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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
209:左平(仮名)2008/05/16(金) 18:06:16 ID:pY4qHwSK
続き。
後半は、漢中攻防戦です。さまざまな手を打つも、めぼしい戦果が挙げられない劉備は、後方の諸葛亮に増
援を求めます。
前線にはいないだけに状況把握が不完全な諸葛亮は、楊洪に意見を求めます。
李厳と激論を交わす(その後その李厳から推挙される)ということのあった楊洪、諸葛亮の諮問に対して出
した回答は…。
増援の派遣、でした。ただし、ただ派遣するというわけではありません。これこそ、蜀の存亡をかけた一戦
である。そういう気迫のこもった回答から、諸葛量は、彼の器を理解するのでした。
とはいえ、ただ人手がいるだけではどうにもなりません。ここで黄権が進言します。これこそ、この戦いの
帰趨を決めるものとなるわけですが…。
さて、この前に気になることが。劉備と関羽との連携がいまいちのようです。関羽からの報告がない(荊州
の情報は公安経由で細々とあるだけ)というのです。
これが、今後の展開にどう影響するのか。
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