第3部「風は荊州から」

南蛮王呂布
第二〇章   第二次長安攻略戦(下)

        于 禁:全軍、長安まで後退せよ!    夏侯淵が斬られ、士気値が一挙に激減した曹操軍は、それぞれ戦場を放棄。長安をさして後退を開始する。この場合、呂布軍は敵の「撤退地点」を塞いで殲滅を図るべきなのだが、さ […]

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南蛮王呂布
第十九章   第二次長安攻略戦(上)

     建安八年十一月。  呂布率いる十一万の大軍団は涼州の安定を発し、北方から一挙に長安を急襲した。  それに呼応して、漢中教団の鬼卒四万が同時に北上を開始する。長安を進発した迎撃軍を挟撃する構えであった。   黄  […]

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南蛮王呂布
第十八章   長安無惨

      呂 布:ジジイにしてはよくやった。まあ、誉めてやる。 黄 忠:……。 呂 布:陳宮は斬れ斬れうるさいが、俺様は無口っ娘と眼鏡っ娘と老人は斬らんことにしている。よって貴様を生かして放つ。 黄 忠:……どういう基 […]

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南蛮王呂布
第十七章   南海の死闘

     南蛮王・呂布が直接指揮統率する「南蛮軍団」は、初陣早々から華々しい戦果を上げた。劉表に退路を断たれていた交趾の孫策軍は、本国の救援も得られぬまま全滅した。   呂 布:ちょろいちょろい。    相変わらず軍功第 […]

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南蛮王呂布
第十六章   南蛮軍出撃

     建安八年、夏。  荊州の一角で偶発的に発生した呂・劉の軍事衝突は、意外な方面へ拡大を始めている。  南海から長駆して交趾を陥とした孫策軍の一隊が、劉表軍によって退路を断たれ、孤立してしまったのである。   陳  […]

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南蛮王呂布
第十五章   交州春秋

   建安八年、夏四月。  永安太守法正の独断専行により、益州・荊州の勢力バランスがにわかに崩れ初めた!  法正は軍を南方へ進め、荊南の一角・武陵を占拠。後続を待つ。  これに対して軍師・陳宮は法正の太守更迭を決断し、武 […]

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南蛮王呂布
第十四章   風は荊州から

     建安八年(西暦二〇三年)。  南蛮王・呂布の版図は南中・益州・涼州にまたがる広大なものとなっていた。  同盟者の張魯の勢力も含めると、いまや押しも押されもせぬ西方の大軍閥である。     呂 布:がっはっはっは […]

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南蛮王呂布
ある君主父娘の正月休暇

プレ第3部   ある君主父娘の正月休暇    建安八年の正月を、南蛮王呂布は武都郡で迎えることになった。   陳 宮:殿、明けましておめでとうございます。 高 順:殿、おめでとうござる。 呂 布:おう。謹賀新年。 孟 獲 […]

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