下
名士に関する記述、訳せず・・・。
2:★ぐっこ 2003/11/12(水) 00:11 仕事から戻ってきたら…(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル うー、ここ漢訳専門掲示板ではないので、IMAGINEさまか三サポ掲さまに お願いしたいところですが(^_^;) まあ、来援を信じてぼちぼちやってみますが… ざっと字面を読む限り、大意だけはおおよそ掴めるものと思いますが、AS様は 具体的にどのあたりが難解と考えられましたでしょうか? 正式な「訳」か「書き下し」をお望みでしたら、私のエセ漢文知識では甚だ心許ない ですし…。
3:AS 2003/11/12(水) 02:40 お早いレスありがとうございました。 礼記は以下のような感じで解してみたのですが。。 1.名声が高く官職に就かない者のこと。 礼記:諸侯は名士を招聘し、賢者を遇することに努めた。 注:名士とは仕えない者。 注注:名士というのは、徳行に忠実(?)であり道術(?)に 通じ、位に就かず隠棲するものをいう。 その後はまばらに。。 萬乗之主 = 万乗の主? 莫不屈體卑辞 = 卑辞はへりくだる、莫不屈体卑辞…? 重幣請交 = …? 此所謂天下名士也 = これはそのままでいいとして。。。 閻閭 = 閭閻なら庶民又は庶民の移住区、ないし民間。閻閭は…? という感じで、とにかくこれ以降は居た堪れない状況です。 意訳すらままならず。。。
4:japan 2003/11/12(水) 23:30 AS様、初めまして。 漢文は高校の授業で習って以来というレベルですが、 辞書と首っ引きで《朋党論下》を調べてみました。 草茅=民間・在野(の人) 激=×はげむ ○怒る? という訳で 「朝廷に愚鈍で恥知らずな大臣が存在し、しかるのち在野に濁を憎み清を賞揚する名士が存在する」 平たく言えば「政府が腐敗すると、民間から抵抗勢力が発生する」といった感じでしょうか? なんちゃって訳で申し訳ありません…詳しい方が降臨してくださらないかなぁ。
5:japan 2003/11/12(水) 23:39 ついでに『晋書』劉頌伝を読んでいて、恐ろしい一文を発見してしまいました。 「初、頌嫁女臨淮陳矯、矯本劉氏子、與頌近親、出養於姑、改姓陳氏」 陳矯が劉氏の娘と結婚したのは、少なくとも建安五年(200年)より前なんですが… その頃既にケコーンするような娘がいる歳なのに、張華が趙王倫に殺された永興元年(300年)まで 生きているってどういうことなんでしょう?(((((゚Д゚;)))))ガクガクブルブル
6:AS 2003/11/13(木) 01:37 おお!なるほど〜とても分かりやすいです! 前後半で 朝廷有頑鈍無恥之大臣 草茅有激濁揚清之名士 と対のようになっていたんですね、なるほど。。。 激濁揚清の辺りがミソですね。 ってあああ!一番最後の行、 濁揚揚清之名士 ではなくて 濁揚清之名士 の間違いでした!すみませんでした!!! 陳矯が2人…?いや、超長生き…?ハッΣ(・"・;)、 ドッペルゲンガー?!
7:★ぐっこ 2003/11/15(土) 00:07 (゚∀゚)! japanさま、救援多謝! 今日カンニングのために礼記と塩鉄論図書館で借りるつもりだったけど、 間に合わなかったよ…(´・ω・`) あー。だいたい埋まってますねえ。 あと残っててややこしそうなところは… 莫不屈體卑辞、重幣請交 のあたり。 莫不は「アラザルナシ」で、二重否定の意味かなあ…。屈體卑辞は、 常用漢字に直すと「体を屈して辞を卑しうする」…まあセットで へりくだる意味の常套句と思います。 で、この二重否定はどこまでかかってんだ(^_^;) たぶんAS様も そのあたりで意味がぼやけてしまったのではないかと。 重幣請交は、幣(贈り物)を重くして交わりを請う、てなニュアンス。 んー。総合すると、 「天子が遜らないことが無く、礼物を贈って交わりを請う(人物)、これ いわゆる天下の名士というやつだろう」 …という感じではないでしょうか。大きくは外れてないと思いますし、私レベル の調べ物だと、この程度のニュアンスだけで満足して読んでます(←だからたまに 凄い勘違いをする)。 今閻閭少名士、官司無高能、其故何也? 清議不粛、人不立徳、行在取容、故無名士。 閻閭は、閭閻の間違いでしょうきっと。そう信じましょう(^_^;)。 当然コレも対句になってるので、 「いま在野に名士無く、官界にも有能な人物がいない。何故?」 「清義(清談?)が蔑視され、人は徳を立てず、おべっかばっかりだ。だから名士など居ない」 …というカンジでしょうか(^_^;)これまたニュアンスだけですが。 >劉頌 (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル…またタイムトラベル!? 問題となるべきは、陳矯伝でいう「劉氏の娘」というのがホントに 「劉頌の娘」なのか否かですが…
8:AS 2003/11/18(火) 03:27 おお、もうこれでほとんど訳もできたようです。 ぐっこ様、japan様、本当にありがとうございました。 一応、続きで核になりそうな部分を書いておきます。 2.旧時指以学術詩文等著称的知名士人。 昔の学術詩文等で有名な人のこと(←これはマズイ訳かも)。 著称=有名、知名=有名ですよね。。。? 3.指恃才放達、不拘小節之士。 世俗にこだわらず小さいことにとらわれない者(っぽい)。 4.指刑名之士。 法律の士のこと(のような)。 以上のようです。 最も気になるのは2の呂氏春秋からの注で、 “由此為天下名士顯人、以終其壽。” “有一士族、読書不過二三巻……多以犢、珍玩交緒名士、甘其餌者、遞共吹嘘。” といったところなのですが、(ちなみに……の部分は略している訳ではありません。もともとそのように書いてありました)もうここまでくるとサッパリ意訳すらできません。ぁぁぁ。。。
9:★ぐっこ 2003/11/20(木) 00:52 (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル 前後のつながりが解らないので意訳も不完全、もはやお手上げでございます… 由→なお〜が如し だとすれば、何かの例えとしてあげられてる注釈なんでしょうかにゃ? ううむ。管理人の立場上、間違ってるかもしれない意訳をバーンと上げるのも怖いし、何より こっぱずかしい(;´Д`) やはりここは専門に頼むしか。
10:中根東竜 2003/11/23(日) 17:50 >2.旧時指以学術詩文等著称的知名士人。 これは現代中国語の文章ですね。 現代中国語の辞書を引くべきだと思われます。 >3.指恃才放達、不拘小節之士。 世俗にこだわらず小さいことにとらわれない者(っぽい)。 「自らの才能を恃み、細かな儒教の儀礼にとらわれない 人物」でしょう。放達というのは儒教的儀礼に反発する 人物をあらわすときに良く使われる言葉のようです。 用例としては世説新語任誕編にあります。 >4.指刑名之士。 法律の士のこと(のような)。 法家で良いと思いますが、どうでしょうか・・ >ぐっこさん >閻閭は、閭閻の間違いでしょうきっと。そう信じましょう(^_^;)。 漢文では、熟語の上下をひっくり返すことも結構有りますから 間違いとは言えませんよ。
11:中根東竜 2003/11/23(日) 17:57 指摘、続きます。 >ぐっこさん >清義(清談?)が蔑視され 清議は清談とは異なり、清談のような現実逃避 的な議論ではない、儒教に則った清高曠達の政治論を指す ようです。魏晋の頃ですと傅玄に用例が有ります。 「見識の高い政治論が蔑視され」とでも訳しておきますか・・ わたしもこの部分の訳には未だ自信がもてません・・ しかしASさんも難しい文章を読んでおられますねぇ。
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