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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
328:左平(仮名) 2011/09/04(日) 02:35:02 ID:???0 [sage ] 続き。 ありえない話ではありません。歴史をひも解けば、前例はあるのです。曹爽達の傀儡の如き天子への同情がある二人は、 天子を救うべく、動き始めました。 ともかく、曹爽達がどうなるか。それが分からないことにはどうにもなりません。二人は、司馬懿のもとに赴き、その 真意を確かめようとします。 司馬懿にとっても、ここが勝負の分かれ目でした。曹爽派を完全に潰さないと、逆に自分達がやられる恐れがあるわけ ですから、許すことなどできません。しかし、それをあからさまに出すと、徹底抗戦される危険性もあります。 曹爽達には、免官だけで済むと希望を持たせる一方で、その後の処断の正当性を損なわないようにしなければならない のです。 ここは、何とか成功しました。ただし、曹爽派ではない二人の言葉だけでは曹爽を動かせないと思った司馬懿は、曹爽 に信用されている尹大目も遣わし、免官だけで済むという含みを持った返答をしてみせました。 これを聞いた曹爽は、ついに、降ることを決めました。それがいかなる結果をもたらすかも知らないままに。 続きます。
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