「魔法使いサラバント」中の3つの願い
12:仲本2007/11/11(日) 15:38:02 ID:z+Pg/kAk
(2007年01月14日 02時34分47秒) 

非常に遅れてるのかもしれませんが、私も意見を一つ。


願い事の前に歌詞の整理ですが、まず冒頭の部分での「旅の道連れ」ですが、「一頭のラクダ」となっています。
つまりこの地点で、後半の「旅の道連れ」に主人公…サラバントを含まないということになると考えます。


さて、今度は後半の部分での「旅の道連れ」ですが…「二頭のラクダ」と「長い髪の少女」になります。先の理論に基づいてパーティーはサラバント・少女・ラクダ2ですね


さて本題ですが歌詞の順に追って説明していきましょう。
サラバント(+ラクダ1)は旅(おそらく最初の語りから考えても、ランプの情報を求めて街にでも)

胡散臭い髭の男とであって、交渉

交渉成立。男と共に南西の洞窟へ

洞窟の奥でランプ(どうでもいいけど絨毯も)発見

洞窟崩壊

なんとか洞窟の入り口までたどり着いたサラバントだが、髭の男はサラバントを助けるよりもランプを求めた

ここで恋人の声が聞こえるわけですが…これは崩れかけた洞窟に落ちて臨死体験中なサラバントが恋人(幽霊)の声を聞いたのではないでしょうか?
洞窟に入るシーンでも言ってますが「降りた」つまり下に入っていくわけですから階段かロープでしょうな。とにかく高所からの落下で死にかけたサラバントが見た幻影と

そして砂漠で起きるのですが、これはまず魔人の力でしょう。ランプが壊れたら魔神は終了ですし、崩れた洞窟では人が入ってこないので魔神が勝手に表に出して介抱したと。あるいはこれで魔神は願いを一つかなえたつもりでしたがサラバントに「それは君が勝手にやったことだろ?」と難癖つけたのでは?(アラジン引用)

そして彼は願った…

ではここが本題。前置き長くて失礼。
まず、臨死体験するほど高所から落ちたならば怪我だって酷いと思います。そのためにまずは傷の治療。


2つ目ですが、これは皆様の髭の男ラクダ説だと思います。
サラバントは足の悪いと言う髭の男をラクダに乗せて洞窟へ向かいました。洞窟が崩れたとき、髭の男は洞窟の入り口から「ランプを早くこっちへよこせ!」と叫ぶわけですが、アラジンからの引用もありますが、彼が本当に足が悪いとは思えません。(なにせ"胡散臭い"ですから)ただ危険を冒したくなかったのでしょうね。
洞窟の入り口に居たのですから死ななかった髭の男はラクダと共に街へ帰る途中だったのでは無いでしょうか?だが偶然にも魔神とサラバントを発見!「約束通り願いをかなえさせろ」とかあるいは介抱されてるような状態と見て殺して奪おうとしたんじゃないでしょうかね?
当然サラバントは、自分を助けなかったくせに何をと怒ります。でも約束どおりランプを手に入れたのだから、前者の主張ならば正当性がありますね。ということは後者、相手は殺そうとしてきたと考えて妥当だと思います。
サラバントはとっさに移動によしのラクダに変化させることを願ったのではと考えました。あるいは恋人を蘇らせたときの足にするつもりでラクダだったのかもしれませんが、とにかく第2の願い事は「髭の男をラクダにする」です。


3つ目は結論から言えば「魔神の解放」ですが、少しだけプロセスを説明させてください。
もともと恋人を蘇らせるはずだった恋人。だけど願うときに臨死体験中に聞いた彼女の声を思い出します。
「貴方はまだこっちへ来てはいけないわ」
これは死者蘇生(ここで冒頭の語りですが、死人を扱うのは人間の領域を越えてますので、領分を侵す者)すれば、サラバントに厄災(恋人の言葉からしても死)が降りかかるからとの警告でしょう。
「失われたモノの為に願うより、今目の前にあるモノを見つめて」
前者のモノは失われた人(者)&失われた過去(物)。表記がカタカナなのは多分意味があると思いますので二つです。恋人と恋人との日々を意味してるのでしょう。
後者のモノは願いをかなえたら孤独に震えなければならない魔神(者)&彼女を縛り続けるランプ(物)ではないかと。

先に述べた最後の部分ですが、少女を解放したサラバントは彼女と共にどこかへ行くのでしょう。それぞれラクダに乗って。


まとめますと
1.傷の治療
2.髭の男をラクダに
3.少女を自由に


あと、砂の上で抱かれていたときに少女が泣いていた件ですが、マスターが死んでしまったのではないか?という不安からでしょう。仮初だって命がけで洞窟にランプを取りに来たご主人様ですしね。


長くなりましたが以上が私の見解です。駄文失礼
1-AA