【考察】クロセカの曲同士は繋がっているのでしょうか
10:potmam2007/11/11(日) 11:19:41 ID:z+Pg/kAk
はじめまして - (2005年01月22日 23時58分20秒)

みなさまはじめまして。
つい最近になって友人からSound Horizonさんを教えてもらい、
日常生活そっちのけでどっぷりはまっているpotmamという者です。


何となく皆様の見解を拝見しながら「辿りつく詩」を聞いている内に、私自身も色々想像が膨らんできてしまったので、遅れ馳せながら便乗させて頂けたらと思います……すみません。


>今は亡き彼女と過ごした日々
私は「亡き日々」説を支持したいのですが、実際にはバラッドがルーナを既に死んでいると誤解した可能性もなきにしもあらずではないかと思っています。私の中でも現在五分五分です……。
この掲示板の18番(「ルーナ…?バラット…?」のスレッド)の方にも書かせて頂いたのですが、例えばバラッドが留守中にルーナのいた村や町が戦禍に巻き込まれほぼ全滅し、ルーナ本人は命辛々逃げ出していたとしたら、遺体が見つからない上にルーナが死んでしまったとバラッドが勘違いする可能性もあるんじゃないかと思うのです。普段は定期的に帰ってきていたものの、今回は戦後処理で帰り着くまでに時間が掛かってしまったのかもしれません。
ただ、これはバラッドが吟遊詩人という前提に基づくものなのでちょっと微妙なのですが……仮にそうだとしたら、ルーナとバラッドは完全な擦れ違いで別れてしまったという形になってしまう訳です。


>名もなき詩
私は、竜胆ありす様とれっどすぺーす様との折衷で、バラッドが歌ったのは「詩人バラッドの悲劇」と「辿りつく詩」に共通する旋律の部分だと思っていました。ちょうど「詩人バラッドの悲劇」でも3回同じ旋律が繰り返されますし(ルーナのハミングを入れると4回になりますが)。


虚ろな世界を 夕闇が包み込む

帰れぬ私は 独り何処へ往く

 

辿りつく詩は 夕闇に陽を灯し

枯れてなお花は 凛と其処に咲く

 

嵐が訪れ 全て薙ぎ倒しても

大切なモノは 絶えず此処に在る

この三箇所が、意味的にも似てますし、韻も踏んでるので、そうではないのかなぁと思いました……。
バラッドの視点からは
「女王の圧制下(+戦禍?)の中で恋人にも会えなくなり、囚われた自分(或いはルーナを失った自分?)は何処へゆこう、行き場などない」
「彼女の為に歌うことは自分にとっての救い。永久に彼女を奪われたとしても、心の中に彼女の姿は永遠だ」
「女王に囚われ(或いは戦禍に巻き込まれ)彼女と逢えなくても、彼女との思い出は自分の中にある」
 ⇒だから何も恐れず死出の旅につくことができる。
ルーナの視点からは
「バラッドに逢えず、道行きは暗い。バラッドのいないところへはもう帰れない(或いはそのまま家もなく帰る宛てもない)」
「あなたの遺志へ辿りつく詩は唯一の希望。バラッド亡き後も彼の詩は残り続けている」
「女王にバラッドを殺されても(或いは戦禍に巻き込まれ全て失っても)、バラッドへの思いを支えに私は生きていける」
 ⇒だから永久に私は歌い続ける


という具合に、どうにでも解釈できてしまうので……普遍的といえば普遍的、ある意味確かに偉大な詩人だと思いますバラッド。


台詞の部分がどうかはよくわからないのですが、旋律がないと口伝えに伝わり難いような気がするのと、正直言って元牢番の男が街の恋人に「君よ...(以下)」と語り聞かせる様を想像するとちょっとぞっとしないので、個人的には外れるんじゃないかと思っています。


すみません……好きすぎて長々と分析してしまいました……。


>帰ってくるよ
私はこの部分、物凄く見事に流してしまってたのですが……仮にアーベルジュに含意があるとしたら、「今は戦乱の時代で帰ってこない男が多いけど(村の何某は帰ってこなかったけど)」或いはそれこそ「あの有名なルーナのところにバラッドは帰らなかったけど」というのでもアリではないかと思います。ルーナが当時そんなに有名だったかはわからないのですが。


>シャルロッテの埋葬
私もこれは、アーベルジュの手によると思います。場合によっては遺体のない、墓標だけの可能性もあるのですが(焼き尽くされて骨すら見つからなかった可能性もあるので)、わざわざ丘にこだわってお墓を建てる理由のある人は、多分シャルロッテ亡き後はアーベルジュしかいませんし。
アーベルジュのお墓も、れっどすぺーす様や惟新様同様、誰かに語っていたと見て構わないと思います。アーベルジュは軍人ですし、死後のことに関して誰にも言い残していなかったという可能性は低いのではないかと思うので……。


議論がすっかり落ち着いてしまってからの書き込みで本当にすみません……本当につい最近はまって、ここを発見して凄く嬉しかったので、思わず書き込んでしまいました。
乱文失礼致します。
1-AA