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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
280:左平(仮名)2010/08/29(日) 22:48:00 ID:???0 [sage ]
続き。
魏軍は追撃を開始します(ただし、辛毗は、まだ諸葛亮の死に半信半疑ということもあってか追撃には慎重)。途中、
はまびしを踏んだ将兵が痛がるので簡易な下駄を履いた兵を先頭に立てるという奇観もありますが、このまま蜀の地に
入りそうな勢いを示します。
省19
281:左平(仮名)2010/08/29(日) 22:48:51 ID:???0 [sage ]
続き。
無論、魏延とて蜀漢への忠誠は持ち合わせています。我が討たんとするは楊儀のみ。これは謀反にあらず。そのような
文言の文書を都へ送り、自身の正当性を訴えます。
しかし…軍事的観点からはともかく、政治的観点においては、丞相の後継人事という問題もある以上、戦闘続行はあり
えないことから、都にいる蒋琬達は、楊儀側が正しい(諸葛亮の遺命に従っている)と判断します。
省18
282:左平(仮名)2010/10/03(日) 22:18:31 ID:???0 [sage ]
三国志(2010年09月)
今回のタイトルは「増築」。星落秋風五丈原の次の回にしては…と思うタイトルですが、ちゃんと意味があります。
まずは、諸葛亮の死後の蜀漢の情勢が語られます。
省21
283:左平(仮名)2010/10/03(日) 22:19:56 ID:???0 [sage ]
続き。
この人事に不満を抱く者がいました。楊儀です。
先の撤退戦の指揮をとり、我こそは…と自負していたのですが、ポスト諸葛亮体制における彼の地位は、いわば閑職。
占いの卦は、「今はしばし雌伏の時」といった感じなのですが、この現実を受け入れられず、不満の塊となります。
(一応軍師という肩書なので、平時にあっては〜ということだと思うのですが…)
省18
284:左平(仮名)2010/10/03(日) 22:21:49 ID:???0 [sage ]
続き。
楊儀の自滅は、実は、彼が嫌った魏延と同種のものでした。有能ではあれど、己の狭量のため、他者と協調できなかった
ことが、破滅につながったのです。
ともあれ、彼らのような人材を生かしきれなかった蜀漢には、衰退の兆しが…という具合です。
省19
285:左平(仮名)2010/10/03(日) 22:25:49 ID:???0 [sage ]
続き。
曹叡が喪失したもの。それは、母でした。そんな中、実母・甄氏の死について上奏する者が現れます(これが事実で
あれば、何者かの策謀があったということになります)。
「この皇帝は、男には優しいが女には厳しい」。甄氏の死によって皇后となり、あわせて曹叡の義母となった郭氏は、
曹叡をそう見ました。
省19
286:左平(仮名)2010/11/04(木) 00:07:40 ID:???0 [sage ]
三国志(2010年10月)
今回のタイトルは「燕王」。遼東情勢が一気に緊迫してきました。
魏の元号は、青龍から景初に変わりました。この間、蜀漢・呉とも大きな動きはなく、曹叡は、宮殿の造営に専念…と
いう具合です。
省23
287:左平(仮名)2010/11/04(木) 00:08:33 ID:???0 [sage ]
続き。
毌丘倹は、この時点では幽州刺史。長く中央の官位を歴任した後でのこの人事は、一見左遷のように見えますが、実は
曹叡の信任は揺らいでいません。幽州刺史になったのは、いわば、公孫淵討伐の殊勲を挙げさせようとした配慮。
そのことが分かっているだけに、毌丘倹はがぜん張り切ります。
省19
288:左平(仮名)2010/11/04(木) 00:09:10 ID:???0 [sage ]
続き。
何とか守り切った公孫淵。しかし、これで安心というわけにはいきません。遠からず、次の出兵があることは間違い
ないからです。兵力も増えるだろうし、将帥も、さらに上級の人物が充てられることは確実。勝てる要素は皆無なの
です。
ここで、公孫淵は、必死の外交攻勢に出ます。その使者は、呉にも派遣されました。
省26
289:左平(仮名)2010/12/06(月) 01:34:35 ID:???0 [sage ]
今回のタイトルは「長雨」。この長雨が止んだ時、それが…。
今回は、魏の皇后達の話から始まります。曹操の正室・卞氏は大皇太后として天寿を全うしましたが、以降の皇后に
ついては、というと、悲劇的な末路を辿るケースが相次いでいます。
曹丕の皇后であった甄氏は死を賜り、その後皇后となった郭氏は、曹叡(からの心理的な圧力)によって崩じます。
多くの面において父に勝る曹叡ですが、こと皇后達への扱いについては、さらに性質が悪いようです。
省20
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