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【Roman】嘘ついているのは…
1:しあん 2007/11/11(日) 16:46:42 ID:z+Pg/kAk (2007年06月25日 12時01分47秒)- 嘘を吐いているのは、誰だ? (以下ネタバレ含みます) Romanに於いての一番の関心事はやはりこれでしょう。 Roman発売時、様々な意見が飛び交い、現在は賢者様が嘘つきという意見が多数派を占めていますが…、ホントウにそうでしょうか? 私には賢者が嘘を吐いているようには思えないのです。 確かに賢者様の伝言は屋根裏ロマンへと繋がる、嘘の伝言でした。しかし、これだけで賢者様を嘘つきと言っていいものか…。 むしろ、嘘の伝言へと導く役、嘘へと繋げる物語を担っている彼は、姫君達へ何か警告をしているようではないですか? そして最後の「探したぞ、クリストフ」。 彼がよけいな事をしたのを咎めているようではないですか? 私の解釈では、賢者様は嘘吐きではなく、嘘を吐いている人間の存在を示唆する役割を果たす者。 彼がChristophe Jean-Jacques Saint-Laurentである事はもはや疑いようがないと思われます。 何故、他の地平線の登場人物が、わざわざその名前を出してまで登場したのか…。 ここに秘密があると思います。 ここで結論を述べます。 私がRomanにおいて嘘を吐いていると思っている人物。 それはNoel Malebranche、もしくはMichele Malebrancheです。 この登場人物はRomanの4曲目、「呪われた宝石」でその姿が確認できます。 この曲、よくよく考えるとおかしいのですよね。 Micheleは宝石になってるしHiverは二人も出てくるし…。 二人のHiverについて様々な考察をしてみましたが、もしかしたらそれ自体が意味のない事なのかもしれません…。 なぜなら、この歌そのものが、「嘘」なのですから。 私は、Romanという物語は、Hiverが産まれてくるに至る物語を探す物語であると同時に、「少年は剣を…」で登場したLaurencinの物語であるとも考えています。 この二人が同時に登場する、この「呪われた宝石」…。 なんだか妖しい匂いがするのですよねぇ…。
2:チトセ 2007/11/11(日) 16:47:01 ID:z+Pg/kAk (2007年06月30日 10時50分22秒) えーと、セリュ、アンシャンテ!ですよね、多分。 チトセと申します、割と新参なサンホラーです。以後お見知りおきを。 借越ながら私の意見を述べさせていただきます。 いきなり結論から言いますと、私は嘘吐きはオルタンスではないかと思っています。理由は後述します。 まあMicheleもNoelも確かに嘘吐きっぽいですけどね…。 確認させていただきます、しあん様がNoel及びMicheleを「嘘吐き」と考察する理由についてです。 「呪われた宝石」にHiverが二人も出てくること、それとMicheleが宝石になっていること、でいいですね? …といったところで今返事が返ってくるわけでもないのですが、まあ続けさせてもらいますね。 この曲の宝石についてですが、別にMichele Malebrancheが宝石になってる、ではない解釈の仕方があるように思います。 例えば、殺戮の舞台女優として知られたMicheleの名を、多くの持ち主が死んでしまった宝石につけた…とか。 そして、Hiverがこの曲に二人出てくることはそんなに奇妙でしょうか? この「呪われた宝石」は、宝石の方のMicheleがHiverの手により、二度に渡って世に解き放たれたことを示す曲だと私は考えています。 一度目は発掘者Hiverが宝石Micheleを発掘したとき。 そして二度目、盗賊Hiverが博物館という檻に捕われていた宝石Micheleを盗み出したとき。 おそらく、この盗賊Hiverは発掘者Hiverの生まれ変わりなのではないでしょうか。 思うに、Hiverは宝石Micheleを二度も救い出し、ゆえにMicheleに囚われてしまったのでしょう。 ゆえに、Hiverは「生まれてくる前に死んでゆく」存在となってしまったのだと私は考えています。 …ちょっと本筋をズレましたが、これが私の「呪われた宝石」という曲に対する解釈です。 お分かりいただけたでしょうか。 以上の考え方から、しあん様がMichele及びNoelを嘘吐きとする解釈は、私にはやや理由に欠けている感じがしてしまうのです。 それと、最初に言った私が考える「嘘吐き」がオルタンスである、という理由について。 ヴィオレットは紫の姫君です。 紫はシに繋がり、さらにシは死へ繋がります。よって死の姫君。 オルタンスは青の姫君で、同様に青→セイ→生となります。よって生の姫君。 ですがオルタンスは紫陽花の姫君でもあり、つまり生でありながら同時に死をも孕む矛盾した存在なのです。 ですから、私はオルタンスが「嘘吐き」であると考えています。 Micheleについてはまた別の解釈があるのですが…、まあそれはここで述べると長くなりますので置いておきます。 ここまで読んでいただき、どう思われましたでしょうか。 確かに呪われた宝石は妖しい匂いがぷんぷんしますよね(笑) でも、それは嘘吐きだからなのでしょうか。 稚拙な考察でしたが、もう一度考えてみていただけると嬉しいです。 では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
3:小宮 2007/11/11(日) 16:47:38 ID:z+Pg/kAk (2007年07月10日 20時05分26秒)こんにちは、初めまして。 比較的日の浅いサンホラーです。 私は、嘘を吐いているのは双子だと思います。 根拠は、「yaneuraroman」の双子(と思われる)の台詞『ウィ、マダム』です。 この台詞から、双子はミシェル(ですよね?)に服従していると思われます。 「呪われし宝石」では、イヴェールの妹ノエルの家に双子の人形がいました。 ノエルは、ミシェルと同じ苗字です。(「檻の中の花」より) 更に、「檻の中の花」で "〜連想戯曲『檻の中の花』(著)Noel Malebranche"という歌詞(文?)からノエルがミシェルの話の作者と、いうことになります。 実話と書いていないので、ミシェルが実在するかどうかの話は別としてですが・・・。 このことから作者ノエルは何かしらの理由で、ミシェルのためにイヴェールを双子を使って集めていたのではないでしょうか。(もしかすると、ミシェルの死体に折り重なっていた少年たちの一人かもしれません) 彼をミシェルの元へ誘ったのは双子です。 そこで、「嘘を〜」と言っているのですから、嘘を吐いているのは・・双子、ということにはなりませんか? 上手く説明出来なくてごめんなさい。 これが本当だったら、とてもショックです・・・。
4:名無しさん 2007/11/11(日) 16:48:19 ID:z+Pg/kAk (2007年07月14日 18時55分56秒) Bonsoir 私が嘘をついていると思うのは朝と夜の物語におけるイヴェールではないかと思うのですよ。(イヴェールでない可能性もありますが歌としてはこれが一番高いかと) 理由は朝と夜の物語の歌詞におけるこの言葉です。(じまんぐボイスなので賢者様の可能性もありますが) 「傾かざる冬の天秤」 よく考えてください。 「そこにロマンはあるのかしら」の台詞はほとんどの歌で朝子と夜子がひとつずつ担当しています。 で、CDに入っている11曲のうちで朝子、夜子が担当しているのは「朝と夜の物語」「11文字の伝言」の二つを除いた9個です。 つまり嘘つきの曲が1曲のみと仮定すると「11文字の伝言」以外の物語において嘘がつかれていることになります。 さらに、4つしかないほうは自動的に嘘をついていないことになります。5つのうち嘘がひとつあれば釣り合いますからね。 これによって嘘をついている可能性のあるのは朝子が担当する「焔」「呪われし宝石」「緋色の風車」「美しきもの」「黄昏の賢者」かそもそも「傾かざる」が嘘である可能性の「朝と夜の物語」に絞られました。 さらに「朝と夜の物語」におけるラストのじまんぐボイス「朝と夜の狭間、焔は揺らめき、『宝石を掴もうと、腕を伸ばし』…」(不明瞭ですが)と言っております。 「朝と夜の物語」の順番でメッセージが完成するとしたらこれでは「しあせわにおなりなさい」になってしまいます。 つまり「宝石」と「腕」の順番が逆なのです。 そして「右手に死を左手に生を」とも言っています。 朝子がオルタンシア、夜子がヴィオレッタという意見が大部分を示しているようですが、歌詞では 「右腕には菫の姫君 そして 左腕には紫陽花の姫君」 と言ったあとに生→死の順番で言っています。 普通に考えれば紹介された順番に言うのではないでしょうか? (もちろん朝子が死を言い、夜子が生をいうという可能性も皆無ではないですが……) さらにさらに「僕の代わりに廻っておくれ」という言葉。 少なくともイヴェール自身は「焔」「宝石」には登場しています。これで「代わりに」と言えるでしょうか? 「焔」のことを考えると寧ろ「ともに」と言ったほうが正しい気がします。 というわけで、私はイヴェール自身が嘘をついていると思います。 ……というかそもそも嘘をついているのが一人だ、という前提の下で話しているので怪しいです。 申し訳ない
5:胡雪 2007/11/11(日) 16:48:59 ID:z+Pg/kAk (2007年07月19日 10時31分01秒) こんにちは。 サンホラ歴は1年にもなりませんが深い考察は好きな部類の胡雪です。 「嘘を吐いている曲は?」と問われれば『11文字の伝言』 「嘘を吐いているのは誰?」と問われればやはり双子かなぁ… 『11文字の伝言』はボーナスに『真実の伝言』があるだけに、 「しあわせに〜」の伝言無しに朝夜に繋がるのが"嘘"なのではないかと。 双子である理由は小宮さまと同じです。 曲の最後の「そこにロマンは〜」のオルゴールを繋げて現れるのは「おりあわせ〜」の伝言ですから。 そして辿り着く先は賢者の言う「行き止まり(別物語)」。 Hiverは双子に誘われて「おりあわせ〜」の伝言を拾い「行き止まり」に辿り着く。 そこで「嘘をついているのは誰だ…」となるのではないかと。
6:湖兎 2007/11/11(日) 16:49:39 ID:z+Pg/kAk (2007年08月03日 12時15分06秒) はじめまして。 私も、嘘を吐いているのは双子(のどちらか、または両方)だと思います。 屋根裏物語で双子が「ウィ、マダム」とミシェルに言っていることと、見たこと(ロマン)をイヴェールに伝える役割として伝言を持っていった事からそう思えます。 (ミシェルはイヴェールが生まれてほしい、檻の中にきてほしいわけで、支配下(もっと違う表現ができたらいいのですが(汗)の人形を操ってイヴェールを檻に引きずり込むこともするとも思えます…) 伝言をもっていったのはオルタンシアですが、生・死、どちらかがいなくなればイヴェールは傾き、輪廻の運命から抜け出せることになる。 イヴェールは生まれたがっているが、生まれてしまうと歌詞のように「僕達はもうあえ」なくなってしまう… 一緒にいるには、イヴェールの天秤を傾かせないことが必要ですが、「生」オルタンシアが抜けるとイヴェールは死ぬ、しかし「死」ヴィオレットが抜ければ生まれる。 つまり、イヴェールと離れたくないがために、「死」の人形もいなければならない、とヴィオレットが嘘を吐いている、ということになりませんか…? その他の怪しいといわれている賢者とノエルですが、彼らは嘘は吐いていないと思います。 そもそも賢者(クリストフ)は、檻に関する事を「誤解を招くことを承知で」語っているわけですから、伝言を呟くことで檻の存在が証明されるわけで、メリットになる。 逆に言えば、嘘をついたところで賢者にとってメリットはなく、むしろデメリットになる。 ノエルはもともと「戯曲」として「檻」を書いたわけですから、小宮さまが書かれていた通り、嘘やら言うより前に、「実話」である証拠がありません。 (しかし檻花を書いたのがノエルで、問題の屋根裏物語を紡いだのはミシェルである確立の方が高いのですが…) そういうことで、嘘を吐いているのは双子だと、私は思いました。
7:花好きひっきー 2007/11/11(日) 16:51:05 ID:z+Pg/kAk (2007年08月05日 00時19分50秒) 何となくですが、オルタンスが嘘吐きなんじゃないかと思っています。 紫陽花の花言葉の中に「ほら吹き・移り気』というものがあるので。紫陽花のようにメジャーな花だと花言葉も多く、理由としては弱いのですが……。 個人的に、紫陽花と聞いて真っ先に思い浮かべたのが「ほら吹き」なので。 同様に菫の花言葉も多数ありますが、菫は「誠実、謙虚、慎み深さ」などのイメージが強いです。 ちなみに色についてのコメントがありましたが、青い菫もあるらしいですよ。 そして紫陽花の花の色は土壌によって決まります。酸性だと青。アルカリ性だと紫系統の花が咲きます。そのせいか、死体が埋まっている近くには青い紫陽花が咲くという噂もあります。死体は弱アルカリ性なので。 他にも鍔を花と勘違いしやすいなど、成長に従い色が変わるなど。 やはり個人的に紫陽花は「嘘吐き」のイメージがあります。
8:通りすがり 2007/12/27(木) 12:18:44 ID:E3I0EIWg 日本語になってないかもしれません。 花好きひっきーさんと被ってますが、 紫陽花は青酸配糖体を含み、体内にはいると中毒を起こすそうです。 梅雨の時期に花を咲かせます。 また、紫陽花は土地の酸性度によって色を変えるそうなので、土地が中性だと紫色にもなったりします。 (実際うちの庭にも紫色ありました) 花言葉も花好きひっきーさんと同じく、移り気など。 なので場合によっては紫2人になっちゃったりする可能性が。 紫陽花じゃなくてアサガオでも・・・と私は思います。 でもたぶんそこに謎が隠れてるのかな・・・
9:クロ 2008/03/19(水) 00:30:38 ID:2YG0bVGU 初めまして。 幾つか発見をしたので、報告します。 「右手に死を 左手に生を」 と歌詞にはのっていないけど男の人が言っているところがあります。 イヤホンで聞くと、左と右、片方だけで聞くと、オルタンスとヴィオレットそれぞれ片方だけ聞こえます。 担当している歌詞で判断すると、オルタンスが生で、ヴィオレットが死になります。 しかし、ここで矛盾が発生します。 オルタンスの歌声、つまり生が聞こえてくるのが右、ヴィオレットの声、死が聞こえてくるのが左なのです。 フランス語のパートでも言っているように、オルタンスは左、ヴィオレットは右です。 何か深い意味があるような気がします。 これが一つ目です。 二つ目に、最後にセリフが重なりに重なっているところがあります。 そこで、他の方が言っているように、 「嘘をついているのは誰だ?」 と言うセリフがあります。これが、オルタンス側(右)から流れているのです。 確認のためにヴィオレット側(左)だけで聞いてみましたが、何も聞こえませんでした。 それで、 「嘘をついているのは私よ」 というのは左だけで聞こえるのかとおもいきや、聞こえませんでした。 (耳が悪いだけかもしれませんが そこで、 「嘘をついているのは誰だ」 が聞こえた後すぐ右をつけたまま左をつけてみると、 「私よ」 と言うのが聞こえました。あまり自信はありませんが。 あと、どこかで誰かが言っていたように、夜子だけ 「我らは」を「ラララは」と言っていました。これも気になります…。 それと、嘘をついている曲とついていない曲をわけるならたぶん、最後のセリフのところでわけられると思います。 どちらがどうかはわかりませんが、とりあえず分けるなら、左だけと右だけでセリフが全く違うものが流れます。 最後のセリフのところは、romanの曲のそれぞれの代表的(?なセリフが入ってますよね。 どっちから聞こえるかで分ければいいと思います。 長々とすいませんでした。
10:綺羅 2008/05/05(月) 12:47:30 ID:GB54ivfz こんにちわ、綺羅と申します。はじめまして。 色々な人の意見を見たりしていく中での私の結論を述べます。 私が嘘をついているのはヴィオレットだと思います。 では、理由を述べますね。 確かに、「我らは〜」のところを「ララララ〜」と歌っているから、というのがあります。 しかしそれだけでは不十分です。 紫陽花の姫君であるオルタンスが嘘つきだと言ってらっしゃる方もいらっしゃいましたが、 私は生の姫君であるオルタンスが、同時に死を孕む存在でも違和感はないと思いました。 生きている以上死は必ず訪れるから、という自論ですが。 そして「傾かざる冬の天秤」では確かにオルタンスが一曲多いです。 しかしそれは同時に、ヴィオレットが一曲少ないということです。 ここは詳しく後述しますが、「言わない」ということが嘘に含まれるのならこれでもOKな気がします。 ここからは少し湖兎さまの意見と同じです、 「屋根裏物語で双子が「ウィ、マダム」とミシェルに言っていること、見たこと(ロマン)をイヴェールに伝える役割として伝言を持っていった事からそう思えます。 (ミシェルはイヴェールが生まれてほしい、檻の中にきてほしいわけで、支配下(もっと違う表現ができたらいいのですが(汗)の人形を操ってイヴェールを檻に引きずり込むこともするとも思えます…) 伝言をもっていったのはオルタンシアですが、生・死、どちらかがいなくなればイヴェールは傾き、輪廻の運命から抜け出せることになる。 イヴェールは生まれたがっているが、生まれてしまうと歌詞のように「僕達はもうあえ」なくなってしまう… 一緒にいるには、イヴェールの天秤を傾かせないことが必要ですが、「生」オルタンシアが抜けるとイヴェールは死ぬ、しかし「死」ヴィオレットが抜ければ生まれる。」 それは、ミシェルに命じられてヴィオレットが言わないことによって普通のRomanの表紙の姿に見えるのではないでしょうか。そうすると天秤が生に傾くから。 しかし、実際は、「言っていない」だけだから本当の姿というのがAnother Romanの「骸の男、壊れた人形」なのではないでしょうか。 ミシェルは特殊な能力を持っていたようですし、自分と似た少年「Hiver」が欲しかったのではないでしょうか。 ミシェルは「右手に神を左手に悪魔を〜」と言われている。イヴェールは「右手に生を左手に生を」と言われている。 似ているようで違う、けれども似ている。折の中で孤独なミシェルがイヴェールを見つけたとき、折の中に引きずり込んでやろうと思ったのでしょう。 13人の少年はおそらく全員名前がイヴェールだと思います。思うだけですが、そうすると話がつながるんですよね。 長文乱文失礼しました。
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