下
★『宮城谷三国志』総合スレッド★
261:左平(仮名)2010/04/03(土) 11:18:12 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
ともあれ、呉の使節団は出港しました。時は春。孫権は上機嫌で送り出しました。その末路がいかなるものになるかも
知らずに。
往路は、まずは無難に進み、無事、遼東に到着しました。しかし、どこか様子が変です。呉に臣従するという割には、
遼東側に謙譲の姿勢が見られないのです。
省14
262:左平(仮名)2010/04/25(日) 21:44:15 ID:???0 [sage ] AAS
三国志(2010年03月)
今回のタイトルは「張昭」。呉の重鎮・張昭の最後の見せ場(?)があります。
まずは、前回の続きから。正使・張弥の命をうけ、津に残る軍勢への連絡を託された健脚の二人。普通なら、何とか目的を
果たすところですが…ここでは、あっけなく討たれました。
省21
263:左平(仮名)2010/04/25(日) 21:46:21 ID:???0 [sage ] AAS
おっと…今回は4月です。コピペの修正を忘れてました。
続き。
宮城谷作品のファンであれば、「薛」という字に覚えがあるはずです。そう、孟嘗君・田文の領地です。田文の死後、後継者
争いがあり国は滅ぼされましたが、その一族まで消滅したわけではありません。
省19
264:左平(仮名)2010/04/25(日) 21:47:14 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
諫言自体は、薛綜以外にも、陸遜等、数え切れないほど為されましたが、ひとり、肝心な人物の名がありません、張昭です。
自己嫌悪に陥っている孫権、これにかっときたのか、張昭の屋敷の門外に土を盛ります。「出てくるな」というわけです。
これをみた張昭も負けてはいません。「あの愚かな天子は、このように正言を吐く臣下の口を閉じさせたのだ」と、こちら
は門内に土を盛ります。絶対に自らは出ないという意思表示です。
省14
265:左平(仮名)2010/04/25(日) 21:47:45 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
ここで、曹丕の名が。父・曹操に「武」という諡号を付けたわけですが、事績を、そして、生前の曹操の言動を鑑みれば、
「文」と付けるべきではなかったか。この点からも、徳が薄いと言われています。
さて、呉の使節団を殲滅し、正使・副使らの首を魏に差し出した公孫淵ですが、使者の復命に疑心暗鬼を生じ、魏の使者に
省8
266:左平(仮名)2010/05/31(月) 00:52:17 ID:???0 [sage ] AAS
三国志(2010年05月)
今回のタイトルは「流馬」。いよいよ西暦234年。魏と蜀漢との一大決戦の時が近づきつつあります。
…とその前に。この年、山陽公、すなわち後漢最後の皇帝であった献帝・劉協が逝去しました。既に、曹丕の時に、どの
ような礼をもってするか決められていたようで、粛々と葬礼が執り行われました。後嗣は嫡孫。劉協の享年が五十四です
省19
267:左平(仮名)2010/05/31(月) 00:53:32 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
馬忠が中央に知られたのは、上司の閻芝の命を受け、兵五千を率いて劉備の救援に赴いた時のこと。この時劉備は、黄
権を失ってしまったが狐篤を得たと喜んだといいます(ところで、閻芝はどうだったんでしょう)。
行政官としては叛乱が鎮定されてほどない郡をみごとに治め、将としてもそつのない馬忠は、まさに文武兼備。諸葛亮
にも気に入られ、文武の職を歴任します。
省15
268:左平(仮名)2010/05/31(月) 00:54:26 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
当然、司馬懿もそのあたりのことは承知しています。次は充分な兵糧を準備してから動くだろうから…三年ほど後だな、
という見立てはおおむね的中しました。ただ、この間に魏がしたことは、迎撃体制の構築でした。
蜀漢が動くのに応じて…ですから、どうしても受身の形になります。
戦いに赴く司馬懿の目に、鳥の群れが映ります。「往時、鳥は天帝の使いであったな」。この鳥達は何を意味している
省15
269:左平(仮名)2010/05/31(月) 00:55:06 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
蜀漢の軍勢が停止します。これは、野戦で魏との決戦をしようということか。何のひねりもないだけに、かえってその
意図が読めません。
魏の諸将は、打って出ない蜀漢を嘲笑しますが、この沈黙の故、様々な思索が巡らされます。
ついに、魏軍が動きました。郭淮を北に派遣し万一の事態(西方との交通の遮断)に備えたのです。
省18
270:左平(仮名)2010/07/03(土) 02:35:03 ID:???0 [sage ] AAS
三国志(2010年06月)
今回のタイトルは「満寵」。西で諸葛亮と司馬懿との一大決戦が続く一方、東でも動きがあります。
万全の態勢をもって決戦に臨んだ諸葛亮。魏延のやる気がいまいちなのが気になりますが、将兵の練度、士気、兵糧…
どれをとっても負ける要素は見当たらないと確信を持っています。
省22
上前次1-新書写板AA設索