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名士と君主権力
27:白崎ゆきと 2003/03/24(月) 00:00 どうもご無沙汰してます。 こういうのって、ホント難しいですよねぇ。 自分も分かるようになりたいと思ってますが、よく分からないです。 > 後漢王朝自体が諸豪族連合のような立ち上がり方をした これはよく言われる説ですけど、実際はそうでなかったようです。 http://www2.justnet.ne.jp/~kays/g-.htm (すでにご覧になられたかもしれませんが……) > 世襲の土着勢力である「豪族」 後漢が興った頃の豪族というのは、一地方に割拠しちゃうようなごくごく一部の超大物から、 大半を占める小物まで、いろいろなのがいたようなのです。 それらは「地方に土着し、勢力をもつ一族(広辞苑)」という意味では一緒なんですが、 豪族としてのあり様はてんでバラバラ。 また、豪族同士の結びつきも地元周辺にとどまっていたんじゃないでしょうか。 それら豪族のなかで、後漢の中央官僚になって勢力をのばしていった者たちが現れ、 のちには一部の豪族によって中央官僚コースが独占されるようになります。 彼らは儒家的な共通する教養をそなえ、地域を(ある程度は)超えて結託していきました。 これがのちに清流派と自称したりする連中の出所で、 その地元においてはローカルな豪族たちの上位にたち、その地に強い影響力をもってたらしいのです。 そのために、後漢半ばからはコイツらの動向が重要になってくると。 (参考:東晋次『後漢時代の政治と社会』) > 渡邊氏が仰る「名士」 渡邊先生の論文を拝見したことがないのでなんとも……。 図解雑学はもってますけど、アレだけではどういうものなのかよく分かりませんから。 なんとか論文を入手したいとは思っているんですけどねぇ。
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