【考察】魔法使いサラバント〜魔人の陰謀〜
4:七誌2007/11/11(日) 15:57:33 ID:z+Pg/kAk
私の考えは・・・ - (2006年05月02日 15時05分06秒)

皆さんはじめまして
初書き込みです


「魔法使いサラバント」の解釈ですが、実は私は上のお二方とは全く違う形でこの物語を理解していたんですよ。


そもそも私は最初「ランプの魔人は実際に『黒髪の美しい少女』であった」として、この曲を聴きました。


まず、彼女がランプに閉じ込められる原因となった「古の罪と罰」というのが「サラバントと同じく恋人を亡くし、その人物を蘇らせようと別のランプの魔人に願ったか『禁断の秘法』を用いた」というものだったのではないかと読み解きました。
そしてその結果彼女には『厄災』が降りかかり、ランプに閉じ込められたのでは・・・?と、少女がランプに閉じ込められた経緯を想像しました。


また物語の終盤でサラバントは洞窟が崩れた際に気を失い、亡くした恋人の幻覚を見ます。
その時に彼が言っていたうわ言を聞いてか、魔人の力を使いサラバントの心を覗いたかでランプの少女は、彼が自分と同じで「願い事で亡くした恋人を蘇らせよう」と考えているのを知ってしまいます。
このままではサラバントにも『厄災』が降りかかり、自分と同じように永遠の苦行を課せられてしまう・・・。しかし彼の恋人へ対する想いと、領分を侵す覚悟で願い事をしようという彼の気持ちがわかってしまった彼女はそのことを伝えられなかった。また、そんな彼に以前の自分の姿を重ね合わせて見てしまったからではないか、とも想像できました。
サラバントが目を覚ましたときに少女が「泣きながら微笑んでいた」のは前記したような理由があったからではないかと考えました。


そしてサラバントはというと、魔人が意に反して美しい少女だった為に少なからず動揺。さらにはその彼女が涙を浮かべていたものだから不憫に想い「古の罪と罰の輪舞曲」を断ち切ってあげたいと考えました。(恐らくこの時サラバントは単純に「こんな少女が一人ぼっちでランプに閉じ込められているのは可哀想だ」と思ったのでしょう)
また、彼は気を失っているときに聞いた恋人の「目の前にあるものを見つめて」という言葉のとおりに少女を解放してあげることにします。


そして彼は願い、二頭の駱駝と少女を連れて旅を続けることになるのです。


サラバントはこの時点ではまだ恋人のことをあきらめ切れてはいませんが、後日になって少女から聞かされて、未練を断ち切ったのではないでしょうか?


都合の良い解釈&読みにくい文章ですみません;
これから精進いたしますです・・・
1-AA