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【Roman】嘘ついているのは…
6:湖兎 2007/11/11(日) 16:49:39 ID:z+Pg/kAkAAS
(2007年08月03日 12時15分06秒)
はじめまして。
私も、嘘を吐いているのは双子(のどちらか、または両方)だと思います。
屋根裏物語で双子が「ウィ、マダム」とミシェルに言っていることと、見たこと(ロマン)をイヴェールに伝える役割として伝言を持っていった事からそう思えます。
(ミシェルはイヴェールが生まれてほしい、檻の中にきてほしいわけで、支配下(もっと違う表現ができたらいいのですが(汗)の人形を操ってイヴェールを檻に引きずり込むこともするとも思えます…)
伝言をもっていったのはオルタンシアですが、生・死、どちらかがいなくなればイヴェールは傾き、輪廻の運命から抜け出せることになる。
イヴェールは生まれたがっているが、生まれてしまうと歌詞のように「僕達はもうあえ」なくなってしまう…
一緒にいるには、イヴェールの天秤を傾かせないことが必要ですが、「生」オルタンシアが抜けるとイヴェールは死ぬ、しかし「死」ヴィオレットが抜ければ生まれる。
つまり、イヴェールと離れたくないがために、「死」の人形もいなければならない、とヴィオレットが嘘を吐いている、ということになりませんか…?
その他の怪しいといわれている賢者とノエルですが、彼らは嘘は吐いていないと思います。
そもそも賢者(クリストフ)は、檻に関する事を「誤解を招くことを承知で」語っているわけですから、伝言を呟くことで檻の存在が証明されるわけで、メリットになる。
逆に言えば、嘘をついたところで賢者にとってメリットはなく、むしろデメリットになる。
ノエルはもともと「戯曲」として「檻」を書いたわけですから、小宮さまが書かれていた通り、嘘やら言うより前に、「実話」である証拠がありません。
(しかし檻花を書いたのがノエルで、問題の屋根裏物語を紡いだのはミシェルである確立の方が高いのですが…)
そういうことで、嘘を吐いているのは双子だと、私は思いました。
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