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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
416:左平(仮名)@投稿 ★2013/02/08(金) 06:54:14 ID:???0 [sage ]
続き。
いよいよ計画が固まった頃合いを見て、孫亮は、全尚にことを打ち明け、協力を求めました。もちろん、妻には極秘で
あると念押しをして。
しかし、彼女に感付かれた全尚は、このことを話してしまいます。彼女は、直ちに急使を孫綝に派遣。孫綝は、間一髪の
ところで命拾いをしました。
そして、逆に孫亮を包囲。皇帝が昏乱であるとして、廃位を宣言します。
追記。
今回は、人の美しさと醜さとが、かなり強烈に描かれていました。
前者は、諸葛誕に殉じた兵達です。彼らは、諸葛誕から何かしらの恩徳を受けたのではあるのでしょうが、最後は、そう
いった利害を超えて、敬愛していました。
後者は、言うまでもなく、孫綝。あれほどの惨敗を喫しながら、恥じ入ることさえしないのは、厚顔無恥というほかあり
ません。しかも、かような小人が、まっとうな皇帝を廃するというのですから、他人事ながら、腹立たしいことです。
…ちと感情的になりましたが、かような小人が得てしてのさばるのですから、人の世はままならぬものです。
それはそうと、ここまで、司馬昭はかなり好意的に書かれているように思えますが、そろそろ、あの事件が描かれるはず。
どう描かれるのでしょうか。
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