!! 自分一人だったらとうてい出てこないような発想とか着眼点があって、 ますますSHの世界にドップリ沈み込んでいきそうです♪ 皆様のように上手くまとめられませんし、思い込みや創作が混じってるかも しれませんが、とりあえず私もArk〜Yield考察参加させていただきます。 とりあえず箇条書きで・・・ ●登場人物:(歌詞の記述にある事実+想像と推測の産物つれづれ・・・) 1.<妹>=被験体1096。<妹>(ソロル)は通称。「少女」と呼称されるのは 全て彼女のことか。<兄>を殺害。仮面の男と接触? 「信じてたその人」に裏切られた心の傷を埋めるため宗教にはしっていた。 狂信者の類いだった? 2.<兄>=被験体1076。<兄>(フラーテル)は通称。男性。 前述の<妹>に刺殺された模様。<妹>の「信じてたその人」とは同一人物? 3.<監視卿>=ウォッチャー。男性?『左手の薬指』を失っている。既婚者? 監視鏡(モニター)から兄妹を監視(というより観察)していた? それが仕事?同じ役職に就く人間がいるのか・・・は判らない。 兄妹との血縁関係・・・不明。 4.<仮面の男>=謎の男。「教団」関係者?神出鬼没っぽい?男性。 <妹>に「貴女を救うアークである」という名目でナイフを手渡した張本人? そもそも「生物」なのか「ある概念の象徴」なのか・・・は不明。 モニターには映ったらしい(*・ω・*) ●時系列と脳内補完 ○因果(6月)→ 崩壊(2月) ○6月に<兄>の「嘘」?>兄妹の関係に決定的な亀裂が入ったのは6月 >年が明けて2月に<妹>が<兄>を刺殺? 愛し合う兄妹 『限りなく同一に近づける〜 けれどそれ以上には・・・』 ↓ ↓※「けれどそれ以上には・・・」は「同病相憐れみ、傷を舐めあうのは ↓ 心地いいが、それ以上何も生み出さない」という事に気付いた<兄>の心情? ↓ <兄>(その人)の「嘘」による裏切り 『思い出まで裏切った 冷たい言葉の雨』 『脆弱な精神が〜 あの日嘘を吐いた』 ↓ ↓※「脆弱な精神が耐え切れ」なかったのは<妹>との「背徳」行為? ↓ 「裏切り」=「嘘」と考えると兄は「背徳」への恐れから ↓ <妹>とその愛を拒否した? ↓ <妹> 鬱・・・>信仰に逃げ込む 『逃げ込んだ楽園は信仰という狂気』 ↓ <妹> 覚醒>「愛して貰えないのなら殺してしまえばいいじゃない」 (・・・あたりが本音かと・・・;) 『「進行」という凶器』 ↓ 謎の人物(教団関係者?)から<妹>へ凶器が渡される。 監視卿は黙認? ↓ <妹>、<兄>を刺殺。 ↓ 『監視卿は天を仰ぎ〜仮面の男が立っていた・・・』 ここがシメですかね。
218:ロック 2004/11/03(水) 02:49 ●台詞:(歌詞内でカギカッコでくくられている部分を登場順に検証) ○「箱庭を騙る檻の中で〜 心算なの・・・」その1 →口調、あらまり姫vの声色から推測するに発言者は女性と思われる。 女性→<妹>か?それとも<監視卿>の(元)伴侶? あきらかな侮蔑と落胆、恐れ等が感じ取れる台詞。 ○「我々を楽園へ〜 アークを与えよう」 →楽園、箱舟、哀れな魂、大地から解き放つ、救い・・・宗教的な雰囲気の単語が頻出。 まるで特定宗教の伝道師の台詞の如く。 前項の <仮面の男>=ノア若しくは「黒の教団」関係者 という推測をもとに 考察すると、発言者は<仮面の男>? 「アーク」の謎。 この台詞中の「アーク」はその後 ト書き(笑)で二度登場。 その1:『アークと呼ばれた物』(それ)は月光を受けて銀色に煌いた その2:『アークと呼ばれた物』(ナイフ)を握って・・・ 発言を受けた相手は「貴女」から女性とわかるので十中八九、<妹>。 ここでの「アーク」は間違いなく<妹>による<兄>殺害時に使われた凶器。 つまりこの台詞は殺人教唆(汗)凶器まで渡してます; ○「ねぇ・・・何故〜愛し合っていたのに・・・」 →<妹>から<兄>への台詞。 こんなこと言いながら刃物持って微笑み、にじり寄って来る少女・・・(゚Д゚;)ガクブル <兄>はこの問いかけへの返答次第では殺されなかったかも。 ○「箱庭を騙る檻の中で〜 心算なの・・・」その2 →ト書きの『か・・・』まで含めて監視卿の台詞? 兄妹の愛とその崩壊を 目の当たりにして、かつて自身に言われた台詞を自嘲と共に反芻しているのか。 ○「楽園へ還りましょう」 →<妹>の発言。楽園へ還る>魂の解放>死!? 無理心中を図ったにしては<妹>は生きているようだが、ここでは 言外に「一緒に」という語句が含まれているような。もしかしたら<妹>自身は <兄>と一緒に死ぬつもりだったが、監視卿(達?)に止められた? もしくは・・・<妹>には「今は」死ねない理由があった。 「孕み続けた季節」というのはもしや<兄>との・・・ ●その他: ○キーワード: 1.Ark=アーク=箱舟。 『崩壊する世界から逃避するためのアーティファクト』を象徴。 しかしそれもまた一つの閉じられた小さな「世界」である。 新世界の指導者が神の啓示を受けて製造したフネ。 そのフネには彼と彼の「家族」、そしてひとつがいずつの動物だけが 乗る事を赦された。 関連:洪水 2.信仰 Chronicle2の「黒の教団」は 教典である「黒の予言書」に世界の破滅が 書かれている事から、いわゆる終末思想的な信仰がメインだったようです。 普通にキリスト教的な 世界の破滅→選ばれた神の子(信者)だけ楽園で再生・・・ という教義っぽいんですが・・・(でもかなり選民的な;) Arkの<妹>の信仰していた宗教と「黒の教団」の関係はあるのか? ○「被験体・・・」部分のバックコーラス 私はこう聴こえます。 Soror with the ‘Ark’ Frater in the dark. Soror with the ‘Ark’ Frater is dead. ※1:兄妹の通称?名前?のつづりについては結構テキトーです; ※2:「馬鹿にするな!」とのお叱りを覚悟で蛇足;2行目 the ‘Ark’ 「Ark」は母音から始まる単語なので the の発音は「ズィ」
219:ロック 2004/11/03(水) 02:50 つ、疲れました・・・; かなり妄想の類いが入ってるかもしれませんが、こんな感じに 聴いて(読んで)ます。 ソロル(ということにした)たんラヴv故にArk考察 はやめられません(笑) Revoさんが生み出してあらまり姫が命を吹き込む SHの少女達は みな小悪魔的な魅力を持っていますよねvv でも今はうっかり「ランプの魔人」萌え〜・・・ >玉川さん >ロックさんは「ATE」としてますけど誤記でしょうか? あちゃあ〜〜〜!! 誤記・・・というより誤謬です。私の勘違いと早とちりが華麗なる併せ技をキメて くれたようです。混乱を招く書き込みをしてしまってすいません; ハァハァしすぎました・・・反省_| ̄|○ 「ATR:E」読めない・・・
220:ニカイア 2004/11/03(水) 14:41 >玉川さん 「Lost」で「忘れ物」ですか… ううん、クロセカの「白鴉」みたいなモノっぽいですね。 >ロックさん 左手の薬指…というと、やっぱり指輪になりますよね… 失った「はず」ってのも気になるんですよね。 今回はそれだけです。ではでは。
221:セキモリ 2004/11/03(水) 20:20 私も、ロックさんの時系列解釈に賛成でっす。 旅の男が具体的にどんな願いをしたのかも気になりますね〜w あ、そうそう。クロ2を一日中聞いてて思ったのですが。 雷神に封じ込められた邪神=書の魔獣という憶測は成り立ちませんかね? 雷神と邪神の一度目の戦いが、クロニクル第一巻のかなり最初の方という こともありますし。 その上で白鴉がクロニクルに出てきたのが第4巻が最初と仮定すると、 こんな仮説が出てくるのですがー。 24巻最後のページ。書の魔獣に立ち向かったのは雷神ではなく白鴉。 と、いうことは、<ハジマリ>のクロニクルから先の未来、<雷神の系譜> ならぬ<白鴉の系譜>の物語があるのでは??? そう考えて「キミが生まれてくる世界」を聞くと、なんかおもしろい。 あ、あと、邪神の唸り声がどーも、犬のものに聞こえるのですわ。 ウチの飼い犬があんな感じに唸るので。 で、突飛な考えですけれど、澪音の<黒銀の毛並の犬>=書の魔獣!? となると、澪音=クロニカ??? 「雷神の左腕」にある、扉というのは、澪音の瞼とか??? ルーアン郊外の廃屋へ飛ばされそうなので、そろそろ妄想を打ち切りますw
222:れっどすぺーす 2004/11/03(水) 23:50 二度目の書き込み失礼いたします〜。 Arkについて >ロックさん ○『楽園へ還りましょう』 私も言外に「一緒に」は含まれてると思います。ただ、私には「妹」は 無理心中を図ったというよりは「兄」を自分と同じ場所に連れて行こう、 という考えのみで行動に至ったように思えます。彼女は既に楽園に堕ちており、 また彼女にとってはナイフは「ナイフ」ではなく、「アーク」なわけです。 ですから、『この「アーク」を使えば、お兄様も楽園にいけるに違いない』という 思考のもと「兄」に「アーク」を与えようとした結果が殺害なんじゃないかなーとか。 Yieldについて >セキモリさん ○3−1+1−2 +1が子供、というのは意外な視点でした。 私は+1は仮面の男だと思っていたので、 2人の女、1人の男(3) 『一人娘』がどちらかを殺害(−1) 現れる仮面の男(+1) 仮面の男と去る『一人娘』or殺害されなかったもう1人(−2) と考えていました。 どちらかを殺害、と書いたのは、『恋心』や『不毛な恋』、『想いが実る』 などからから見れば殺されそうなのはもう1人の女なのですが、『問題となるのは 個の性質ではなく、唯記号としての数量』という記述から、『世界』はとにかく 『2』になればいいという考えのようですから、死ぬのは3人のうち誰でも 構わない。ならば可能性としては男が殺されることもアリだろうと。 もぎ取るとか刈り取るとか言ってるので、『一人娘』が殺害したものだとは 思うのですが……。 ……なんだかArkもYieldも同じ『箱庭(を騙る檻の中)』という世界の中の こととも取れますねぇ。世界が安定を求める、とか『外側』の視点に見えますし。
223:★ぐっこ 2004/11/04(木) 01:23 うおっ Σ(;゚Д゚)!こりゃ濃ゆい考察がイロイロと! えーと、まずは>>205にんじん様、>>211れっどすぺーす様、>>215セキモリ様、 はじめまして! 怠惰管理人のぐっこと申します。 義兄・玉川さまから薦められて、SHサウンドにハマってからちょうど一年。私も まだまだ新参者ではありますが、たまたま由あって、こうしてあーだこーだと SHについて語り合える場を提供させて頂いてます。 あまーり顔は出せませんが、これからも、よろしくお願いいたしますm(__)m >Ark 電車の中やら車の中やらで無限リピート。 受けた感じだと、やっぱり「あの人」は兄…なんでしょうね。2月と6月つうんで順番の感覚が ヘンにねじれそうですが。 兄に捨てられた(と思った)妹が、どっかで信仰(狂気)を纏って戻ってきて、あの頃の「楽園」 にもどりませう…と兄を刺殺。――で、一部始終それを監視してる連中がいる、と。ご丁寧に症例 の分析までして…というのが話の大筋。 既に何人の方かが指摘されてるように、妹にとって、ナイフは「楽園へ至るための手段」あるいは 「楽園」そのもの、ということで、「アーク」ってのは人それぞれのものなのでしょうねえ… あとは妹に、その「アーク」の概念を与えた者の正体でしょうけど、少なくとも「仮面の男」は それに与する者ではなく、真逆に暗躍している者っぽい。 おおむね>>218ロックさまの考察と同じ感想です。 そういや「監視卿」、わたし最初「れくちゃー」に聞こえターヨ。空耳! >Yield こっちの方が難しい(^_^;) Arkが兄妹相姦っぽいタブー(背徳とか何とか)だったので、最初、私はまず登場する女性を二人と想定。 1人は母親、1人は一人娘。で、男は父親…というカンジで、三人家族。 落ちた首は、おそらく母親のほう。+1は、娘が父との間に生んだ子供。 うわ!今度は父娘相姦だ( ゚Д゚)! エグっ! …と思ったのですが、皆様の考察を拝見して、もういっぺん構想練り直しであります(^_^;) >>199-202 久々の歌姫DJ!まだジュリエッタたん復帰してなかったのか(^_^;) 静さまGJ! まだイターリヤで頑張ってるのね… あと、雷神の系譜ネタの、妙にピロシ節の聴いた激励ワロタ。 >クロセカがらみ あー!邪神=書の魔獣! これは考えなかったなあ…(^_^;) ニュアンスで言うと、書の魔獣は「世界の終焉」の象徴のようなカンジで、肉を持つ「神」というのとは ちょっと違う気もしますけれど、もしイコールが成り立つなら、面白い展開になりそう。
224:★玉川雄一 2004/11/04(木) 02:36 なんか最近どーんと賑わってきましたな。よきかなよきかな。 まあかくいう私もぐっこさんにこの場をお借りしていたり、 そもそもはアンタレスさんから紹介して頂いたのがきっかけで、 文字通り“澪音の世界に囚われ”てしまったわけですが。 ところで4thの「楽園を巡る物語」と1stの「黒の歴史書」の世界観は どの程度繋がりを意識したものでしょうかね。 これまでのストーリーCDは個別にテーマに沿った内容でしたが、 CDを越えた繋がりはさほど感じられませんでした。 今回、クロ2で「ノア」という人物や「滅びゆく旧世界と新世界」が 出ていたことで4thの「Ark」との関連性が意識されることもあるようですが… これはあくまで“Sound Horizonの生み出すCDどうしの系譜”というレベルでとらえるのか、 一歩踏み込んで“その中で語られる物語どうしに繋がりがある”と解釈するのか。 私は今のところ前者かなあ、と漠然と思っていまして、 クロ2の「<空白>のクロニクル」もその線で解釈しているわけですが。 というか、「CDレベルでの繋がり」ですらも物語の一部として取り込んでいるというのでしょうか。 4thの全貌が明らかになればその辺も見えてくるのかな? シドウミツキさんなどは以前からSound Horizonに接してこられたようですが、 各CDが発売された際、リアルタイムの時点でそれぞれの内容についての 関連性について何か感じたことなどありましたでしょうか? ただ内容とは別に、曲の方向性として現在4thの先行公開曲は 「Ark」「Yield」「魔女とラフレンツェ」とどれもが一定の傾向を持っているように感じました。 それは『Pico Magic Reloaded』の収録曲と同じようなもので、以前>>138でも書いたのですが、 >狂気と幻想が自明の現象として当然のように進行していく >却って薄ら恐ろしさすら覚えるような穏やかな狂気 このようなところで、「えっ、今サラリともの凄いこと言ってない!?」というような印象を受けます。 元々『Pico Magic Reloaded』はストーリーCDとは異なるコンセプトで編曲されているようですが、 前半の一連のミシェル・マールブランシェ作品群などある程度のまとまりもあり、 また全曲を通しての共通のイメージがあるように思えます。 そういえば、冒頭の「...Reloaded」ではそれぞれの曲を“狂気”という言葉を絡めて紹介していましたね。 「Ark」は今回のバージョンでさらに「胡散臭い狂気」の度合いが増したように感じられましたし、 「Yield」も曲調としてはアイリッシュ調のテンポを保ちながら、 詞の内容は後半一気に文字通り血なまぐさくなるわけですが、 語り口は敢えてそれとはアンバランスな雰囲気で綴られてゆくという。 これはあらまりさんのハードコアモードがまた絶妙なポイントですよね。 Sound Horizonとの出会いが『Pico Magic Reloaded』だった私にとっては、 この感覚がSound Horizonの第一印象として深く刻まれています。 もちろん他のイメージも劣らず素晴らしいんですけどね。 4thは“楽園”というキーワードを冠しながらどこまで“堕ちて”ゆくのか、 ねじれた期待を抱いたりしてしまう私です。
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