ミシェルの物語考察スレ
3:With2007/11/11(日) 13:59:32 ID:z+Pg/kAk
幼少ミシェルの感覚〜死への恐怖〜 - (2007年06月12日 23時42分49秒)

それは父がなくなる前のミシェル 


ミシェルは屋根裏に居る。ただそこに居るという悲劇。
今日も鐘が鳴り、そして朝になり、そして夜になり、鐘が鳴り、朝になり,,,,,,,,,,,,
ふと彼女は思う。
     
私は何故生きているの.............?ただ同じことを壊れた人形のように繰り返すだけなの?


この世界は何故あるの.........?誰かを殺すためにあるの?死ぬためにあるの.........?


この世界は明日私がいなくなっても風が吹くように過ぎ、水が滞らずに流れると一緒で
何も変わらない。あの空も、この風景も..........何事もないように


それって恐ろしい、とっても恐ろしい、この世界が、死が、恐ろしい


ミシェルは死が恐ろしかった。
スケッチブックに自分の欲望の、望みの詰まった世界を作っても、それは本当ではない。
感覚はこの恐ろしい世界にあるかぎり。


歴史は生まれ変わるのに、私は何も変わらず、消えるなんて.............


そしてミシェルは毎夜タナトス抱かれ続ける。
それはミシェルが死を恐れることで、タナトス(死)を意識する。喪失はそれがあれば
それはいつかなくなるという恐怖と同じで、ミシェルが生き続けるかぎり、ミシェルが
無くすことを恐れる限り、死の意識(タナトス)から逃げることはできない。
(タナトスの幻想は終わらない.........と永遠の少年参照)
                                                                                                                                また 色々続く
1-AA