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スコルピオスは叔父か兄か?
3:名無しさん@名も無きローラン2009/01/04(日) 02:22:21 ID:ax0X2ktkAAS
皆さんのすばらしい考察の全てに目を通すことは時間的に不可能ですのでほぼ全て自説となります。
雷神の血を引くという事ですが、
これは「王が雷神の血を持っている」という考えでいいのではないかと思います。
つまり、王の息子は全員、雷神の血を分けた王子である。という事を念頭に置いて読んでください。
そして問題となっている部分ですが、
スコルピオスは正妻の息子、レオンティウスは側室の息子なのではないでしょうか?
そう思うのは『嫡子』という単語を辞書で調べたら以下のようになったからです。
三省堂「大辞林 第二版」より引用
嫡子
(1)家督を相続する者。古代以来、原則として嫡出の長男であるが、中世には嫡出・庶出の別なく器量により選ばれることもあった。世継ぎ。跡取り。てきし。
(2)正妻が生んだ子。嫡出子。
と辞書では表記されています。
これを考えた時、古代と中世の違いはありますが、嫡出子「スコルピオス」と嫡子「レオンティウス」なのでは?と思いました。
そして
登場人物の考え
デメトリウス:スコルピオスの性格を良しとしなかった。(気に入らなかった?)
そこで、側室の息子であるレオンティウスを若いうちから王位継承者として指名していた。
スコルピオス:自分は正妻の息子であるのに、側室(イサドラ)が子供(レオンティウス)を生んだために王位継承権を奪われた。
「あんな売女の(息子の癖に)、雷神の血を受け継ぐことが大事だ(というのならば、私が正当な王位継承者だ)」
「レオンティウス、貴様さえ生まれてこなければ・・・(私が王になれたのだ。)」
という事が成り立つとするならば、スコルピアスにとって
イサドラは「王を色仕掛けで籠絡し、自分の息子を王位継承権第1位に据えた売女」となり、
レオンティウスは「その売女の息子であり、自分から王位継承権を奪った男」「そもそも生まれてこなければ良かった男」となるのではないでしょうか。
つまり、スコルピアスは「自分の性格が悪いのでデメトリウス王に嫌われ、王位継承者から外された」事を棚に上げ(もしくは気づかず)、
イサドラが色仕掛けでレオンティウスを王位継承者にした。と思い込んでいたのではないかと思います。(こういう全てを人の責任にする性格をデメトリウス王が嫌ったのでは?とも思います)
そして、イサドラがミーシャとエレフを生んだ事で、より一層「王に色仕掛けで取り入った」という認識が強まったのではないか?とも思います。
乱文になってきたのでまとめると
4人の関係は
・正妻の嫡出子であるスコルピアス
・側室の息子でありながら、嫡子になったレオンティウス
・側室であったイサドラ(最終的にレオンティウス、エレフ、ミーシャの3人を産む)
・スコルピアスの性格を嫌った(次の王に相応しくないと判断した)デメトリウス
の関係なのではないかというのが自説です。
まとまりのない文章でお目汚ししてしまい、申し訳ありません。
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