下
小説、書いてみました。
14:左平(仮名)2002/12/22(日) 00:59
十三、
光和七(西暦184)年。太平道が蜂起した。世にいう、黄巾の乱である。董卓も、その征討軍の一員として、前線に赴いていた。
既に五十に届こうかという年である。さすがに、自ら武器をとって戦うという事は少なくなっていた。とはいえ、ひとたび武器を手にとれば、そんじょそこらの兵どもには負けはしない。素手で鹿を締めた膂力は、なお健在であった。
眼前に、黄巾の賊の姿が見える。頭に黄色の布を巻いた群衆の姿は、あたかも黄河の奔流を思わせた。
省32
15:左平(仮名)2002/12/22(日) 01:07
あまり構想を練らずに、勢いだけで書きましたので、ちょっと荒っぽいですが…。いかがでしょうか。
今回、これを書いたのには、二つの理由があります。
一つは、今回の宮城谷三国志に董卓が登場したもので、それに影響されて…(漢に虐げられる羌族に同情的というあたり)。
もう一つは、今考えている『牛氏』、第一部は牛輔を描く予定なのですが、どうしても岳父・董卓を抜きには考えられず、考えているうちに、董卓についての記述が長くなり、脱線しそうだったので、別の作品にしよう…と。
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