下
姜維ってどうよ?
11:無寿 2004/02/16(月) 00:26 みなさんこんばんわ。いつも楽しく皆様のスレを拝見させていただいて いています。なかなか勉強になります。 スレを見ました。 評価の低さに残念です。確かに一時期は、正史などを読み、「戦争人間」 などと思い、蜀滅亡の原因の筆頭に挙げても過言ではない。などと思いました。 しかし最近、彼の置かれている立場的に無理もない事であった。 と思い始めました。魏と言う大国に一地方軍閥的な蜀が対抗するには 戦争で勝つしか手は無く、勝つ為には戦争しかありません。 しかし魏は大国。兵数、物資、装備のあらゆる点で蜀に勝っており、 人材においても蜀を軽く凌駕しています。もはや一人の人間の能力で 勝てる時代は終わっていたと思います。彼は蜀が生き残る為に必要な 事を必死に行っていたのだと思います。本国からの支援は無いに等しく、 よそ者扱いをされていたようです。しかし部下からの信頼は厚かった ようですし。亡国の名将。憂いの名将といった言葉が一番似合う ような気がします。私は、彼を陸遜と肩を並べられる存在だと思います。
12:★ぐっこ 2004/02/16(月) 01:10 [sage] はじめまして、無寿さま。書き込みありがとうございます〜。 規約通り、こちらに移動して頂くということで(^_^;) そうですねえ、一時期に比べて、短絡的に諸葛亮やら姜維叩きをする一派が だいぶ減ったようで、蜀ッカーの私としては喜ばしい限りです。 最初に、私の立場と意見をはっきり書いておきましょう。 私は人物の生きざまを「( ゚Д゚)カコイイ!」「好き!」「惚れた!」と叫ぶ事は多いですが、 必ずしもその後に「やっぱ彼って当時最高級の英雄だよね」とマンセー評価することは皆無です。 というより、「当時最高の英雄」を格好いいとは思わないタチなので。 姜維は、まさにそれ。「生き様は格好いいし個人的に好きだが、マンセーできない」と。 ですから、私が姜維について語るとしたら、上の立場でのものになりますね…。
13:★ぐっこ 2004/02/16(月) 01:39 これまでのレスの焼き直しになりますが… 漢中閥(敢えて漢中政府と言わぬ)と朝廷の軋轢、亡命軍人と生粋の蜀軍人たちとの不和などに触れだすと キリが無いのでパス。 無寿さまが仰るように、姜維は到底凡将などと蔑まれる存在ではないでしょう。 年代の違う武将たちとは比較する術がありませんが、少なくとも同時代を生きた 敵将たちにとっては、畏怖に値する名前であったと思われます。 ですが、それはあくまで「国境軍の指揮官」という範囲。呉の将兵が張遼に怯え、魏の 将兵が関羽来襲と聞いて浮き足立つレベルと、そう違いは無いでしょう。 陸遜と違い、彼は国政を左右する身分ではなく、魏にとっては蜀=費禕の国であって、 姜維はあくまでも国境を荒らし回る敵前線司令官、という存在であったと思われます。 それは国内でも同じ。所詮は外国人なわけですし、国境を預かってくれる頼もしい防壁、 というあたりが姜維の存在価値だったのでしょう。 いわばそんな立場の彼が、戦場だけの作戦行動に「歴史をひっくり返す」という気概を込め、 国境軍団を半ば強引に動員し、国境紛争を果てしなく繰り広げる… これは、気概壮なりと言えど、「亡国の業」と紙一重です。どうせ魏の国防体制と外郭軍の 配備は防衛に特化されてるのですから、どんなに暴れ回ったところで効果は薄い。 戦争する以外に国家の活路が無いにしても、もう少し大局的な作戦行動はとれなかったのか? それが取れ得ぬ立場なら、取り得る立場に付くための工作は行ったか? 行うだけの能力や組織 を手元で育てていたか? 戦争以外に何でも押しつけられ、なんでもブン回した剛腕宰相・陸遜と彼と、決定的に違う点ですね。 これらを総合して考えると、結局は「…戦うしかないじゃん俺_| ̄|○ 」という姜維の立場に立ち戻る ことになりますねえ。 国体の延命よりも、自分のできること、すなわち戦争を、手段ではなく目的として敢行した亡国の勇将。 長々と書きましたが、結局は>>1-10のまんまですな、私の意見。
14:無寿 2004/02/16(月) 23:40 ご丁寧にありがとうございます。やっと今日で大学のテストも終わり ました。もう一年追加されそうな出来でした・・・。それはさて置き。 やはりそのような感じなのでしょうか?漢中防衛軍に手を付け、無謀な 北伐を繰り返した将なのか・・・。タイムマシーンがあったらなぁ。 って本気で思います。当時に行きたい・・・。
15:★ぐっこ 2004/02/17(火) 00:38 [sage] まあ、どちらにしても私個人が10年ほど三国迷やってきて、漠然と感じてる だけのことですが(^_^;) もうコレはデフォルトなので動きませんねえ… ホントにタイムマシーンで確認したら、全然違う人物であるかもしれず… が、タイムマシーンなど無いので、我々はなるべく私情を挟まず、残された 乏しい史料から推測するしかないわけですね…。
16:無寿 2004/02/17(火) 01:26 そうですね。それも歴史のおもしろさ、醍醐味!?ですから。 多分。これからもちょくちょく使わしていただきますね。
17:★ぐっこ 2004/02/18(水) 23:52 [sage] はいー。こんな場末でよろしければ、いつでもお越しくださいませ〜。
18:nemoto 2011/10/27(木) 03:51:24 ID:/1wPCFkH0 [moon@yahoo.co.jp] たしかに萌えだな(*・ω・)★ hemn.me/img/?d=3736041
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
姜維ってどうよ? http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/sangoku/1036212299/l50