名士と君主権力
15:2002/10/27(日) 21:05

japan[関東] > (2001/06/05(Tue) 20:53:48)

>南朝時代には中書令などの身分は高いが仕事はあまりないような職を「清官」といって好み、
>その下で実際に働く中書舎人などを「濁官」といって嫌ったそうです。

そもそも働かない方が偉い、という考え方自体が腐ってますよね。
早くも西晋の頃から、実務の多い尚書郎より、仕事の無い秘書郎の方が清官だというような考え方が
蔓延っていたようですが…

士人=支配者階級の人々が政治・軍事から逃避し、清談と薬に溺れた結果、華北を異民族に奪われてしまった訳で。
世説新語などを見ていると「んな気の利いたこと言ってる暇あったら働けやオラァ!」とちゃぶ台を返したくなる時があります。

>ワシの参考資料は渡邉義浩著『図解雑学三国志』ですよ〜〜♪あれを一日何回読み返したか

とある方に渡邉義浩氏の本を薦められたのですが、
近所の図書館や本屋には全然置いてなくて…(泣)
どこの出版社から出ているのでしょうか? そんなに高価なのですか?
内容は…皆様が愛読されているということは、きっと充実しているのでしょう。

ちなみに私の参考資料は陳羣ファンのバイブル(笑)宮崎市定氏の『九品官人法の研究』です。
昼休みに出かけた書店で、これの文庫版を偶然発見した時は嬉しかったな〜。 
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