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【自薦】オススメの学術三国志書籍・サイトを教えてください【他薦】
52:★玉川雄一 2005/03/27(日) 16:04 講談社中国史シリーズ、第四巻と第五巻は読破。 そしていつの間にか第一巻も発売になっていたり。 そんなこんなでAmazonを漁っていたら、しばしば話題に上っていた 『西晉の武帝 司馬炎』(実はまだ読んだことない)や 隠れた(?)名著『劉裕−江南の英雄宋の武帝』(中公文庫)を発見したので注文してみました。 そして、『やはり後漢書の和訳は高いのう』などと思いつつリストを眺めていると、 目に飛び込んできたのが 小尾孟夫・著『六朝都督制研究』(溪水社、2001) 何だか激しく興味をそそられるわけですが。レビューによると 「本書は、魏晋南朝の都督制に関連する論考を中心にしてまとめたものである。」 「六朝における州都督制と征討都督制の制度的内容を明らかにする論考集。 第1部では将軍号の位置するところに注目しながら南宋朝にいたる州都督制の展開を跡付け、第2部で征討都督とその体制を取り上げる。」 目次は以下の通り 六朝時代における軍制史研究の現状と課題 第1部 州都督制の展開(曹魏における「四征」将軍と州都督 晋代における将軍号と州都督 東晋における多州都督制 劉宋における州都督と軍事) 第2部 征討都督と征討体制(西晋における「大都督」 東晋における征討都督 劉宋における征討都督 南斉における征討都督 梁における征討都督 陳における征討都督 何この脳汁出まくりなコンテンツ(;´Д`) ええ、即決で注文しましたとも。お値段の方も専門書だけに8,400円(税込)とワイルド風味ですが、 必要経費(何の?)と割り切りました。なあに、コーエーのアレなSLGを掴まされたと思えば(ry 届くのが楽しみでありますよーヽ(´∀`)ノ
53:左平(仮名) 2005/03/27(日) 23:34 おお、これはまた凄い代物を。玉川さんハァハァものですね。 講談社「中国の歴史」第一巻が出てましたので、既に購入しました。 …まだ一部しか読んでいませんが。 先史時代なので、中国史とはいってもちょっとなじみの薄い分野。まぁ、 木曜の年度末をクリアすれば、少しは仕事の状況もましになるでしょう からゆっくりと読みますか。 >いしいマンガ 今回は、先史を扱っているのでどう書くのかと思いましたが…。ちょっと苦しいオチですね。 いしい御大、時々こういうのをかますんですわ。 もっとも、こっちはそういうのも含めて楽しんでるんですけど。 (今回の登場キャラも、やはりバイトくんの三馬鹿でした)
54:★ぐっこ 2005/03/28(月) 00:27 Σ( ゚Д゚)!うわ!読みてえええッ! でも高っ!とっ!図書館に無いかしら!? 探す!探す! うわ、刺史とか都督とかのスレ向きな、何て素敵な本! そりゃ脳汁どっぱどぱですよ。義兄上GJ!
55:★玉川雄一 2005/04/02(土) 07:58 注文していた本が届きましたヽ(´∀`)ノ 例の都督本、タイトルは「六朝」となっていますがしっかり魏・西晋から始まっています。 さらに言えばいわゆる「三国時代」に含まれる後漢末から。 まだめくってみただけなんですけど、「魏朝四征将軍任用表」とかあったりしてもうどうしたものかと。 晋代の項でも州ごとの歴代都督一覧とかあったし非常にクリティカルな内容てんこ盛りです。 世の中探せば色々あるものですねえ。
56: 左平(仮名) 2005/04/03(日) 23:33 >いしいマンガ 今回の(第一巻の)月報マンガのタイトル横の絵で教授?が持っている青銅器とおぼしきものに 描かれてる字…。 ひょっとして、「馬」「夏」で「バカ」?(さらにその脇には「あ」「ほ」ともとれる文様も)。 忍者ものの掛け軸ネタ(「山の向こうにゃ海がある」「茶碗は割れると使えない」とか)なんかは よく見ましたが、ここでもそういうネタをやらかしてるのでしょうか。
57:左平(仮名) 2005/04/24(日) 20:22 金曜に、講談社「中国の歴史(第二巻)」などを購入しました。 平セ(生+丸+力)センセ、相変わらず飛ばしてます。全巻通じて平セ(生+丸+力)ワールドです。 ネタ的には、最も面白い巻と言えるかも知れません。通常のものを想定すると、完全に裏切られます。 史書の裏に隠された意図を読み解く…まだまだ通説とは言えませんが、白川静氏の説と同様、実に興味 深いです。 夏・殷・周から始皇帝に至るまで、もう縦横無尽。 始皇帝の出生にまつわる物語のあたりは、「そう読むか!」というところです。 (春秋時代に「一君三大夫一子」を殺したといわれた「夏姫」と同じ名の女性を母とする子楚が、自身 と遠祖を同じくするという趙の女を娶る…さらに、その女との間の子・政は、実は呂不韋との子…) いしい御大も、飛ばしてます。本巻の流れをうけ、漢字文化圏の広がりをネタにしているのですが…。 周王の遠大なる野望(漢字文化圏による一大帝国の樹立)、しばらくかかりそうです。 (ネタのヒント:こたびのライブドアの騒動)
58:ts 2005/04/25(月) 00:01 http://www.asahi-net.or.jp/~np5k-mkn/sangokushi/siryou/keizu.html に横山光輝氏の三国志辞典なる書の劉氏系図が 載っていますが、これはどういう経緯で出てきた 物なのでしょうか? ご存じの方教えて下さい。
59:左平(仮名) 2005/04/25(月) 00:48 >劉氏系図 うろ覚えですが、おおむねこういう具合です。 呂布によって徐州を逐われた劉備は曹操のもとに身を寄せ、皇帝に拝謁するのですが、 その際に、「自分は中山靖王(靖は諡)の子孫である」と申告するわけです。 で、「それでは…」と系図を調べてみると、なるほどそうであった、という具合。 ただ、中山靖王・劉勝−劉貞、劉雄−劉弘−劉備はまぁいいのですが、その間となると、 実際のところはよく分かりません。 それはそうと、このサイトの孫氏と司馬氏の系図はちょっと違ってるみたいですね。
60:ts 2005/04/25(月) 22:03 劉備の祖父から先の名前が分かっている事に 驚いたのですが、この部分はどうして分かった のでしょうか?
61:中根東龍 2005/05/08(日) 10:19 >tsさん ズバリこれは三国志演義の創作ですね。演義第二十回に、 獻帝が劉備の系図を読んで一族と認めるくだりがあるのです。 「孝景皇帝十四子を生む。第七子乃ち中山靖王劉勝なり。 勝、陸城亭侯劉貞を生む。貞、沛侯劉昂を生む。 昂、漳侯劉祿を生む。云々」とありまして、演義の創作した 系図が延々と続いています(内容は横山三国志事典に同じ)。 なお、劉備の先祖に関しては正史は全部読んだ上で蔵二つ 分の野史を引っかき集めて資治通鑑をかいた司馬光が 断言する通り、不明です。
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