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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
366:左平(仮名)@投稿 ★ 2012/02/04(土) 02:39:18 ID:???0 [sage ] 追記。 今回の時点では結末は描かれていませんが、司馬師と諸葛恪の明暗が交錯しているような印象があります。 前半に描かれた戦いでは、司馬師は、十分な兵力をもってすればまあ良かろうとやや軽く考えており、魏軍も、大軍故に 寡兵の丁奉を侮りました。一方、諸葛恪は、彼には珍しく人の意見に耳を傾け、慎重に対応。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」などと言いますが、一見すると負けるはずのなかった魏があっけ なく敗れたのも、ちゃんと理由があってのことでした。 後半は、逆に、諸葛恪に油断があります。先の戦いでは、なるほど諸葛誕・胡遵を打ち破りはしたものの、毌丘倹、王昶 の軍勢は無傷で撤退しています。ともに実績のある将であることは、これまでの経歴をみれば明らかなわけですから、次 に彼らとあたった時はどうか…と考えておくべきでしょう。 この戦いの結果、両者とも、より強い権力を掌握しています。これの運用次第で、情勢が大きく変動することは自覚して いたでしょうが…さてどうなるか。
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