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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
204:左平(仮名)2008/03/14(金) 23:21:13 ID:licQjHdd
三国志(2008年03月)
今回のタイトルは「張遼」。この名が出てくるということは、そう、あの戦いですね。
まずは、劉備・孫権の睨み合いから語られます。劉備が益州を獲ったことに対して、孫権は相当な不快感
を抱き、諸葛瑾が遣わされます。
省26
205:左平(仮名)2008/03/14(金) 23:22:26 ID:licQjHdd
続き。
かくして、張遼・李典とが八百の決死の士を率いて、夜明けとともに出撃しました。
「ゆくぞ」
宮城谷氏の描く勇将達には、無駄なりきみというものがありません(そういえば、文章中に「!」が使わ
れることが全くといっていいほどありませんね)。ここでの張遼も例外ではありません。
余りにも少数だが脱走兵のように無秩序ではない。「敵将の内通か」そう思う者がいてもおかしくはない
省20
206:左平(仮名)2008/04/14(月) 23:26:58 ID:6n1ZaDHe
三国志(2008年04月)
今回のタイトルは「魏国」。今回は、けっこう時間が経過してます。
最初は、韓遂の死から語られます。韓遂の首に向かって曹操が「白髪も少なくなったではないか」とコメント
…ってことは、韓遂は禿頭?
省27
207:左平(仮名)2008/04/14(月) 23:27:57 ID:6n1ZaDHe
続き。
今回の後半の主題は、曹操の後継者の選定問題です。先にちらりと書き込みましたように、曹操は、嫡子・曹
丕の力量は認めながらも、彼の言動への感動がないことから、むしろ、何かしらの可能性を感じさせる―とは
いえこの時点ではまだ顕在化していないのでリスクが大きい―曹植を立てた方が良いのではないか、という思
いが芽生えているのです。
なかなかの才覚を持つ(歴史上は敗者であることを考えると一廉の人物であったことは確かな)丁兄弟の進言
省10
208:左平(仮名)2008/05/16(金) 18:03:18 ID:pY4qHwSK
三国志(2008年05月)
今回のタイトルは「兄弟」。前回のラストから考えると、あの兄弟のことだな、とは見当がつくのですが…
どうもそれだけではないようです。
初めに語られるのは、邢顒。田疇のもとにいたこともある彼は、厳格かつ実直な人物であることから、曹植
省30
209:左平(仮名)2008/05/16(金) 18:06:16 ID:pY4qHwSK
続き。
後半は、漢中攻防戦です。さまざまな手を打つも、めぼしい戦果が挙げられない劉備は、後方の諸葛亮に増
援を求めます。
前線にはいないだけに状況把握が不完全な諸葛亮は、楊洪に意見を求めます。
李厳と激論を交わす(その後その李厳から推挙される)ということのあった楊洪、諸葛亮の諮問に対して出
した回答は…。
省14
210:左平(仮名)2008/06/20(金) 22:27:27 ID:a7pA1sHW
三国志(2008年06月)
今回のタイトルは「霖雨」。激動の建安二十四(219)年です。
黄権の進言。それは、火を用いて張郃と夏侯淵とを分断し、各個撃破することでした。軍を分けた劉備は両
陣営を急襲。張郃は冷静に対応できましたが、ここで夏侯淵が、僅かな手勢のみで飛び出してしまいました。
省31
211:左平(仮名)2008/06/20(金) 22:28:00 ID:a7pA1sHW
続き。
劉備が王位に就くにあたり勧進がなされたわけですが、当然、関羽の名もあります(こういうものは現在の
署名等と同様、面と向かってせねばならないというわけではないので、おかしくも何ともないわけですが)。
ただ、本作においては、関羽の想いは劉備のそれとはやや異なっているように描かれているだけに、その時、
どのような心境でいたか…。
ともかく、関羽は、軍を北上させます。
省25
212:左平(仮名)2008/07/19(土) 21:16:32 ID:EIpoYnVD
三国志(2008年07月)
今回のタイトルは「関羽」。荊州を巡る攻防は、新たな段階に突入します。
わずか四人となった龐悳の軍勢。堤上に孤立し、もはや生きることを捨てた彼らの前に、一艘の小舟が流れ
着きます。
省31
213:左平(仮名)2008/07/19(土) 21:17:29 ID:EIpoYnVD
続き。
ここで、傍目には唐突にですが、孫権が登場します。
実のところ、孫権は、半ば手詰まりの状態になっていました。どうやっても、北上作戦がうまくいかないのです。
無理もありません。「張遼」の回をみてのとおり、あんなぶさまな敗北があったのでは…。
しかも、魯粛も世を去り、国家戦略を語れる人材がいないのです。劉備が漢中王を名乗った際に諮問しても、たれも
答えられないという有様。
省29
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