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Ark考察?
1:魚那 2007/11/11(日) 15:52:44 ID:z+Pg/kAk (2007年11月01日 22時21分25秒) 新参者です。よろしくお願いします。 Arkの考察が流れてしまったかで確認できないので、書かせていただきます。 禁断の器官が、海馬で有り、海馬は記憶を司る器官です。 手を加えたと言うことは、記憶の改竄が一番わかりやすいので、それと仮定して話を進めていきます。 フラーテル…兄、と書かれラテン語では”兄弟”を意味するらしいのですが、ヘンゼルとグレーテルのグレーテルと音が近く、女性らしい名前なんですよね。 でフラーテルの記憶として、 『信じてたその人に裏切られた少女』 が語られます。 その先は少女が現実逃避した先を語ります。 記憶はフラーテルの物だとなると“兄弟”と言う意味の名を持つ少女である方が自然かも知れません。 逃避した先が信仰、自己暗示、となると何かの宗教団体であったと推測できます。多分箱船信仰のある宗教団体が。それこそ監視卿の所属する機関であろうと考えられます。 そしてソロルとフラーテルの被験者番号に注目します。 ソロル 1096 フラーテル 1076 下一桁が入力ミスを防ぐ捨て番号だとしても兄妹で有るなら一緒に機関に入ったはずです。 間があいているのは不自然きわまりないのです。 となるとソロルとフラーテルの関係は実は他人ではないか、と言うことになるのです。 そして歌詞は少しさかのぼります。 『思い出まで裏切った 冷たい言葉の雨』 …思い出まで裏切った、と言うより元々存在しないのではないか、と思いました。 つまりこれこそ改竄された記憶。ソロルに与えられた、フラーテルと過ごした偽りの兄妹の記憶。しかも愛し合った記憶まで有ります。 フラーテルに与えられていないのなら冷たい言葉の雨の意味も通ります。 フラーテルにとっては赤の他人。知らない少女からお兄さまと呼ばれれば、貴方なんか知らないと言うはずですから。 心的外傷が重なる、と言うことはソロルの改竄された記憶が元はフラーテルの経験なのではないかと思います。 フラーテルは好きな相手に思いを伝えたことがあるが、妄想の世界を現実に求めた結果、破綻をきたして、機関に精神の安寧を求めた。 フラーテルの思い人は多分実の兄でしょう。そうすれば兄と妹=フラーテルとソロルの二つの物語が混在する曲になりますよね。 フラーテルが懺悔に近い行為をしたなら、機関はそれを知っていることになりますよね。 『あの日嘘を付いた』は、あの日思い人に妄想を、願いを語ってしまったので”現実から逃避した”となると私の中では一番納得できました。 現実に嘘を付くことで、機関に救いを求めることで脆弱な心は耐えきれたのです。 その現実とは思い人を刺したこと。 そうなると同じ物語がソロルとフラーテルで出来ますし。 歪な愛の記憶、それこそフラーテルの妄執でありソロルにとっての現実となります。 追憶も同じですね。 重ねれば同じように求めるけれども、求める以外に道はないんです。それ以上には絶対になれません。 そしてソロルがフラーテルを刺し、ソロルは一人になります。 さて、彼女は普通に死ねたでしょうか。 違うと思いますね。 『在りし日に咲かせた花弁は 暗闇に散り逝くように凜と 少女の声色で囁く「楽園へ還りましょう」…』 フラーテルが思い人を追うように、ソロルがフラーテルをおうように、ソロルを追う者が現れた、と考えるのが自然です。 また同じように実験が繰り返されていく… そのように捉えました。 Arkがコミカライズしたそうなので読んでみたいんですが… 単行本化しているのかしら…?
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