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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
157:左平(仮名) 2005/03/10(木) 01:36 今回も、既にコンビニに文藝春秋がありました。はて。 それはそうと、今回のタイトルは「雍丘」。ようやく窮地を脱した曹操に、そろそろ光が見えてきました。 既に兗州の殆どを奪回し、残るは張超の立てこもる雍丘のみ、という時点で今回は進みます。 天子を迎立すべく、関西の情報を収集する曹操。そこに、天子からの使者がやってきます。 (以下、しばらくは関西の情勢について) 李カク【イ+鶴−鳥】、郭レによる主導権争いが激化する中で、天子はないがしろにされます。 そんな中、キ−パ−ソンとして浮上したのは劉焉父子でした。 まず、都にいた末子の劉璋が益州に派遣されました。表向きは、劉焉の奢僭を咎めるということ でしたが、実際には、この状況を打開すべく工作するようにほのめかしたというわけです。 彼は、涼州の雄・馬騰を使おうとし、実際、そこまではうまくいきました。 馬騰は韓遂も誘って上京。その実力は確かでした。 しかし、李カク【イ+鶴−鳥】、郭レもそうやすやすとは倒されません。この目論見はあえなく 潰え、劉焉は二人の子を失う羽目になりました。 しかし、ここでの韓遂、なかなかの器量です。けっこう楽観的な馬騰に対しそれを戒めるような ことも言ってますし、こんなふうな事も言ってます。 「腐敗した王朝は毒だ。董卓の死は、いわば毒にあたったのだ。李カク【イ+鶴−鳥】・郭レも またその毒の中にいる」 「乱」に生きた蒼天での韓遂とはまた違った味の持ち主ですね。 そして、今回の最後に語られたのは、臧洪の最期でした。旧主・張超を助けんがために袁紹と戦い、 捕殺されるのですが、かくの如き壮士を殺すとは…ということで、また袁紹の株が下がった格好。 (ここで陳琳が出てくるのですが、臧洪に「このまま袁紹のところにいても…」と言われてるのが、 その後を暗示してた…のでしょうか)
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