下
★☆蒼天航路スレッド☆★
893:左平(仮名) 2005/05/15(日) 10:42 前回、水上歩行(馬ごと)か!と思った部分は、結局、浅瀬でした(なぜ関さんの所だけ…というところですが)。 とはいえ、彼我の士気の差はとてつもないもののはず(関さん側の士気、高揚。曹仁側の士気、消沈)。 なので、 >ゴンタ先生は曹仁だけは意地でも活躍させたくない感じですね。 というのは、ちょっと違う様に思います(もちろん、関さんに比べると…というのはありますけど)。 徐晃がようやく到着。「どんな手を使ってもな」と言ってますが、そんな策を使ってましたっけ。 そして、テンション最高潮の劉備陣営。…何か、また続きが辛くなりそう…。
894:岡本 2005/05/16(月) 02:23 ご無沙汰しております。 >「どんな手を使ってもな」 蒼天航路は直接は見ておりませんので蒼天考や皆様の書き込みで 想像で補っております。 多分、 「関雲長を討ち取ったものには千金をあたえるぞ」 「大兄、これは何のことだ」 「これは國家のことなのだ」 のところを蒼天解釈するのでしょうね。 ああ、定軍山で黄忠がワリを喰ったように、今度は徐晃がワリを喰うのでしょうか...。 関羽ファンであるが故に、変に徐晃をおとしめたような描写はしてもらいたくないですね。 とはいえ、正史でも対関羽戦での徐晃への曹操の評価が「孫武に勝る」だった のが未だに引っかかっております。関羽を撃破し、十二重の逆茂木を突破して攻囲を解いたなら”智将・謀将” といった評価でなく”野戦の猛将”という評価がされるはずという疑念が解消されていませんので。 当時から見て、なんらかの”ルール破り”をした結果、(兵は詭道なりという形で)徐晃が勝利した可能性は否定できません。
895:左平(仮名) 2005/05/20(金) 23:36 今回描かれたのは、鄴と洛陽での動きです。 一、 関羽の樊城攻撃に呼応して、各地の侠客やら流賊、さらには異民族までが次々と蜂起。 その波は、ついに魏王国の都・鄴にまで波及します。 そんな中、何晏の足は官署に向かいます。魏諷の仲間と思しき鼻息男の情報を劉曄に 伝えるために。 (何晏、どうも劉曄が苦手みたいです。妙におどおどしてます) 二、 曹操、洛陽入り。その表情をみる限りでは、劉備の動きはあまり気にしていない様ですね。 洛陽は、新たな帝都としてふさわしい姿に整備されつつあります。 ここで「遷都」という話が出てきますが…このあたりのやりとり、見事なまでにかみ合って なくて、何ともコミカルです。 (なぜか、今回は数箇所、呟きとおぼしき手書きの台詞があります。さらに、効果音付きで 仲達の首180°回転あり) そして、孫呉からの使者の到来。孫権、曹操に対し、相変わらずでかい態度。そして、使者は 誰かというと…な!ここで彼を再登場させますか!ある意味蒼天随一の人外キャラを! その書状の字が「八絶」の一人・皇象と知るや、「よこせ」の一言。ここまでは、曹操と他人 とのギャップに、もう笑いさえ感じる展開。しかし…曹操の体に、ついに異変が! 三、 ついに魏諷が動き始めました。それはそうと、この場面で「張泉」という名が出てきます。 あの張繍の息子です。史書には「謀反に加担したため処刑された」とありますが、完全に こりゃ処刑どころの騒ぎじゃありませんぞ。彼は文官姿でしたが、ほかは皆武装してます から。
896:★玉川雄一 2005/05/21(土) 09:38 んー、今回はまた見所満載でしたねぇ。 扉、例の「酔いつぶれて召集に応じられないちーちゃん」に始まって。 何晏も『蒼天航路内でのポジション』が固まった感があります。 何より読んでいて実感したのが、 「ああ、自分は蒼天航路の劉曄・司馬懿・蒋済トリオが心底好きなんだなあ」ということ。 この三人に何晏も加えて、この世代の面々をこういったキャラクターとして描いたという点は 私にとって蒼天航路を評価する重要なポイントの一つになっているのであります。 劉曄って、手の平を広げて口元にかざす仕草が印象的ですよね。 思えば、初登場時から彼の癖(?)でした。 あと瑾兄さんはネタじゃなくて蒼天航路的にはあのキャラだったことが確定。
897:左平(仮名) 2005/05/28(土) 01:09 魏諷の乱、今回で終息です。 前回、「天子まで百歩」と言ってましたね。実際、彼の声は皇帝(隣には、今は皇后の 曹節も)に届きました。 蛇足ながら、曹節、大人の女性の顔つき・体つきになってます(まぁ、少なくとも二十 歳は越えてるでしょうから当然なんですけど)。 新たな奸雄として「皇帝の御稜威(みいつ)」を曹操以上に使う、と言ってるあたりに 彼の目指すところが示されているみたいです。 が、その彼らの前に現れたのは、劉曄と、拷問にかけられ精神崩壊を起こした鼻息男 (陳イ【示+韋】)、そして銭申の首。 何晏の通報により、魏諷達は既に袋の鼠になっていたというわけです。 しかし、魏諷達の意気は衰えません。彼の持つ風靡(というか扇動)の才は、高官の 子息達に大変な影響力をもたらしていたのです。まぁ、出るわ出るわ。 ただ、既に囲まれているため、その後は乱戦…などにはなりようもなく、高官の子息 達もろとも皆殺しでした(高官の子息達は頭を射られて即死。魏諷自身は、曹丕に 斬られてます)。 あらすじを書くと存外あっけないのですが…ただ、この後の歴史の流れなどを考えると、 なかなか示唆に富んだ回ではあります。 1 この変事に遭遇した曹節は、なぜ怯えたのか 魏諷の声を聞いたとき、「とてもきれいな声」と言ってます。皇帝も、その声にかつての 曹操を重ね合わせていました。ということは、魏諷にも、奸雄たる素質はいくらかあった のではないでしょうか。 (公孫瓚は美声の持ち主でしたし、王莽もなかなか強烈な声の持ち主だったといいます。 「声」もまた、英雄たらんとする者にとっての武器なんですね) 2 曹丕は玉座に値する者か 曹丕、玉座についた状態で登場してました。その傍らには、漢の帝室の血を引く劉曄。 その姿は自信に満ち、皇帝たらんとする意思をみることもできます。実際、これから約 一年後には、実際のものになるわけですが。 しかし、高官の子息達からは「人望は孫仲謀にも劣り〜」などと言われてますし、その 後の台詞からしても、明らかに曹操とは異なるスタンスをとっていることが伺えます。 父とは異なる道を選ぶ。遥か後の世に生きる我々には、その真意をうかがい知ることは できません。 3 この乱は… 遅すぎたのか(天下は、既に三勢力に収束しつつあった。魏諷はそれらとは異なる勢力を 築こうとしたわけだが…)、それとも早すぎたのか(魏は内部から崩れ曹一族は滅亡の道 をたどる、というのは後に現実のものとなったわけですが…)。 何か、どちらともとれそうなんですよね。 そして、何か変な話ですけど、子の曹丕より、敵の魏諷の方が、曹操に近いのでは ないか?そんな気がしてくるのです。魏諷の死…関羽の死…そして、曹操の死。 曹操という存在は受け継がれなかった。 個人的には、曹操の死によってこの物語は完結します。というか、しないとおかしい。
898:左平(仮名) 2005/05/29(日) 23:23 他に書き込みがない…。 ここ最近では最大のツッコミどころ、「重要人物の字の誤植」があったんですけど。
899:★ぐっこ 2005/06/04(土) 22:55 一つのことに没頭すると、周りが見えなくなる私が来ましたよ(*´ヮ`) 何年か前も、こういうことあったっけな(^_^;) あの頃も閉鎖騒動になったが…。 というか、今日たまたまモーニング立ち読みできまして、浦島太郎な 気分を満喫しましたわ( ゚Д゚)! いつのまに荊州そんなことになってたんだ( ゚Д゚)! あと李典の遺産格好良すぎ。 ああ…魏諷の乱の終焉も読みたかったな…左平(仮名)様の文を読めばなおさら。 まあ、単行本読む楽しみが増えますが…。
900:左平(仮名) 2005/06/04(土) 23:34 今回のまとめ。 1 今回の扉絵は、捕虜となった于禁とその配下達。がつがつと、豪快に飯を喰らってますね。 あまりに堂々とした態度に、笑いさえこみ上げました。曹操がこの様子を知ってれば、あの 悲劇はなかったのではないかと思えます。 (ちなみに、現在の国際法においては、これが正しい「捕虜」の扱い方です) 2 魏諷達の首を前に、苛烈なまでの粛清を告げる曹丕の態度をみると、こういう部分は 曹操を引き継いでるんですね。 しかし一方で、「唯だ才有れば用いるとは言わぬ」と言い切ってます。…それって、 どうなんでしょうか。 曹操という存在からみると、曹丕の言動には、何かが欠けているような気がします。 (もちろん、曹丕本人の前で言う勇気などありませんが)劉備・孫権に劣ると言われた のも分かるような。 3 呂蒙、最後まで三枚目なのでしょうか。「お、俺は そんなに貧乏臭いのかーっ!」って あんた。確かに豪商には見えませんわな。貫禄がありません。 (それに、士仁の腕をへし折ったあげくに振り回すって。この年のうちに病死するとは 思えません) ただ、彼にはあって陸遜にはないものも感じられます。それは、「情熱」。 というか、陸遜の態度をみると、言ってる事は正しいんですが、何か感情移入できないん です。これも、呉が脇役(このあたりの場面って、やはり曹操vs劉備【関羽】ですからね) だからでしょうか。
901:左平(仮名) 2005/06/05(日) 23:30 >単行本読む楽しみが増えますが そういえば、前回の話題「誤植?」がどうなるか、って問題がありますね。 三戦板の本スレでも話題でしたが、あれをそのままにしてたら、ある意味 関心ものですからね。
902:★玉川雄一 2005/06/06(月) 12:46 アレは明らかに誤植ですから講談社に投書でも来ているでしょうし、 単行本化では訂正されてしかるべき箇所ですよね。 あれだけ目立つ場面で連呼されていたわけですし。 ただ、彼は以前も「齢四十」を放置されたという悪縁がありましたし、 今度こそ誤植の連鎖を断ち切って頂きたいものです。
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
★☆蒼天航路スレッド☆★ http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/sangoku/1034771727/l50