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南蛮王呂布の痛快活劇スレ
62: 2002/10/28(月) 00:10 玉川雄一[関東] > (2001/08/28(Tue) 13:25:20) 公孫楼が呂公に帰順してすぐの頃、呂公のもとに主立った臣下が揃ったことがあった。話が弾むうち、ふと話題は市井での噂のことになり、呂公があたかも悪役のように語られているものがある、と言った者がいた。呂公はその寛大さで[あくまでもそれは笑い話のこととして]その話を面白おかしく評してみせた。呂公は戯れに陳宮に向かって、「ふん。じゃあ俺が悪の親玉ならば、お前はさしずめ…… 」とまで言うと、そこへ公孫楼が「悪の参謀……。」とつぶやいたのだが、呂公はこの答えを当意即妙なものとして大いに喜んだ。この後、陳宮は「………。じゃあ公孫楼どのは悪の女幹部。」と切り返したが、公孫楼は「私は悪じゃない。」と答えた。これを聞いた者は皆、公孫楼の話しぶりは無口っ娘として極めて優れたものであると称賛した[1]。 [1]『陥陣営百番勝負』にいう。呂公はこのとき、高順に向かって「どうも貴様は悪の将軍というイメージではないなあ。」と言ったのだが、高順はアドリブの利いた会話を不得手としていたので、「申し訳ございませぬ。」としか答えられなかった。しかし、高順の戦場での比類なき働きぶりは万人が認めるところであり、今回のことも高順の愚直さが[良い意味で]表れたものであるとして、高順の名声はいっそう高まった。
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