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三国雑談スレ ◆奥の方のテーブル◆
202:★ぐっこ 2003/01/07(火) 00:15 [sage] さあ、いよいよ盛り上がって参りました(;´Д`) 結婚儀礼については、たいていの本が「礼記」の焼き直しなんですよね… 「中国社会風俗史」あたりが、土俗関連にわりと詳しかったです。 具体的な当時のセックスについては、やはり誤訳があっても頼もしい 「古代中国の性生活」でしょうか(^_^;) 南蛮王でも参考にしました。
203:左平(仮名) 2003/01/11(土) 01:14 結婚儀礼については、「礼記」の適当な訳本がなかなかないので、詳細についてはよく分からないままです。ネットから、「儀礼」の一部をプリントアウトしてみたりしましたが、漢文読解力が全くないので、さっぱり読めず。 結局、宮城谷氏の短編「鳳凰の冠」(春秋時代の賢者・晋の叔向と夏姫の娘の結婚が描かれてます)を見つつ書いている状態です。 なお、具体的なセックス関係の情報については、「中国性愛文化」(青土社)・「中国五千年性の文化史」(集英社)を参照しました。実は、第一部より第三部の方がエロっぽくなりそうなんです…。いかに学術的な本とはいえ、買うのはちと恥ずかしいものがありました。
204:★ぐっこ 2003/01/18(土) 00:04 [sage] 私は父の書斎からパクって来ました(;^_^A どうなんでしょうねえ…当時の自由恋愛の姿がなかなかつかめない 状況で。逢い引きの仕方やらが艶っぽい詩歌になったりしてますから、 なかったわけではないのでしょうけど。 どのあたりまで礼が呪縛しているかです…
205:★玉川雄一 2003/02/05(水) 22:13 今日は、無双3を予約しようとヨドバシカメラにいったら休みで… 腹いせに徳間の『三国志全人名事典』を買ってみたり。 で、本題に移りますが。 講談社現代新書に『三国志と日本人』とかゆう本が出ておりまして、 斜め読みしてみました。 過去から現在に至るまでの日本人と三国志の関わりを遍歴する内容でした。 気になるのはもちろん現代。「ゲームについては(本の中で)後述」とあるから期待しちゃいましたが… まあ何つうか、メインは吉川、柴錬、司馬遼、そして横山(笑)まででしたね。 蒼天航路についてはたった二行のみ、またこの本の著者は読んでない模様。 (しかもハギン先生が亡くなってること知らないっぽい) 龍狼伝やらSWEET三国志やらRYUBI(wなど影も形も見えず。 ゲームについても、所詮は「外部の人間がオタクを語る」程度の扱いでした。 でも一応、「(コーエーは)最近は大勝負ものなど 志向を変えた作品も云々(決戦とか無双のことか)」とか書いてあったり。 まあ、著者はいい年こいたおじさんだから仕方ないんでしょうけどね。 前半はほとんど飛ばしましたが、そちらにはタメになる内容があるかも。 結論。立ち読みか図書館で。
206:もす 2003/02/06(木) 08:56 あ、私、その本持ってますよ〜 最近、それ系の書籍を(漸く)集め始めてまして。 この本の著者は完全に三ヲタとは違う世界にいる方でして、 それは彼自身が文学研究家と名乗っていることからも明らかです。 読むべきところは三国志について書かれたところよりも、 三國志の研究がどう進んできたのか、概略として書かれているところかと。 湖南文山や内藤湖南、八犬伝などについては(既知でなければ)興味深いところ。 歴史群像よりは面白いと思いますよ。ま、その程度といえばその程度(笑)
207:左平(仮名) 2003/02/08(土) 21:26 今月の「ダ・ヴィンチ」に三国志特集があるという事だったので、読んでみました。 正直言うと、「(三国志好きには)物足りない」という感じです…。 もちろん、一通りの紹介はされています(吉川、陳、柴田、北方、宮城谷各氏の小説は言うに及ばず、蒼天とかSWEETも紹介あり)。 ただ、「小説にしろ、マンガにしろ、ゲ−ムにしろ、外れ知らず」という、どちらかというと、興行的な側面からの見方であり、解釈も演義基準の枠からはおおむね出ていないです。 蒼天は、コミックとして何万部売れた、てな感じ。インタ−ネットにも、これだけの三国志関連のサイトがある、なんてのもなし。正直、ちょっと期待していたのですが。 ちょっと面白いというか特徴的なのは、歌舞伎版の三国志(劉備が女!)の紹介と、清水義範氏の読み切り(劉備=よ−分からん人。演義的解釈で)があったところですね。
208:中根東竜 2003/02/09(日) 00:59 お久しぶりの中根です。 >「ダ・ヴィンチ」の三国志特集 期待していませんでしたがぱらぱらとは見ています。 如何にも出版社から売れ筋を集めてきました!という 感じの広告みたいなモノでしたね。同誌は余り濃い雑誌では ないので、『三国志』をまるっきり知らない人向けなんでしょ。
209:★ぐっこ 2003/02/09(日) 02:24 おお、久々に本ネタあがってる(^_^;) あ、中根様だ〜。 ところで義兄上レポ乙。「三国志と日本人」ですか。 確かに「三国志先進国(色んな意味で)」である日本が、具体的に どの程度三国志を解題しているか、興味のある内容です。 そして「三国志に熱中する日本人」を中国人がどのように見ているかも 気になるところかも(^_^; ホラ、うちなんか学三が台湾でボゴられたり マンセーされたり、日本でもヲチられたりとイロイロですし。 こっち系はともかく、普通に学術面で日本の研究が本場とどれほどの差が 在るか、興味がありますね。 「ダ・ヴィンチ」も同様。まあ誌面の関係上、サブカルチャー部分にまで 立ち入れないのが現状でしょう。
210:左平(仮名) 2003/02/15(土) 00:40 三国志とはちょっとずれますが、中国史関連で、面白い本があったので、紹介しておきます。 『「春秋」と「左伝」』(平セ【生+丸+力】隆郎・著、中央公論新社 2003)という本です。 余り詳しく書くとネタバレになるのですが、概要は、こんな感じです。 「春秋」は、戦国時代のある時期(この時期になるという根拠については、同氏の『中国古代の予言書』などを参照)に、王の正当性を立証すべく作られたものである! そして、「左伝」は、それからさほど時をおかずに作られたものである! というものです。 平セ【生+丸+力】氏はまだ五十前。このまま順調に研究を進められれば、あるいは白川静氏の様な存在になられるのかも…。
211:★ぐっこ 2003/02/16(日) 11:30 牛氏感想〜 一カ所を除いて緊張が解ける牛輔たん(;´Д`)ハァハァ… しかし…初々しいなあ…。どういう経過を経て董卓軍団を切り盛りする 豪傑に育つのか楽しみ。 >>210 むう、その説が大道になるのかトンデモ学説として埋没するか… 大概の史書なんてものは、権威正当化のための道具だといいますから、 正解といえば全部正解なんでしょうけど…
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