三国雑談スレ ◆奥の方のテーブル◆
230:左平(仮名)2003/07/07(月) 00:41
ところで、皆さんお忙しいのを承知で、一つ私のわがままを聞いていただけませんか?
現在書かせてもらってます「牛氏」ですが、正直言って自分の妄想だけで書いてる状態なので、かなり不安になっています。皆さんから見てどんなものなのか感想をうかがいたいのです。
書くからにはきちんとしたいので、ご指摘を頂ければ、軌道修正していくつもりですので、どうぞよろしく。
ちなみに、第30回まで書き込んだ今日時点では、西暦173年あたりとしております。現在書き溜めている分も合わせると、既に以前に書いた「サク(竹+乍)融伝」の容量を越え、まだまだ続きそうです(冗談抜きで、第一部だけで一年以上かかりそうです)。
231:★玉川雄一2003/07/07(月) 01:56
私は『五胡十六国』は何度か読み返していますが『魏晋南北朝』は未読です。
講談社学術文庫なのですね。今度買ってみるとしますか。

東晋は確かに不安定だったようですね。
特に創設期の310〜330年代はこれでもか、というほど乱れまくっています。
ダイナミズムという点では後漢建安年間の群雄割拠時代に優るとも劣らないはず。
省16
232:★玉川雄一2003/07/07(月) 02:03
そうそう、>>228のAAはやはりIだと思います。
何より、「○○いわく、」で始まるメッセージが遠き日の思い出を蘇らせる…

空白地の在野武将(たしか張昭)に「みずからでむく」をやろうとして、
軍師に「きけんです! おやめください」と言われたのにもかかわらず
「空白地だからいいじゃん」と強行したら本当に捕まって(誰に?)殺されちゃったよ.・゚・(ノД`)・゚・
省10
233:★ぐっこ2003/07/07(月) 23:20
あー。私も「魏晋南北朝」がそのあたりの時代の唯一のソース。
しかしながら、全然頭に入ってません。
最初に小説ありきの三国志と違って、東晋にせよ後漢にせよ、最初に
史書から入るぶん、人物興亡史というより、歴史資料を読むような気分に
なってしまうからでしょうかねえ…。
やはり買ってじっくり読むべきか…
省44
234:左平(仮名)2003/08/18(月) 00:38
学三掲示板より、梁興ネタ
>これはもう、左平(仮名)さんにお願いして次回作『梁氏』を書いて頂くしか…?

三部構成の「牛氏」第一部もまだ道半ばですし、梁氏となると後漢書を読む比重も増しますから、現状ではちょっと。
とはいえ、ご指名いただいたのは嬉しくもありますし、ちょっとごく簡単なあらすじを考えてみましょう。
235:左平(仮名)2003/08/18(月) 01:58
まず、三国志全人名事典に出てくる「梁」姓は、(異民族も含めて)19人です(梁興込み)。
このうち、(光武二十八将ではありませんが)後漢功臣といえる梁統の子孫という可能性のある、安定及びその近くの人となると…。
1,梁寛 安定の人。楊阜らと共に馬超と戦っています。時期的には梁興と一致。この二人が実は同族だった、なんて設定にしたら、なかなか劇的ですね。
2,梁元碧 涼州・休屠胡の首領。梁というのが姓だったりすると、胡化した漢人というドラマ性があります。ただし、この人については、郭淮の伝に記載があり、梁興と時期がずれます。このあたりをどうみるか。
3,梁虔 魏の天水郡主記→蜀。ただし、姜維とともに…という事で時期がずれます。
4,梁鵠 安定の人。劉表→曹操という経歴がありますから、時期的には梁興と一致。ただ、曹操に重用されていた様ですから、梁興とはつながりにくいです。第一、こちらは文官。
省23
236:★ぐっこ2003/08/18(月) 23:11
うお、流石は左平(仮名)様!
涼州系の梁氏って思ったより多いな…確かに何人かは血縁であること間違いなさそう…。
梁冀の一族が誅滅されたとしても、だいぶ前に分かれた梁氏の流れは無事でしょうし、
梁冀の一族の中には、確かに羌やテイあたりに逃れる士人もいたでしょうし…
うーん、となると、左平(仮名)様のプロットも、案外ありえるかも(;´Д`)ハァハァ…
237:左平(仮名)2003/08/18(月) 23:38
中央研究院のサイトで梁統の伝もちらりと見たのですが、興味深い記述がありました。
その遠祖は、晋の大夫、梁益耳だそうで、もとは河東にいたが、後に安定に移ったとの事です。
河東となると…戦国時代の魏との関連も考えられますね。

また、梁統から梁冀まで、その字には「伯仲叔季」が含まれています。当時はわりと普通だったのかも知れませんが、それを踏まえると、梁興にも結構絵になる字を設定してもよさそうです。
238:★玉川雄一2003/08/19(火) 17:09
おおう、これだけの構想がたちまちに浮かぶとは…
私のように行き当たりばったりで話を作ろうとするではなく、
これほどにプロットを組み立てられれば確かに長編も書けましょうて。
「牛氏」もさることながら、こちらも大作の予感!

で、今更ではありますが『牛氏』を通読させていただきました。
省18
239:中根東竜2003/08/27(水) 11:11
お久しぶりです。

>涼州系の梁氏
多少時期はずれますが、晋の泰始4年(268)に書かれた
楼蘭出土の木簡に「主簿梁鸞」という署名がありますね。
(平凡社『書道全集』第三巻より)
省10
1-AA