【考察】魔法使いサラバント〜魔人の陰謀〜
11:連夜2007/11/11(日) 16:04:34 ID:z+Pg/kAk
(2007年06月14日 22時55分03秒)

初訪問初カキコです。はじめまして。
魔法使いサラバントに聞き惚れて、いつの間にかサンホラーになっちゃってました。
ノベル書くのが好きなので、サラバントで書こうと思ったのですが、この掲示板見といてよかったです。自分は「サラバント」=「若い旅人」だと思ってましたが、サーヴァントと無理矢理読んでのサラバントだとすると、方向性が変わってきますね。


以下、個人推論です。


このスレを読んでから考えた結果の推論です。
恋人を失った魔法使いは、噂話として耳にしていたランプを探し始めます。
『領分を侵すことで降りかかる厄災』とは、この段階で言う『吹きすさぶ風は砂を巻き上げて、若い旅人の行く手を阻む』なのではないかと考えます。
また、終盤の『ランプを手に取ると、洞窟が崩れた』も『厄災』なのではと思います。
胡散臭い髭の男は実在し、彼は用心深い男なので、ランプの在処を突き止めても自分では取りに行かず、誰かを洞窟に行かせ、取ってきてもらったランプを奪うつもりだったのではないでしょうか。
ここで次の『片足を悪くした男』と中盤の『洞窟が崩れた。「ランプをこっちに寄こせ!」男が叫んだ』がかかってきます。片足を悪くしていた髭男は、洞窟まで来れてますよね? つまり、魔法使いを騙して取りに行かせ、離れて様子を見ていたと取りました。
洞窟が崩れた時に生死を彷徨った魔法使いは、夢(冥府?)で亡くした恋人の声を聞きます。そして目覚めると、そこには魔人の少女がいたわけです。
愛する彼女の声に答える形で、彼は彼女の復活をあきらめました。そして、三つの願いを考えているうちに、『三つの願い全て叶えたら少女は再び、ただ冷たい砂の下で幾千の孤独に震える』のだと気づいたんじゃないでしょうか?
彼女を失い、孤独の悲しみを知っていた彼には、少女の寂しさが痛いほど良くわかった。だから、旅の同行者にしたんじゃないでしょうか。
ここで使ったのはランプの『願いを叶える』力で、『君を旅の同行者にしたい』といえば、『彼女のランプからの解放』を願わずとも、ランプに戻らなくて良くなります。
そしてラストの二頭の駱駝ですが、これは、ランプと一緒にあった『古びた絨毯』だと考えました。
古びた絨毯は乗り物で、アラジンで言う空飛ぶ絨毯と同意なのでしょう。要は、足(乗り物)という概念を持った物体なのだと考えれば、絨毯は駱駝に変化(?)したと考えることもできるわけです。また、砂漠の国っぽいので、素直に『駱駝を買い与えた』とするのも有りっちゃ有りですよね。(微妙に面白くないですけど)
ここで、サラバントとは何なのかっていう問題ですが、自分はこのスレを読んで、サーヴァントを無理やり読んだ形が一番しっくり来ました。
つまり、ランプの魔人は立場上『従者』であり『サラバント』なのだと解釈したわけです。タイトルのサラバントが『名前』だとはどこにも書いてない訳で、『サラバント』とは『名前ではなく黒髪の少女の立場』なのだと思いました。


長くなっちゃいましたが、こんな感じです。
皆様にも、頷いていただける点はありますかね?
こんな感じでSS書いたら晒すんで、読んでいただけると幸いです。
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