★☆蒼天航路スレッド☆★
440:2002/10/22(火) 00:11

左平(仮名)

「◆医聖と神医 その差は…  今週の蒼天◆

今回、華佗が再び登場。しかし、メスを振るいません。求賢令に対し、屈託無く反応する崔エン(王+炎)らを尻目に、儒を苦々しく見つめていますが、一方で、彼もまた国家と儒を、儒と才能を分離できないでいます。
そんな彼に、曹操がつきつけたのは…張仲景の「傷寒論」。曹操が望んだ医術の才の発揮とは、こういう「後世に継承される形」であった様です。

蛇足:書き込むにあたり、白川静氏の「字統」にて、「神」と「聖」を調べてみました。
「神」 声符は申。申は、電光が斜めに屈折して走る形で、神威のあらわれるところ。
「聖」 耳(=耳)と壬(=人の爪先立ちする形)と口(白川氏によると、祝祷を収めた蓋付きの器)から成る。祝祷して祈り、耳をすませて神の応答するところ、啓示するところを聴く事を示す。

なるほど、神医はその医術の術を示しながらも、あたかも電光の如く後世に残さず、医聖は医術の術を伝える事で、後世に名を残しています。

蛇足の蛇足:最後のペ−ジで、「三国史」となってました。誤植?」
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