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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
94:★ぐっこ2003/08/29(金) 00:26
ぐあ、書くの忘れてましたが、
何顒先輩カコイイ!
で宜しいか諸兄?
95:左平(仮名)2003/09/10(水) 22:53
今回は、遂に!です。ただし、まだその事件の前半部といったところ。
宦官勢力の殲滅を叫ぶ袁紹、それに反対する家族(といっても血のつながりはない)との間で揺れ動く大将軍・何進。父・真の死後、血縁という意味では孤独の中にいる彼は、博愛精神の持ち主として描かれています。いわゆる「いいひと」ですね。しかし、それと器の大きさとはまた別物。機能していない朝廷に愚直に仕えた皇甫嵩もそうですが、「産まれた時代が悪かった」としか言い様がないです。
一方、袁紹は、危険を承知の上敢えて董卓を招こうとします。圧倒的な軍事力をもって何太后を威圧しようとしたわけです。
しかし、こうしてみると、皇太后の無知と無理解が悲劇を招いているというわけで…。外戚の専横(その結果として王莽による新朝成立)という苦い経験を経て成立したはずの後漢がそれに対しての備えを怠っていたという点で、光武帝の限界が指摘されます。
省8
96:★ぐっこ2003/09/11(木) 01:17
おお! いよいよ突入ですか!? 思えば第一話のあたりから
幅を利かしてた外戚組と宦官組が一掃され、一つの時代が終わる
歴史的事件。
党錮以前から清流派士人が命を賭して果たそうとしていた一大事業が、
何進の不注意と袁術の暴発で始まるという…。
省12
97:★ぐっこ2003/09/14(日) 10:24
読んだ! 盛り上がって参りました!
つうか、くそ、今学三でこのあたりやってたら気持ちいいだろうなもう!
何進たんお人よしすぎ! そして何太后バカ(というか凡婦)過ぎ!
たとえば三国志演義だと、いささか唐突に始まるこの事件ですが、宦官による
何進殺害とそのあとの虐殺に至るまで、どのような仮定を経たか、宮城谷作品
でけっこう勉強できます! 未読の方は、とりあえず単行本になれば買うよろし。
省8
98:左平(仮名)2003/10/10(金) 23:58
混乱する宮中から逃れた少帝・陳留王と宦官達ですが、やがて盧植・閔貢が追いつきます。張譲達は入水し、さてこれで終わりかと思ったら…
もうご存知の様に、あの男、そう、董卓の登場です。
荒れ果てた宮城をみて、その野心がうずいたのでしょう。西方で自立どころではありません。上洛した彼は、兵力をかき集め、その勢力の増大にこれ努めます。
その中で見出したのが、当時丁原配下の呂布。
剛勇の中にも「才覚をみせる」呂布は、「官位に憧憬を抱き」、「革命家ではなく」、「董卓とは異なる向きにある」人物として描かれています。
省21
99:左平(仮名)2003/11/11(火) 00:18
今回、曹操が挙兵します。
彼は、董卓の招聘を拒んで去ります。董卓は立腹しますが、袁紹に対するそれとは
やや異なる様に描かれています(曹操の人となりに立腹したのではなく、単に自分の
招聘を拒んだという事実に対しての立腹)。
史書の中に見られる、逃亡中の記述。陳舜臣氏も語る様に『演義』みたいな事件は
省19
100:左平(仮名)2003/11/11(火) 20:56
昨日は、ちょっと流し読みだったので、補足。
その逃亡自体が百二十里ほどというのは、洛陽から、呂伯奢事件のあったとされる
成皋までの距離でした。
なるほど、手配の通達が役所に届くかどうかという段階では、そして曹操がそういう文書の
流れを理解しているのであれば、『演義』でいう様に疑心暗鬼になるはずもありません。
省15
101:★ぐっこ2003/11/12(水) 00:30
しまった、先月も今月も読んでなかったΣ( ̄□ ̄;)!!
むう、話はいよいよ曹操の挙兵に! これは読まねばならん…
ていうか私密かに衛茲が漢らしくて好きだったり。楽しみ〜
102:★ぐっこ2003/12/10(水) 22:42
二巻連続で読んだ!
何故か前巻があったので、併せて立ち読み。
個人的には、もうちょい董卓のキャラクターをネバっと書いて
頂きたいところですが、それでも各地の群雄の思惑カコイイ!
志摩子張邈さまが凡庸扱い…(´Д⊂ いや、実際張邈さまにしても
省12
103:★ぐっこ2003/12/10(水) 22:44
あと、鮑信と鮑韜兄弟もよかったなあ…。
曹操の初期の盟友。もし二人とも生きていれば、どれほど曹操の
元で活躍したか…。
でも鮑信も武官とは言え、筆より重いモノを持たない純文官タイプだったはずで
よくぞ負傷するまで奮戦したものと。
衛茲の場合は忘れ形見が立派に成長して名声を博しましたが(終わりイクナイ)、
省7
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