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■ 08『磔刑の聖女』 専用考察スレ

112 名前:名無しさん@何にするか募集中:2011/03/09(水) 18:44:39 ID:RsDx+3+1
>>105さん
私なりに、エリーザベトがメルヒェン=メルツと気付いた理由を考えてみました。
ちょっと別の歌の考察も入りますが、ご了承ください。

もともとメルヒェンの顔の造りにはメルツの面影が少しは残っていたのでしょう。
でも、105さんの仰るとおりに髪も目も、背の高さも声も変わってしまっているために
他の集められた女優達と宵闇の唄に参加している段階では
エリーザベトは「似てるけど、でも違うかもしれない……」と確証がなかったのだと思います。
宵闇の唄の「ああ、それは気のせいよ」のところで「気のせいじゃないわ」とエリーザベトらしき声が入りますが
かなり小さい声で、効果音の関係でそう聞こえるようになっただけとも取れる声です。
これは、多分「屍揮者がメルツだ」という自信が持てず迷っていたから、大声で否定できなかったのではないでしょうか。

そして、屍人姫達は少なくとも自分より前に話している屍人姫達の話を、メルヒェンと共に聞いていたのではないかと私は思っています。
この理由は、「黒き女将」の曲中でぶらん子が「お菓子の家があったら、あったら本当によかんべな」と歌っています。
ぶらん子は「火刑の魔女」の話を聞いていたから「さっきの話のあったお菓子の家」を思い浮かべてこんな風に歌ったのではないでしょうか。


エリーザベトは最後の7番目の屍人姫なので、他の全員の話を聞いていた可能性があります。
そして自分の番になって、屍揮者の様子がこれまでと違う事に気がついたのではないでしょうか。

磔刑の聖女と、他の屍人姫達の曲とで違う所は
「メルヒェンが台詞ではなく、歌っている」
「死に至った理由を話し終えた後、何故かエリーザベトの行為に対して説教めいた、否定的な言葉をかけられた」
この二点が挙げられます。
前者は言うまでもないですが、後者については
メルヒェンは基本的に、屍人姫達に話している時は彼女達を肯定しています。
唯一「薔薇の塔」では、残念ながら、と言っていますがこれは野薔薇姫の行動の否定ではありません。


メルツの面影が僅かにあり、自分の歌に声を重ね、(よりによってメルツへの想いを歌っている、約束という単語から)
メルツへの愛の為に命を投げ出した事だけを否定してきた(聞き様によっては間接的に「自分は望まない」とも聞こえる言い方で)
これで、エリーザベトは目の前にいる屍揮者は、自分が好きだったメルツだとやっと確信したのではないでしょうか。

>>109
磔刑の場合は、どうも窒息死するらしいです。
腕より上に胸を持ち上げないと息が出来ないとか、吸った息を排出できないとか……

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