★『宮城谷三国志』総合スレッド★
226:左平(仮名)2009/01/24(土) 00:48:14 ID:ySonixWe
続き。
(個人的な感想ですけど)確かに鮮やかな勝利ではあるのですが、本作での陸遜は、余りぱっとしないように思えました。
火をもって大軍を壊滅させたわけですが、長社の戦いの時の皇甫嵩や赤壁の戦いの時の周瑜のような鮮やかさがどうも感
じられないのです。
魏が出てくるであろうことは予測しており、迎撃の算段も立ってはいるようですが、さらにその先は、となるとどうなの
でしょうか。
後には丞相にもなっているわけですから、政治的な感覚もあるはずですが…。

さて、劉備はこの戦いで、もう一つの失策を犯していました。臨機応変の才を持つ黄権を自身の側から離していたのです。
劉備が敗れた結果、黄権は孤立。将兵を生かす為には、魏か呉のいずれかに降らざるを得なくなります(漢中攻防を勝利に
導いた名将の認識は、甘くありません。そして、その判断が、彼らを生かしたのです)。
結局、魏に降りますが、その進退はみごとなものでした。
しかし、孟達と黄権。生きるため、心ならずも魏に降り厚遇されたというところまでは同じなのに、その後の運命は相当に
異なるものになりました。降る時の態度をみてもそこまでの差が出るのがどうも解せぬのですが…。

さて、この頃の魏ですが…皇后の甄氏が亡くなります。ただの死ではありません。これ一つとっても、曹丕の行いに不快な
ものがあります(結果、嫡子・曹叡の精神に「ひびが入り」ます。それがどれほどのものだったか。それは、まだたれにも
分かりません)。

そして、魏と呉の戦いが始まります。緒戦は、魏が優勢のようで、曹休・曹真といった将の活躍があります(曹仁・徐晃の
名も出ます)。さて、ここからどう動くか。
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