【自薦】オススメの学術三国志書籍・サイトを教えてください【他薦】
7:もす2003/07/21(月) 04:06AAS
 そういや、私は風俗関係の本って持ってなかったり。
振り返ってみると、概説や概略で手に入れてる知識ばかりですわ。
すぐにでもお二方の推奨書をあたってみます(^^)

 それでは風俗論や概略論についての書籍が続いたので、私は思想から。

『老子・荘子』 講談社学術文庫 森三樹三郎 著

 この書籍では、漢代からメジャー化した老荘の教え、老荘から変化した黄老思想、
さらに徐々に後漢代から浸透していった仏教、そして仏教と老荘の関係などが主に描かれています。
三国時代との関連で言うと、桓帝や霊帝、張角、五斗米道、サク融、竹林の七賢といった
面々の登場がソソりますね。
 老荘思想は民間に特に浸透し、豪族層でも隠れ支持者の多くいました。その老荘が生まれたのが戦国期、
広まったのが南北朝、その合間である漢〜三国は雌伏期・浸透期にあたります。
タイトルから思想ということで敬遠されがちだとは思いますが、意外に結構お勧めです。

 それにしても平凡社はさすがですねぇ。お勧めの三冊(?)はマジ欲しい…
1-AA