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★『宮城谷三国志』総合スレッド★
396:左平(仮名)@投稿 ★2012/09/04(火) 03:21:38 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
孫峻打倒計画は、これだけではありませんでした。蜀漢の使者が来訪する折を狙って…というものでしたが、これも失敗。
才智においては諸葛恪に劣る孫峻ですが、身の危険を察知することには長けていたようです。
これらの計画は、特に関連はなかったようですが、孫峻は、皇帝・孫亮を疑うようになっていきます(賢さを顕示しない
という賢さがある、とみて警戒したのです)。
省20
397:左平(仮名)@投稿 ★2012/09/04(火) 03:23:35 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
魏にとっては最悪の展開です。王経は、迎え撃つ側であるにもかかわらず、不利な地に布陣してしまったのです。速戦を
好む姜維にとっては、願ってもない状況。あっさりと打ち破りました。魏軍は川に追い落とされ、甚大な損害を蒙ります。
辛うじて狄道に逃げ込んだ王経。なお一万の兵を擁するとはいえ、城は包囲され、兵糧は僅か。絶体絶命と思われました。
姜維がさらに攻勢に出ようとするのも無理からぬところ。張翼が「蛇足である」と諌めますが、聞くはずもありません。
省21
398:左平(仮名)@投稿 ★2012/09/04(火) 03:26:23 ID:???0 [sage ] AAS
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奇襲ではなくなりましたが、蜀漢軍からすれば、いつの間に、という状況には違いありません。城を包囲する兵を残しつつ、
新たな敵軍を迎え撃つというのは、相当な余裕がなければ不可能です。陳泰は、負けるはずがない、と余裕綽々で臨みます。
蜀漢軍は精強ですが、状況が状況ですし、魏軍も十分に精強です。しばらく一進一退の状態が続きましたが、やがて、蜀漢
軍の方が引いていきました。
省27
399:左平(仮名)@投稿 ★2012/10/08(月) 06:31:34 ID:???0 [sage ] AAS
三国志(2012年09月)
今回のタイトルは「緩急」。ちょっとした差が運命を分かつ…といったところでしょうか。
胡済の軍を待った姜維でしたが、なかなか来ません。この時、姜維が率いていたのは「軽兵」。普通は軽装の兵、という
省24
400:左平(仮名)@投稿 ★2012/10/08(月) 06:33:14 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
魏は、既に司馬昭が実権を掌握しており(特に軍事面においては、独断で兵を動かすことさえ可能)、高官達も、その
ことを概ねよしとしていました。孟子の教えによれば、曹氏<司馬氏なのであれば司馬氏の世になってもよい、という
わけですから、高官達が司馬昭に媚びへつらっているわけではないのです。
事実、当時の高官の多くは、人格識見とも世に優れた人達が任じられていました。しかし、それが全てではありません。
省19
401:左平(仮名)@投稿 ★2012/10/08(月) 06:35:33 ID:???0 [sage ] AAS
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時宜に適ったとはいえない出師です。滕胤の助言もあり、呂拠は行軍を急ぎません。そんな中、急を告げる使者が訪れます。
孫峻が、亡くなったとの知らせでした。
やがて続報が入り、急な胸の病による死であったことが判明します。さて、そうなると、たれが後任になるのか。
省21
402:左平(仮名)@投稿 ★2012/10/08(月) 06:37:31 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
まだ幼いとはいえ、皇帝・孫亮は、聡明な人物でした。そんな彼からすれば、孫綝の如き者に制約される状況は、耐え難い
ものがあります。
年が明けるとともに、親政を行う旨を表明した孫亮。しかし、亡き孫峻もその聡明さを警戒していたわけですから、容易では
省10
403:左平(仮名)@投稿 ★2012/11/08(木) 05:29:30 ID:???0 [sage ] AAS
三国志(2012年10月)
今回のタイトルは「朱異」。呉は、魏の内戦に介入しようとして、また一人、良将を失うことに…。
物語は、既に西暦257年。各国とも、何度か改元が行われています。魏・呉に比べて改元の少ない蜀漢は、小なりといえ
省22
404:左平(仮名)@投稿 ★2012/11/08(木) 05:31:15 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
それにしても、諸葛誕といえば、魏の征東大将軍。相当な高位にあります。それが、何ゆえ叛旗を翻したのでしょうか。
…諸葛誕は、司馬氏を恐れていました。彼自身に咎が及んだことはないのですが、先に司馬氏によって消された曹爽達とは
親しく付き合っていたため、いつか自分にも…と危惧していたのです。
省18
405:左平(仮名)@投稿 ★2012/11/08(木) 05:33:38 ID:???0 [sage ] AAS
続き。
しかし、諸葛誕の本気をみた呉の動きは早かったのですが、魏の動きも相当に早いものでした。荊州には、何事にもそつの
ない王基がいます。彼が、寿春の異変に気付かないはずもありません。中央に出撃を乞うや否や、直ちに兵を率いて寿春の
近郊に至り、包囲網を敷いていきます。
省20
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