名士と君主権力
28:★ぐっこ2003/03/26(水) 23:49
やや、白崎ゆきと様、お久しぶりです! イエこちらこそご無沙汰を…

後漢初期はまだまだマイナーなだけに、文献ひとつ読むだけで凄い新鮮な
驚きの連続であったりしますねえ…。
確か、私が後漢=豪族連合体政権と最初に聞いたのが、学生じぶんに読んだ
学研のアレだったかと。その後、後漢とタイトルのある本を片っ端から借りて
コピーしてました(^_^;)

そうですね、私も確か「後漢王朝の政治と社会」だったと思いますが(歴代高級
官僚一覧表があるのって、これでした?)、「三国志」の母胎となった社会構造
の成り立ちのカラクリを知ってわくわくした記憶があります!
確かに地方に盤踞するほどの大豪族がゴロゴロいるというカンジではなく、中央
入りした豪族(というより一族を率いるほどの有産の士)の子弟が、地元と官界
の連絡を密に、政治世界を「分割私物化」した時代、という解説であったと記憶
してます。
そのうえで、先にも紹介のありましたひろたかなん様のサイトを拝見すると、確かに
ビックリ。というか、目からウロコです。熱烈な光武帝フリークでいらっしゃるよう
ですので、多少の差し引きはいるかもしれませんが、とにかく後漢=豪族連合説は、
少なくとも草創の時期においては体を成さないようで…。

>名士
読み返すたびに謎が深まる用語ではあります(^_^;)
というより、いまだに「士」の定義が自分の中で解決できません。
「士」と「民」の違いとは…? まさか本当に「儒学の教養の有無」
ではないでしょうし…。
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