★☆蒼天航路スレッド☆★
337:2002/10/21(月) 23:10AAS
中根東竜 2002年05月22日水曜日 17時30分
>クェンさん

>陸遜ってそんなに重要な人だったんですかね。

陸遜の重要さは2つの点から論証できます。

1,重要地点・荊州を長年不満もなく統治
2,あっさり勝って負けたことがない

まず1について説明します。
『読史方輿紀要』という本があります。これは
中国全土の地理と、戦争史をまとめ、地勢とどこでどう戦ったら有利かという情報を書いたものです。この中で
荊州は、「三国時代以来、常に天下の軍事的重要地」とされています。
何故こんなことが言われるかぼく流に考えてみると、荊州は戦争が上手いだけで押さえられる地域ではなく、勢力が入り組んでいて南部には
異民族がおり、折衝が出来る人でないとつとまらないからです。

実際、何時の時代にも統治者には皇帝クラスの有力者が任命されています。そうでないとすぐに反乱が起きたり攻められたりする。
そういう重要な土地を任されていた人が、重要でないということはあり得ないです。

そして2について。
どうも武将の評価をするときに、派手に勝った人が凄くて
地味に勝っていく人が冴えないような感じで書かれることがおお
いんですけど、『孫子』にいわせると逆なのだそうです。
派手に勝つのは良いものではなく、損傷少なく・あっさりと・
確実に勝つのが真の名将である、と。

陸遜の戦いぶりを見ていると、他の武将のような派手さは
ありません。極めて慎重で、勝つときは軽々と勝つ。
ぐっこさんが既に「必要最小限の勝利」っておっしゃってますけど、
そういうことなんですね。なぜなら戦争は常に損傷を伴い、
下手に派手にやると国家の存亡の危機を招く物だからです。

・・うーん、わかりにくい上に論旨がいまいち不安・・・
1-AA