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サンホラ雑談スレ
224:★玉川雄一2004/11/04(木) 02:36AAS
なんか最近どーんと賑わってきましたな。よきかなよきかな。
まあかくいう私もぐっこさんにこの場をお借りしていたり、
そもそもはアンタレスさんから紹介して頂いたのがきっかけで、
文字通り“澪音の世界に囚われ”てしまったわけですが。
ところで4thの「楽園を巡る物語」と1stの「黒の歴史書」の世界観は
どの程度繋がりを意識したものでしょうかね。
これまでのストーリーCDは個別にテーマに沿った内容でしたが、
CDを越えた繋がりはさほど感じられませんでした。
今回、クロ2で「ノア」という人物や「滅びゆく旧世界と新世界」が
出ていたことで4thの「Ark」との関連性が意識されることもあるようですが…
これはあくまで“Sound Horizonの生み出すCDどうしの系譜”というレベルでとらえるのか、
一歩踏み込んで“その中で語られる物語どうしに繋がりがある”と解釈するのか。
私は今のところ前者かなあ、と漠然と思っていまして、
クロ2の「<空白>のクロニクル」もその線で解釈しているわけですが。
というか、「CDレベルでの繋がり」ですらも物語の一部として取り込んでいるというのでしょうか。
4thの全貌が明らかになればその辺も見えてくるのかな?
シドウミツキさんなどは以前からSound Horizonに接してこられたようですが、
各CDが発売された際、リアルタイムの時点でそれぞれの内容についての
関連性について何か感じたことなどありましたでしょうか?
ただ内容とは別に、曲の方向性として現在4thの先行公開曲は
「Ark」「Yield」「魔女とラフレンツェ」とどれもが一定の傾向を持っているように感じました。
それは『Pico Magic Reloaded』の収録曲と同じようなもので、以前>>138でも書いたのですが、
>狂気と幻想が自明の現象として当然のように進行していく
>却って薄ら恐ろしさすら覚えるような穏やかな狂気
このようなところで、「えっ、今サラリともの凄いこと言ってない!?」というような印象を受けます。
元々『Pico Magic Reloaded』はストーリーCDとは異なるコンセプトで編曲されているようですが、
前半の一連のミシェル・マールブランシェ作品群などある程度のまとまりもあり、
また全曲を通しての共通のイメージがあるように思えます。
そういえば、冒頭の「...Reloaded」ではそれぞれの曲を“狂気”という言葉を絡めて紹介していましたね。
「Ark」は今回のバージョンでさらに「胡散臭い狂気」の度合いが増したように感じられましたし、
「Yield」も曲調としてはアイリッシュ調のテンポを保ちながら、
詞の内容は後半一気に文字通り血なまぐさくなるわけですが、
語り口は敢えてそれとはアンバランスな雰囲気で綴られてゆくという。
これはあらまりさんのハードコアモードがまた絶妙なポイントですよね。
Sound Horizonとの出会いが『Pico Magic Reloaded』だった私にとっては、
この感覚がSound Horizonの第一印象として深く刻まれています。
もちろん他のイメージも劣らず素晴らしいんですけどね。
4thは“楽園”というキーワードを冠しながらどこまで“堕ちて”ゆくのか、
ねじれた期待を抱いたりしてしまう私です。
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