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姜維ってどうよ?
13:★ぐっこ 2004/02/16(月) 01:39 これまでのレスの焼き直しになりますが… 漢中閥(敢えて漢中政府と言わぬ)と朝廷の軋轢、亡命軍人と生粋の蜀軍人たちとの不和などに触れだすと キリが無いのでパス。 無寿さまが仰るように、姜維は到底凡将などと蔑まれる存在ではないでしょう。 年代の違う武将たちとは比較する術がありませんが、少なくとも同時代を生きた 敵将たちにとっては、畏怖に値する名前であったと思われます。 ですが、それはあくまで「国境軍の指揮官」という範囲。呉の将兵が張遼に怯え、魏の 将兵が関羽来襲と聞いて浮き足立つレベルと、そう違いは無いでしょう。 陸遜と違い、彼は国政を左右する身分ではなく、魏にとっては蜀=費禕の国であって、 姜維はあくまでも国境を荒らし回る敵前線司令官、という存在であったと思われます。 それは国内でも同じ。所詮は外国人なわけですし、国境を預かってくれる頼もしい防壁、 というあたりが姜維の存在価値だったのでしょう。 いわばそんな立場の彼が、戦場だけの作戦行動に「歴史をひっくり返す」という気概を込め、 国境軍団を半ば強引に動員し、国境紛争を果てしなく繰り広げる… これは、気概壮なりと言えど、「亡国の業」と紙一重です。どうせ魏の国防体制と外郭軍の 配備は防衛に特化されてるのですから、どんなに暴れ回ったところで効果は薄い。 戦争する以外に国家の活路が無いにしても、もう少し大局的な作戦行動はとれなかったのか? それが取れ得ぬ立場なら、取り得る立場に付くための工作は行ったか? 行うだけの能力や組織 を手元で育てていたか? 戦争以外に何でも押しつけられ、なんでもブン回した剛腕宰相・陸遜と彼と、決定的に違う点ですね。 これらを総合して考えると、結局は「…戦うしかないじゃん俺_| ̄|○ 」という姜維の立場に立ち戻る ことになりますねえ。 国体の延命よりも、自分のできること、すなわち戦争を、手段ではなく目的として敢行した亡国の勇将。 長々と書きましたが、結局は>>1-10のまんまですな、私の意見。
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