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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
279:左平(仮名) 2010/08/29(日) 22:46:47 ID:???0 [sage ] 続き。 はたして、恐れていた通りの展開に。たとえ魏延の威厳に気圧されたためとはいえ、費禕は、魏延が魏軍と一戦する ことに同意してしまったのです。 直ちに本陣に戻り、証拠となる文書は破棄したものの、署名したという事実は厳然としてあります。 こうなると、事は急を要します。本来であれば、異変を悟られないよう、粛々と撤退を開始するところですが、諸葛 亮の死を伏せたまま、直ちに撤退を開始せねばならないのです。 本陣の異変に魏延も気付き、楊儀の退路を塞ごうとします。楊儀が指揮する本隊は、前後に敵がいる形になりました。 一方、蜀漢の軍勢が撤退したことに気付いた魏軍は、その本陣跡を検分し、(楊儀が慌てて撤退したために処分でき なかった)兵糧や文書を発見します。 司馬懿は、それらの文書から垣間見える諸葛亮の行政能力をみて、「天下の奇才」と感嘆するとともに、その死を確 信します。 今、追撃すれば勝てる。司馬懿ならずとも、そう判断することでしょう。 続きます。
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