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【考察】オルドローズを中心に解く楽園ループ
1:胡雪 2007/11/11(日) 13:44:56 ID:z+Pg/kAk (2007年05月19日 10時53分31秒) 今更な話題ではありますが、 「一度自分なりに整理してみよう」と思ったので… その結果を綴らせて頂きます。 隻眼の魔女、深紅のオルドローズ。 彼女はAとEが織り成す楽園において第三者の立場に在りながらも、 ラフレンツェの育ての親と言う関係から 扉を開くために欠かせないキーパーソンといえる彼女。 「地平線の鍵」等の説もある程度納得の上で『良い』と思うのですが、 "幾度と無く開かれる楽園の扉"、その度に出現するのにも関わらず、 「第三者」という立場なのがどうも引っかかってしまうのです。 『もっとコンパクトに収まらないものか』と。 「赤い髪の女=オルドローズ」の説から、 「オルドローズは赤毛」の支持者もいらっしゃるとは思います。 私は「赤い髪の女=オルドローズ」は支持しますが、ここでは 1) 「赤い髪の女」は赤毛ではない(夕日の反射で赤い) 2) 44曲目のエリスはラフレンツェである 3) オルドローズはエリスの魂である …という仮説を前提として立てさせて頂きます。 赤い髪の女はパレードに対する立ち位置が先頭だと明言されてないですし、 (2)の説のために男の肩に座った少女=ラフレンツェとする説を取るので… 登場人物中ABYSSの少女以外で、夕日に背を向け奈落へ向かう女、 つまりはエリス(=オルドローズ)が「赤い髪の女」。 因みに、エリスの魂の行方は… ラフレンツェの娘としてエリス誕生。 ↓ 現世で父(以降:アビス)と暮らすが体質は虚弱。 ↓ 8歳の誕生日を迎える日に昇天。天国(楽園)へ。 ↓ 天国にアビスが居ない事に気付き奈落(アビスの居る楽園)へ。 ただし、代償として隻眼に。 ↓ アビスをラフレンツェに隠されてしまい、奈落をさまよう。 ↓ 一人の赤ん坊を拾いラフレンツェと名付けて育てる。 ↓ オルドローズ(エリス)死亡?エリスの魂が開放される。 ↓ ラフレンツェの娘としてエリス誕生。 一方、ラフレンツェの魂の行方は… 「捨てられた赤子」としてオルドローズに拾われる。 ↓ 冥府の門の番人として育つ。 ↓ 理由はともかくオルドローズと別れる。 ↓ 竪琴の青年(以降:アダム)に恋をし純潔の結界を破ってしまう。 ↓ エリス誕生。アダムはエリスを連れて逃亡。 ↓ 裏切りの代償として呪いの歌を歌う。 結果としてエリス死亡。 ↓ アダムの死を知り、彼を奈落に誘導する。 ↓ エリスのフリをしてアダムと奈落で結ばれる。 ↓ ラフレンツェの娘(次女)誕生。 ↓ ラフレンツェ死亡? アダムとラフレンツェの魂が開放される。 ↓ 娘の娘。ラフレンツェの孫としてラフレンツェ誕生。 ↓ 「捨てられた赤子」としてオルドローズに拾われる。 ラフレンツェの娘が母になり、娘(ラフレンツェ)を産む限り この楽園のループを繰り返す事が出来ると思います。 問題としては「奈落での生死」を扱う必要のあるところが難点でしょうか。 (「実は嘆きの川の畔ならギリギリ可能だ」とか願いたいです) この場合、ラフレンツェの視点からエリスは娘であり伯母なのですが、 男(A)の視点から見ればラフレンツェの祖母はエリスと言う事になるので オルドローズを「義母(はは)」では無く「祖母(そぼ)」と呼ぶ理由はこれかと。 〜余談〜「祖母」の読みに関して。 老年女性の意味を持つ「おほば」を略して「おば」とも読むそうです。 (参考:『広辞苑-第5版-』岩波書店) 「おば」だがルビを振らなかったために歌のお姉さんが読み違えたのか… それとも陛下が「そぼ」と読むようにルビを振ったのか… 考えようによっては上記の説の裏付けとも捕らえられるので記しておきます。 男の妄念が孕ませた「永遠」は、鍵穴の誕生だと思います。 だからこそ、「魔女がラフレンツェを産んだのか〜」の部分は、 「オルドローズ(旧エリス)の存在はラフレンツェを生ませ、(男の妄念) ラフレンツェにエリス(後オルドローズ)を産ませた。(男の罪)」 もはや「鶏が先か、卵が先か」の論争なので『ページの外』に。 アダムでありアビスであるAの行動に関しては、 皆様が思うところとほとんど同じだと思うので省略させていただきます。 因みに時系列は 肖像→魔女→天秤→楽園→パレード の説です。 奈落に至る道のりには「時の荒野」を含むので、 現世に対して奈落での時間軸に違いが有り、何処かで時間が逆行するならば、 呪いでも何でも良いので奈落を出る際に出口を間違えたのだとしたら…? オルフェウスが肖像画の描かれる以前の時代に脱出していたら…? エルの肖像画は1枚だけ存在すれば良いはずです。 空想部分を多く含んだ乱文で申し訳ないですが、 以上が私の楽園ループ説です。 お付き合い頂き有難う御座いました
4:田中 2009/06/13(土) 01:08:40 ID:g/l6PjrU 私はオルドローズ=エル、ラフレンツェだと思います。まず、エルが永遠の命を望み? 肖像画に呪いをかけます。しかし、「幸か不幸か」ラフレンツェを拾い育てることで、愛情が芽生え ラフレンツェに警告をします。しかし、エルは生まれてしまい、ラフレンツェに呪いをかけられてしまいます。 ここで「呪い」はなんであるのかが問題となります。私は、エルと青年個人に対してだけでなく一族その物にのろいをかけられたのではないかと思います。 まず、ラフレンツェは青年と別れた後、名をオルドローズと変え、捨てられる子を待つ。エルの一族の子供はのろいため、ラフレンツェと名づけられ捨てられる。肖像画に魅入られた青年とエルを生む。 本来はエルと青年の子供にこの呪いをかけようとしたと思います。しかし、エルと青年は死んだため、青年は仮面の男としてさ迷い、エルと会うことができません。青年がエルと会うには妄念を捨てて楽園 にいくしかないのですが、そのことに気づくことができないということではないでしょうか?
5:名無しさん@名も無きローラン 2009/06/14(日) 11:06:56 ID:/R7gYTAe 横から失礼します。 私は>>2さんとほぼ同意見です。 ただギリシャ神話において冥府の王はハデスですが、 ここsound horizonの地平線においては 「冥王」=「タナトス」 という式もありますからひょっとしたら・・?w 第二の地平線「タナトス」では 冥王に愛された少女が 永遠に見続ける”死の風景”のお話だったので …ど〜なる?(うをい
6:名無しさん@名も無きローラン 2009/06/15(月) 14:02:18 ID:4H799evx 横槍でごめんなさい・・・ 私はオルドローズは『沈んだ歌姫』のロベリアだと・・・ 勝手な推測ですが 蒼の歌姫であるジュリエッタが 「海の魔女」になったのなら、 紅の歌姫であるロベリアは 「深紅の魔女」になってもおかしくないのでは・・・と。 ロベリアが殺されたという描写もないので、 「王国を追われた」というのにも 当てはめられる気がします。 でもそうなると色々おかしい点が; 乱文失礼いたしました・・・
7:狂々♪廻る…♪ 2009/06/16(火) 12:46:02 ID:kzBW4N/b う〜ん…… >>6さんのオルドローズ=ロベリア説はちょっと賛成できないです。 (かといってオルドローズが誰か、推測すら出来てませんけれど…!) ロベリアさんって、「寵妃」と「宰相」の共謀で「歴史の闇に沈」んだはず… これって、彼らの企てにより殺された(暗殺された?)って解釈できませんか?
8:名無しさん@名も無きローラン 2009/06/16(火) 15:49:48 ID:9n5beeLt >>7 「殺された」という直接的な表現がなかったので、 そういう解釈もできるかも・・・という こじ付けに近い勝手な私の推測でしたので・・・ すみません;
9:狂々♪廻る…♪ 2009/06/18(木) 12:55:17 ID:6huHRtk2 7です。 うわわ。謝らなくていいのですよ…!解釈の違いを愉しむのが、サンホラだと思うですからね。 ただ、ジュリエッタも、「世界までも奪われ」 と、直接的な表現ではなかった気がして(^^;)
10:名無しさん@名も無きローラン 2009/06/18(木) 16:04:34 ID:y4ZwwuCL >>9さん 反応ありがとうございます! あー・・・すみません; そういう意味で言ったのでは・・・ あ、また謝っちゃいましたが; たしかにジュリエッタもないといえば、ないですかね・・・ ただ彼女の場合は『海の魔女』でその後が一応、 描かれていませんか? それが結末かな、と思ったのですが。 ロベリアは「歴史の闇に沈んだ」とだけで、 「それでどうなった」っていうのは 描かれていないと思うんですが。 でも、「魔女がラフレンツェを生んだのか〜」とか、 地平線を越えた誰か、ってことは確かにないですよね; それにしても、何故オルドローズは、 「いなくなっ」てしまったのでしょう? 長文失礼いたしました;
11:名無しさん@名も無きローラン 2009/06/18(木) 16:10:06 ID:dT6JFWRL >>6 私は深紅の魔女=赤の歌姫説、確証が持てる判断材料が無いので何とも言えませんが、単純に考えとしては面白いと思いますよ。 確かにジュリエッタも「世界までも奪われ」と直接的な表現はされていませんが、 実際に海の魔女になっているのですから一概に「死んだ」とは言えないのではと思います。 ラフレンツェが歌を歌ってたのも、深紅の魔女と化した元・赤の歌姫に教わってたと考えると面白いです。 青の歌姫が海の魔女になって歌声に力が宿っているので、赤の歌姫も人間的な死を迎えた後に魔女となって歌声に力が宿ってたとしたら面白いなぁと。
12:狂々♪廻る…♪ 2009/06/19(金) 13:01:08 ID:gnmWzM+b >>10 すみません、そういえばそうですよね。 ジュリエッタはその後があるのに、ロベリアにはない。 「物語は頁の外側に」あるという可能性も示唆していますし、オルドローズ=ロベリア説を頭から否定しているわけではないのですよ。 読みが浅かった、ということです。ワタシの。 しかも直接に近い表現ありましたね、「沈み逝く歌姫」って。逝ってるよ、ジュリエッタ…
13:テレーザベト ◆v3xUSI8p4M 2010/12/15(水) 23:20:25 ID:0yFhXY1w 今気付いたことなので、あまり信憑性はありませんが、「メルヒェン」の「薔薇の塔で眠る姫君」に出てくる「アルテナージャ」というのは 「Elysion」の「エルの絵本【魔女とラフレンツェ】」の「王国を追われた隻眼の魔女」だと思うのですがどうでしょう?
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