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ミシェルの物語考察スレ
13:胡雪2007/11/11(日) 14:06:09 ID:z+Pg/kAkAAS
- (2007年07月14日 16時36分32秒
)地平線の定義…ですか…。
私的解釈ですが、「人物の縛り」ではないかと思います。
地平線は「象徴する内容に囚われている"人"」を描く事によって、表現されているように思います。
だから、囚われる象徴の違い=地平線の違いとなり、地平線を越えて同じ事件が存在する。
ミシェルの場合は
零の地平に"埋もれた"物語
主観の主はミシェル以外の誰か
パパか、または誰でもない第三者の視点
眠れぬ夜の幻想
主観の主はタナトスの少女
古びた玩具箱の壊れた人形を通して見る幻想
喪失の地平線
主観の主はオリヴィエ(多分)
ミシェルを殺害し続ける幻想
…といったところでしょうか。
逆に、一人が複数の地平線に属する可能性もあるかと思います。
『タナトスの幻想は終らない』より、
黒の歴史、死の幻想、喪失の詩、
光溢れる夏には新しく歴史が生まれ変わるというのに、
未だタナトスに抱かれる幻想は終らない…
…とあったので、
前提:タナトスの少女=少女人形の少女
黒の歴史、世界が終焉を迎える日の夜
→やがて訪れる朝日
→嘘つきクロニクル
…というのもアリではないかと。
夜のミシェルの活動時間ですが、
壊れたマリオネットの「月が海に沈むまで」「黄昏に芽生えた殺意」から、
太陽の光が届かない時間帯、かつ月が天に存在する時間帯が最も活発なのかな?と思います。
「午前零時に神と悪魔を宿した」のは単に満月の夜の狂気と推測。
結論はタナトスの少女の幻想と現実の境目を何処に定義するかで大きく異なると思います。
つまり、「壊れたマリネオット」は眠れぬ夜の幻想なのか、少女の現実なのか。
〜余談〜
育児に関して教育の重要性が確立していなかった時代のイギリスでは、
子供たちは屋根裏で過ごし、乳母や家庭教師によって育てられていたらしいですね。
食事もパンとミルクが中心で、肉は特別な事が無い限り食べられなかったとか。
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