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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
196:左平(仮名) 2007/10/29(月) 21:23 三国志(2007年10月) 今回のタイトルは「馬超」。対馬超戦の決着がつきます。 兵糧の問題もあり、このまま戦い続けていても埒があかない。とはいえ、利無くして退くこともできない…。 ジレンマに陥った馬超は、ここで韓遂を使うことにしました。韓遂が曹操と面識があることから、曹操との 面会の場を設けることを求めたのです。 2対2。こちらは馬超と韓遂。向こうは曹操と誰か…。さすがに軍閥の長であるだけに、それ相応の思慮も ある馬超ですが、ここは己が武勇で何とかけりをつけようとしたのです。 しかし、馬超と韓遂の間には、互いを軽んずる、いや〜な雰囲気が。これでは…。 そして、面会の場。向こうは一騎。よし、いける…そう思った馬超ですが、曹操撃殺は成りませんでした。 何故なら、曹操の傍には、徒歩ながら剛勇無双の許褚がついていたからです。韓遂との連携が成らぬ以上、 許褚に気を配りつつ曹操を襲うことは不可能でした。 そんな馬超などいないかの如く、曹操と韓遂の話は弾みました。才略にも機知にも富んだ両者のことです。 もしかしたら…両者は、敵ではなく盟友として、あるいは上官と部下として…と思わされる場面です。 しかし、一点、大きな違いがありました。韓遂にとっては、中原の天は狭いのです。「銅雀台に登れば天 は低くなる。あの男でもそれが分からぬか」…何とも意味深なところです。 結局、この面会を経て、馬超の、韓遂への不信感はさらに高まりました。何も得られなかったのです。続 いて、関中諸軍閥との面会にて、決戦の時が決まりました。 そして、いざ決戦。しかし、韓遂と、その目付的な軍勢は動き(動け)ません。そのため、いかに猛攻と はいっても、曹操麾下の歴戦の勇者達の軍勢を突破することはできません。 そして…ついに、曹操の軍勢の両翼が、馬超の軍勢の分断にかかります。思うところあって、馬超とは歩 調を合わせなかった楊秋の軍勢が、結果としてこれを食い止め、馬超を助ける形になりました。この楊秋、 後に、説得を受けて帰順します。 一方、その頃、鄴で変事発生の報せが。直ちに出陣しようとする曹丕を(民生に優れた)国淵が諌めます が、聞く耳を持ちません。ここで、常林が登場します。さて、どう説こうというのか。
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