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南蛮王呂布の痛快活劇スレ
277:紫舟2003/08/21(木) 00:04
こんにちは、紫舟です。
今回の話を読んで、趙盾と君姫を思い出しました。
重耳が19年の亡命生活を終え晋公となった後、その娘・君姫は趙衰に嫁ぎました。
趙衰には既に、亡命先で娶った妻の叔隗と息子の趙盾がいましたが
身分からいって当然君姫が正室となり、君姫の子が嫡子となるところでした。
ところが彼女は、叔隗を正室として立て後室にしりぞき
自分の三人の子に趙盾を長兄として敬うように躾け
趙衰の没後は趙盾を趙家の棟梁として立てたのです。
のちのちまで趙盾は、君姫の恩情を忘れず
「君姫氏なかりせば、すなわち臣は狄人なり。」と述懐したそうです。
趙盾は君姫の恩に答えるべく彼女の子を非常にかわいがり
引退する時息子ではなく異母弟たちに
臣下として最高である「公族」の身分と最大の食邑である原をゆずりました。
これが後の趙氏族滅の遠因となったのは、皮肉な話ですが…
胡姫も君姫のように、漢王室の一門出身であり南蛮王の后でありながら
あえて自分の子ではなく刀姫を王太子として立てた、この一事において
歴史に爽やかな名を残すことになるのでしょう。
早くも三代目問題が浮上していますが、こちらも非常に気になります。
「女帝の婿殿」というのは人選が非常に難しそうですよね。
ぐっこ様の中ではやはり張虎くんが最有力候補なのでしょうか?
しかし言っちゃ何ですが、今の彼では役不足です、彼女を任せられません!(暴言)
じゃあ他に誰が?と言われても困るのですけれど…
それとも燕くんが刀姫の養子になって三代目となるのでしょうか?
彼女なら「あえて自分を太子に立てて下さった義母上の御恩をお返ししたい」
なんてことを言いそうなので…
正解はぐっこ様の胸の内、ということで
楽しみに待つことにします。
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