ロボットによるスパムを排除するため、全板でキャップ必須にしました!

書き込みをされる方は、必ずメール欄に #chronica と入力してください。

お手数をお掛けしますが、ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたしますm( _ _ )m


■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 read.htmlに切り替える
■ 張遼と楽進と李典

1 名前::2002/10/27(日) 00:01

香香[東海] 投稿日:2001年03月12日 (月) 11時33分59秒 

有名な魏の仲悪トリオネタです(笑)。
私は、長らく「楽進と李典と張遼はそれぞれ仲が悪い」つまり、
李典も楽進とはあまりうまく行っていない、と解釈していまし
た(笑)。ただし、李典と楽進の不仲?を決定付ける史実はどこ
にもないんですけど・・・。コンビで活躍することが多かったか
らといって、必ずしも仲がよいわけでもないですよねぇ・・・。
だから、合肥で張遼が二人の裏切りを懸念した時に
李典が吐いた台詞・「『私達』は私怨をもって公義を疎かには
しない」の『私達』は、李典と楽進ではなくて李典とその近衛
兵もしくは私兵をさしていると思っていたんですけど、どうなん
でしょうか?
識者の解釈プリーズ!!!
余談ですが、李典が張遼を嫌う理由はぐっこ様とほぼ同じ(族父の仇)です。

2 名前::2002/10/27(日) 00:03

ぐっこ[近畿] > (2001/03/13(Tue) 01:44:40)

香香様!さすが鋭い!まったくそこまで気が付きませんでした!
とゆうわけで、今手元の三国志影印本のコピー開いて…二李のあたりをパラパラと…。
むっ! 「吾不可以私憾而忘公儀乎。……」
問題となっている「私たち」の部分が、この本では「吾」とあります! 
ということは…?? つまり原文の「吾」を、今鷹先生が一人称複数に訳したと…?
「吾」はふつうなら自分ひとりを指す言葉ですが、自分を含めた複数を指す場合もある…はず。
無論通史を完訳された先生のこと、たった一言の訳文にも、鋭い考察が加えられていることは疑い有りません。先生は、意識して複数形に訳されたのです!

3 名前::2002/10/27(日) 00:03

ぐっこ[近畿] > (2001/03/13(Tue) 01:46:37)

で、論点が一周して元にもどりました(;^_^A  先生の意図は分かりませんが、香香様ご指摘の通り、李典は「自分たち」が張遼に反発していると明言しているわけです。

4 名前::2002/10/27(日) 00:05

ぐっこ[近畿] > (2001/03/13(Tue) 01:47:47)

さて、温厚で恭謙な李典が何故ひとり張遼に反発するのか、なんですが、私は「呂布一党は李典一族の仇だから(昔そういう事があったんです)」という小説的理由を挙げてます。
つまり、李典にとっての仇ということは、彼が擁する三千戸数万の李氏私兵軍団全員の仇である、という理論が成り立ちます!
香香様が指摘されているのは、まさにこの点です!
李典のいう「吾」が、今鷹先生の訳通り「私たち」だとすれば、それは李氏全員を指しているのではないか!私は全く想像もしてませんでした! 
単純に「へえ、楽進も張遼と仲わるかったんか〜」程度に捉えていたのですが(無論、こちらが正しい可能性もあります)。

5 名前::2002/10/27(日) 00:06

香香[東海] > (2001/03/14(Wed) 12:25:16)

丁寧かつ詳細な解説有難うございました(笑)!しかし、私は漢文解読には「チャート式漢文」と漢和辞典が欠かせないので、そこまで一字一句を吟味していません(~_~;)。そう判断したのは「感覚」なんです〜(~_~;)!

6 名前::2002/10/27(日) 00:06

香香[東海] > (2001/03/14(Wed) 12:26:07)

李典の移住については、歴史的大事実という認識も無く、「地縁を捨てて思い切ったことするなぁ」くらいしか思っていませんでしたし(笑)。

7 名前::2002/10/27(日) 00:06

香香[東海] > (2001/03/14(Wed) 12:32:42)

「漢籍全文資料庫」は、台湾の本家はもとより、大東文化大学の「黄虎洞」さまのサイトから同大学のミラーサイトにもアクセスできます。しかし、所詮特殊な文字は表示されませんので、やはり紙媒体の方が便利ですねぇ〜・・・。

8 名前::2002/10/27(日) 00:07

水瀬汐音[九州] > (2001/03/15(Thu) 14:06:47)

気になる話題ですね。というわけで、すいませんお邪魔します(−−;)<雰囲気ぶち壊しかも;

私はそこまで深く考えたことはありませんでしたが…
張遼と李典の不仲の理由は、私もぐっこさまや香香さまと同じ見解をとっています。
少し立場は違いますが、甘寧に対する凌統と同じような感覚かな…と。
合肥はいつか小説を書きたいと思いつつ、なかなか手が出せずにいます。
いろいろと複雑そうですからね〜
もう少し正史を読み込んで勉強します!

3KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50 read.htmlに切り替える

名前: E-mail(省略可)

img0ch(CGI)/3.1