下
サンホラ雑談スレ
136:★玉川雄一2004/08/25(水) 00:40
♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪
R「ロベリア・・・」
G「ジュリエッタの!」
RG「「歌姫ぶっちゃけクリニックー!」」
G「こんばんは、“蒼の歌姫”ことジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエです」
R「ご機嫌いかがかしら? “紅の歌姫”ことロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァよ」
G「前回は色々とお騒がせしちゃいましたけど、今回は気を取り直して…」
R「今日はどんな相談が来ているのかしら? 腕が鳴るわね」
G「お、姉さん張り切ってますね? その前に今日はお報せがありまーす」
R「この度、私達のライブツアーが開催されることが決定になりました」
G「プロデューサーのアレッサンドロさんもまた何か企んで(笑)いるみたいですねえ」
R「今度はどんなイベントになるのかしら? 会場で皆さんとお会いできるのが楽しみね」
G「詳しい内容は雑誌などでも順次発表されますので、そちらもチェックしてみてくださいね」
R「それじゃ、今夜もいってみますか!」
G「CMのあとは、一本目のお悩み相談です」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
G「さてそれでは早速今週のお悩み相談、いってみましょうか」
R「はい、一枚目は…『愛の狩人』さんからいただきました。
『ロベリアさん、ジュリエッタさん、私の悩み… いえ、苦しみをどうか聞いてください』
あら、なんだか深刻そうじゃない」
G「番組始まって以来の難問登場かな?」
R「『私には将来を誓い合った恋人がいるのですが』…ってなんだ、いい人がいるんじゃないの。
それで…?『こんなことをいきなり相談するのもどうかとは思ったのですが、
思い切ってペンを執りました。実は… その彼は魔物になってしまうというのです』」
G「…………!!!」
R「ほほう、なかなかヘビーな相談が来たわねえ。でも安心なさい、私達は動じないわよ。
魔物が出ようと雷神様が憑依しようと、どーんと任せなさい−」
G「姉さん、余計なおしゃべりはいいから早く続きを」
R「あら、貴女そんなに真剣な顔してどうしちゃったの? …それじゃ続きを読むわね。
『そもそも、私が魔物に襲われそうになっていたのを助けてくれたというのが
私と彼の出会ったきっかけでした。でもその時、彼は魔物に傷を負わされてしまって…
古の伝説によれば、魔物の呪いが体中を巡り、いずれ同じ魔物になり果ててしまうというのです』
うーん、そんないきさつがあったのね」
G「そんな、恋に落ちたきっかけがすでに悲劇を運命付けていたなんて……」
R「『彼はその事を私に打ち明けてくれました。そして、避けられない終焉が待っているというのなら、
せめて私の手で引導を渡してくれ、と言ったのです。
でも、愛する人をこの手にかけるなんて考えたくもありません。しかし一方で、
何かを必死に堪えている彼の姿を見る度に、彼が人でなくなってしまう、魔物になってしまうと思うと
苦しみから少しでも早く解放してあげた方が良いのだろうか、という思いがよぎるのです。
私は、どうしたらよいのでしょうか…』」
G「………」
R「こ、これは思った以上の難問ね… 最愛の人を失うどころか、人ですらなくなってしまう…
苦しみを断ち切るためには、自分の手でその命を…って究極の選択じゃない!
ジュリエッタ、貴女はどう−」
G「殺れ。撃墜せよ」
R「……もし?」
G「だってそうでしょう? 人が人でなくなるっていうことがどういう意味かわかる? もうこれまでのような生き方は望むべくもないのよ? 他人の目を避け、全てから隠れるようにして生きる… それがどんなに辛いことか! いいえ、それだけならまだしも魔物となって人の心を失ってしまったとしたら… 恋人との思い出も何もかも全てを失くしてしまうというのならば、そしてそれが辛いことだと思うことすらできなくなってしまうのならば、そんなことは誰も望まないに決まってる!」
R「あの… ジュリエッタ?」
G「私は断言できる、魔物として生き長らえるぐらいならば命を絶つに如くはないと! 私が許す、射て、射ち堕とせ、銀色に輝く矢を放て! 何度でも、彼が息絶えるまで!」
R「あーこらこらこらこら! ジュリエッタご乱心!? 皆の者、であえ、であえ!」
〜 しばらくお待ち下さい(・∀・) 〜
上前次1-新書写板AA設索