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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
123:左平(仮名) 2004/08/11(水) 20:55 今回のタイトルは「賈詡」。 出だしは、彼の奇才をみたはじめての人・閻忠の紹介からでした。もちろん、あのハッタリも描かれています。 陝から長安への進軍、呂布と郭氾の一騎打ち、そして長安市街戦。献帝にとって、はじめての輔弼となるかも 知れなかった王允は、脱出を拒み、ついに殺害されます。 蔡文姫の悲劇も、この頃の事として紹介されています(彼女の経歴もまた、曹操と他の群雄との差を示す論拠 との事)。 かくして、元・董卓配下が実権を掌握しました。皇甫嵩は朝廷にあるものの、もはや覇気を失った老臣。朱儁は 盟友もなく、中牟で孤立。…時代の流れの残酷さが、ひしひしと伝わります。 (皇甫嵩は、この後三公になっています。しかし、天候不順を理由に罷免されるなど、ただの傀儡に成り下がって しまっています) こんな中、ひそかに不安を抱く賈詡は、「権力の中枢にありながら、かつ、遠ざかる」という策を実行します。 (尚書となった後、ひそかに良材を推挙するなど、中立的なスタンスに立ちます) やがて、彼らは内部分裂を起こしましたから、賈詡の危惧は当たるわけですが…それは次回以降の話です。 一方、長安から辛うじて逃れた呂布は、袁術を、続いて袁紹を頼ろうとします。 (この時点で自立を考えていれば…というコメントがあります。呂布の失敗は、情報の不足にあった、と) しかし、丁原・董卓という二主を殺害したという経歴を持つだけに、露骨なまでに嫌悪感を示されています。 それにしても、今回の呂布の台詞は、前回にもまして従来のイメ−ジを覆しています。 ↓こんな感じですからね。 「〜わたしは三公の下、九卿の上の地位にあった。代々三公九卿を出しておられる袁氏の総帥ともあろう お方が礼儀をご存知ないとは〜」
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