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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
283:左平(仮名) 2010/10/03(日) 22:19:56 ID:???0 [sage ] 続き。 この人事に不満を抱く者がいました。楊儀です。 先の撤退戦の指揮をとり、我こそは…と自負していたのですが、ポスト諸葛亮体制における彼の地位は、いわば閑職。 占いの卦は、「今はしばし雌伏の時」といった感じなのですが、この現実を受け入れられず、不満の塊となります。 (一応軍師という肩書なので、平時にあっては〜ということだと思うのですが…) その憤懣が、費禕が慰問に訪れた際、爆発します。 あの時… これを聞いた費禕に戦慄が走ります。それは、謀反を疑われても仕方がない、というくらいの暴言。直ちに経緯が上表 されます(しかし、費禕はよくトラブルに巻き込まれますね)。 上表を読んだ劉禅は困惑します。喜怒哀楽の感情のうち怒が欠落しているとまで言われている劉禅ですから、怒声こそ 出しませんが、快いものではありませんし、何より、かような暴言を放置しては国家が成り立ちません。 結局、楊儀は解任され、配流されます。 ますます怒り狂った楊儀は、火を吐くような暴言を撒き散らし、ついに罪に問われることとなり、自害して果てます。 続きます。
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